経済成長とインフレ鈍化が両立した1ヶ月【23年7月振り返り】

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7月が終わったので、1ヶ月の振り返りをしていきます。

この1ヶ月は経済の強さとインフレ低下の2つが同時起こった月でもありました。景気が良いので株価にはプラスに働き、インフレを抑えるための金融引き締めも終わりが近づいているとなればさらに株価にはプラスです。

というわけで、とても力強く米国株が上昇した1ヶ月となりました。

この記事のポイント

  • 景気はまだ強いという認識が強かった。また、インフレ率は急激に鈍化して、どちらも米国株の上昇に貢献した。
  • 景気後退を見込む専門家や投資家は少なくなった。急激に景気強気派が増えている。

経済成長とインフレ率の鈍化

アメリカの景気はまだ強いという認識が広まっています。

私の見方では、今までアメリカ経済を支えてきた個人消費もモノの消費を中心に成長がかなり鈍化してきた印象があるのですが、相変わらず強い雇用がアメリカ経済を最後まで持ちこたえる力を与えています。

最近の新規失業保険申請件数を見ても、失業者の増加ペースはかなりゆっくりとしていて、雇用はまだ強いと感じます。過去のリセッション突入時は新規失業保険申請件数が35万件を超えていましたが、今は25万件も下回っています。

この雇用はまだちょっとやそっとでは弱まらないので、2023年のアメリカはリセッションを回避できる確率が段々と高まっているのを感じます。

アトランタ連銀のサイトで発表しているアメリカのGDP予想では、7-9月期で前期比年率+3.5%という驚くべき強さを示しています。

この状況では7-9月期でのリセッションはまずないでしょう。

2024年もリセッションを回避できるとは思いませんが、2023年の今の時期は「リセッションはまだ遠い」「インフレも低下している」という2つの組み合わせで株高が続いています。

インフレ率の低下

7月に発表されたアメリカのインフレ指標はどれもアメリカのインフレ低下を示すものでした。

ただ、このインフレについては今後は注意すべきことがあります。

  • 今後数ヶ月は前年データで低インフレを記録している月が含まれてくるため、前年比のインフレ率が鈍化しにくくなる。
  • インフレの鈍化しにくくなるならまだ利下げできないが、FRBの金融引き締めは1年以上のタイムラグを持って、これから企業利益を押し下げる。

特に2点目については、以下のブログでも書いたようにFRBの金融引き締めは1年9ヶ月ほど遅れて企業の利益にダメージを与えることを考えると、2024年はアナリストが考えているようなS&P500の一株利益の成長は実現しないかもしれません。

>>アメリカ利上げの悪影響はまだ企業利益に及んでいない

保有資産について

最後に2023年7月末時点のポートフォリオを公開して、この記事をしめたいと思います。

資産額は$410,843(約5800万円)になっています。2022年になってからのリターンはドルベースで+15.0%です。

この資産額には米国株の含み益20%分、暗号資産には含み益の55%は税金で取られるものとして除いてます。

税引前の資産額は$497,596(約7100万円)、年初来+35.7%になっています。

株資産推移

2014年からの資産の推移はこちらです。2018年9月以降は追加で入金していません。

資産構成

保有銘柄

このページの最後に、保有銘柄の一覧表を掲載します。

銘柄 シンボル 評価額(ドル)
ビットコイン BTC 229 906
超長期米国債 TLT 126 309
現金 47 321
イーサリアム ETH 7 307

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Source: YUTAの米国株投資
経済成長とインフレ鈍化が両立した1ヶ月【23年7月振り返り】

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