【Nasdaq100は‐5%】S&P500も‐4%と2年ぶりの大幅下落。が特に心配する必要はありません【航路を守れ】

投資まとめ

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【5月18日 米国株式市場】

ダウ    31,490 -3.57%
S&P500    3,923 -4.04%
ナスダック    11,418 -4.73%

米主要株価3指数は大きく下落。

S&P500採用銘柄の95%以上が下落ました。

2020年6月11日ぶりに、S&P500は1日で4%以上下げました。

ターゲット他、米大手小売業の業績が悪化したことが決算でわかり、

インフレが企業利益を圧迫するのではという懸念が強まりました。

【小型株・債券利回り】

ラッセル2000は₋3.56%と小型株も下落。

VXUS(全世界株式除く米)は‐2.30%。米国市場より小幅な下落となりました。

米10年債利回りは2.886%。‐0.084と低下。

VIX指数は30.96。+4.86と上昇しました。

債券利回りの低下は投資家が安全資産にシフトしたことも示唆しています。

【為替・コモディティー】

ドル円  128.25 -0.86%
NY原油   109.06 -2.97%
NY金   1,819 +0.08%

ドル円は128円台に。原油は3%ほど下げました。

ビットコインは29,103ドル。‐4.30%と大きく下げました。

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【S&P500マップ】

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アップルー5.6%。IT・ハイテク株や景気に敏感な株が下げを先導したほか、小売株や個人消費に関連する企業の売りが目立ちました。

コスト増を理由に利益予想を引き下げたターゲットは20%以上下げ、ウォルマートやメーシーズなど他の小売銘柄も大きく売られました。

ダラー・ツリーは14.4%、ベストバイは10.5%、アマゾンは7.2%下落しています。

【セクター】

公益    ‐1.02%
ヘルスケア ‐2.60%
エネルギー ‐2.75%
金融    ‐2.80%
不動産   ‐2.94%
素材    ‐3.17%
通信    ‐3.42%
資本財   ‐3.75%
情報技術  ‐4.74%
生活必需品 ‐6.38%
一般消費財 ‐6.60%

全11セクターが下落。

特に情報技術、生活必需品一般消費財は4%以上下落しました。

公益セクターは‐1%と他のセクターに比べ踏みとどまりました。


【スタイルボックス】

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全てのサイズとスタイルが下げましたが、

特に大型グロース株が大きく下げました。

Nasdaq100は-5.1%となっています。

【個別株】

〇シスコシステムズ(CSCO)時間外で‐13%

引け後に決算を発表。EPSは予想を上回りましたが、売上高が予想を下回ったほか、ガイダンスも中国とウクライナ情勢を理由に下方修正しています。

〇ロウズ・カンパニーズ(LOW)‐5.15%

決算を発表。EPSは予想を上回ったものの、既存店売上高は予想以上の減収。4月の悪天候がアウトドア部門の売上に響きました。

〇TJX(TJX)+7.14%

多くの銘柄が下落する中、アパレルのTJXが決算発表後に上昇。高い利益率が評価されました。

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【その他 ニュース】

〇国連は今年の世界経済成長率の見通しを4%から3.1%に大幅に引き下げました。

〇北米の五大湖から西海岸にかけての広大な地域で夏の停電リスクが高まっていると、北米電力安定供給審議会(NERC)が警告。

暑さや干ばつ、発電所の操業停止、サプライチェーンの問題で電力網に負担がかかっているとのこと。関連する個別株に投資をしている方は注意しましょう。

【米国のインフレと消費について】

前日の堅調な上昇を、広範囲な売りが帳消しにしました。

前日発表された米小売売上高は、米国の消費者の支出が続いていることがわかりました。

今のところは消費者が上手くインフレを切り抜けられていることが示唆され、景気後退の懸念もやや後退したかに思われました。

しかし、昨日、今日と続いた小売業の決算で、企業の方がインフレや人件費高騰によるコストの急増にそれほどうまく対応できていないことが示唆されました。

「確かに消費者の支出は続いているが、大手小売企業の多くは、依然として制約の多いサプライチェーンがもたらす人件費の上昇や価格の上昇を消費者に上手く転嫁できていない」との指摘もあります。

今後もインフレなどによる米国企業の利益の圧迫、モノやサービスの値上げによる消費の鈍化、景気後退など様々な懸念が、米国の投資を悩ませ続けるようです。

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【いつが底なのかはわからない】

昨日、一時的な反発に油断や安心してはいけないと書きましたが、やはりこうなりましたね(笑)。

「ウォール街では多くの人が底値を当てようとしている」との報道がありましたが、「底値は売る人が誰もいなくなった時」に発生するものです。

その過程において、弱気相場の中での一時的な株高か、底打ちかはだいぶ「後」になって振り返らないととわかりません

少なくとも、一時期の割高なバリューエーションや遠い将来のキャッシュフローまで期待するような株価はだいぶ是正されてきたとは思いますが、

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完璧なタイミングなどわかりませんから、完ぺきを求めすぎず、それぞれの手法において、大体のところで買ったり適切な判断をして頂ければと思います。

ただ、まだ利上げは始まったばかりです。今後数カ月から数年は厳しい環境が続くかもしれないことを十分に想定しておきましょう。

規律を持って毎月投資している方などは淡々と購入続けた方が良いと思います。

私のように長期的にインデックス投資をしている方であれば、投資タイミングよりもアセットアロケーションの方が重要ですから、

あまりタイミングに拘らず、資産配分を維持しながら気長に投資を続けていきましょう。


【S&P500へ長期投資する皆様へ】

S&P500が1日で4%以上下落したのは、2020年6月11日ぶりのこととなります。

相場が悪い時は、S&P500と言えど一日で‐3%以上下落することもしばしばあるので、慌てぬよう心構えだけはしておくようにしましょう。

参考)S&P500が1日で3%以上下落した日 2016年1回 2018年5回 2020年16回 今年5回)

S&P500は2022年がスタートしてから95営業日で‐17.7%となりました。

これは1932年の-32.9%に続き過去2番目に悪い数字です。

個人的には、それがどうしたという感じなのですが。

為替の影響で和らいでいるとは言え、年初からここまでしっかりと投資を続けてきた初心者の方は胸を張ってよいと思います。その調子でがんばりましょう。

ちなみに1932年はそこから年末までに+27.0%と反発し、年間では‐14.8%のリターンまでもどしました。

逆にズルズルいってよりマイナスで終わった年もあるので一概には言えませんが、

どうなるかわからないからこそ、上がっても下がってもいいように、自身の許容できる範囲で株式市場に資産を適切に配分しながら、いつも通りの投資を続けていくことが大切だと思います。

【最後に】

投資家の様々な懸念が積み重なり、米国株式市場は過去6週間の低迷から抜け出せずにいます。

FRBは適切にインフレを潰せるのか。利上げによって景気後退がもたらされるのではないか。ウクライナ情勢や中国のコロナ感染拡大と投資家の懸念はすでに山積みです。

更に、昨日と今日の小売業者や消費者に関するデータは、米国の投資家の判断を揺さぶるものであり、

これら不確実性の高い要素が重なり合い、ボラティリティの高い相場が続いています。

繰り返しになりますが、これら要因は昨日今日で全てが解決するものではありません。

株価は未来を織り込みますが、『実際に』問題が解決したとわかるのは、だいぶ後になって振り返った時となります。

それまで市場は経済指標の発表やFRBの動き他、ニュース一つで右往左往すると思いますが、私たちまでそれにつられて振り回されないようにしましょう。

米国や世界の株式市場は過去何度も利上げや景気後退、様々な危機を乗り越えてきました。

直近の株価の下落によって、長期的な視点を失ってはいけません。

私は資産配分を維持しつつ、自身のコントロール出来ることに注力しながら、いつも通りの投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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