米国株式市場は大きく下落。FOMCを受けて利上げと高金利の長期化が懸念される。投資家はどうすれば?

投資まとめ

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【9月22日 米国株式市場】

ダウ    34,070 ‐1.08%
S&P500     4,330 ‐1.64% 
ナスダック 13,223 ‐1.82%

米国株式市場は続落。

FOMCを受けて、FRBの金利引き締めが予想以上に長期化するとの懸念が広がり、各リスク資産が下落しました。

10年債利回りは16年ぶり高水準を記録しています。

ラッセル2000は‐1.56%と小型株も下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐1.66%と下落しました。

米10年債利回りは4.48%。+0.133と上昇。

VIX指数は17.54。+2.40と上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  147.57 ‐0.01%
NY原油  89.58 ‐0.09%
NY金   1,919 -0.52%

日本銀行の政策会合が控える中、ドル円は147円台中盤。

原油は横ばい、金は下げました。

ビットコインは26,625ドル。‐1.84%と下落しました。

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【S&P500マップ】

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アマゾンやエヌビディアなど影響力の大きい銘柄の下落が各指数を押し下げました。

【セクター】

スクリーンショット 2023-09-22 070313

全11セクターが下落。

特に不動産が大きく下落しました。


【スタイルボックス】

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全てのカテゴリーが下落しました。

【個別株】

〇アマゾン<AMZN> ‐4.41%

アマゾンは6日続落。アナリストが同社の第4四半期の営業利益について、新たな圧迫要因が出現すると指摘しています。

〇アーム<ARM> ‐1.42%

先日IPOしたアームですが、今日は一時IPO価格の51ドルを下回る場面もありました。

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【イングランド銀行 2年ぶりに利上げ停止】

FRBに続いて、イングランド銀行(英中央銀行)も政策金利を5.25%で据え置きました。

日本銀行の政策会合が注目されています。

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【有識者のコメント】

FOMCを受けて、前セントルイス連銀総裁のジェームズ・ブラード氏は「インフレ再加速のリスクを防ぐため、FRBは金利をさらに引き上げ、より高い水準で維持する必要があるかもしれない」との考えを示しました。

サマーズ元米財務長官はFOMCが示した最新の経済予測について、FRBは楽観的過ぎると指摘。FRBの予想以上にインフレ加速と成長鈍化の両方が進行する恐れがあると警戒感を示しました。

【新規失業保険申請件数】

16日終了週結果20.1万件 予想 22.5万件 前回22.1万件

先週の米新規失業保険申請件数は1月以来の水準に減少。

労働市場は引き続き堅調だということが示唆されました。

引き締まった労働市場は、景気への懸念を下支えする一方で、インフレの要因の一つとなります。

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【まとめ】

米国株式市場は大きく続落。

主要株価指数は100日移動平均を割り込み、テクニカル的には弱気シグナルを発信しています。

9月のFOMCでは金利が据え置かれたものの、ドット・プロットで年内あと1回の追加利上げの可能性が示唆されたほか、2024年年末まで5.00~5.25%の金利を見込んでいることが明らかになりました。

6月のFOMC時点では24年末までに4.50~4.75%まで利下げするとの予測でしたから、上方修正した形となりました。

これにより、よりインフレが根深く、より高い水準の金利を長く続ける可能性があるということが示唆され、市場では調整が見られました。

これまで同様、株式市場や各企業の業績と、インフレや経済指標、金利との戦いはもう数か月続きそうです。

下落したとは言え、2%も下げていませんし、慌てる必要はありません。予想されていた(あり得た)シナリオの一つが現実となっただけのことです。

FRBがハチャメチャな政策をしようというわけでもないですし、逆にズルズルとインフレが長引く方が経済に与える影響は大ききので、多少景気や株価に影響があろうとも、まずはしっかりとインフレを落ち着かせてほしいと思っています。

さて、下落で不安を感じる方もいるかもしれませんが、個人的にはここ数日の動きで、特におかしいと思うことは何もありません。

私は下落やFRBの動きを気にせず、いつも通り投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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