今日も、ネット界隈では新たな新説が誕生しました。
一言でまとめると
『オルカンの米国株式、新興国、日本株式の割合はずっと一定説』です。
ちなみにこの説は間違っており、比率は普通に変わります。
日本を含む先進国と新興国の株式市場に、時価総額加重(浮動株調整済)で投資をすることができます。
指数自体が近年誕生したため、厳密には異なりますが、
世界の株式市場の時価総額はこのように常に変化しています。
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスおよび、
それに連動を目指すオルカンの各国構成比率もこれに合わせて変化していきます。
というのは投資初心者の方でも知っている投資の基本だと思います。
特に投資情報を発信しようとする方であれば、間違ってはいけないレベルだと思います。
とはいえ、「投資家の常識」は「投資家以外の方にとっては非常識」
全ての方にとっての当たり前というわけではありません。
知らなかったという方や間違って覚えていたという方は、よい勉強になりましたね。
きっかけをくれたツイート主には感謝しなくてはいけませんね。
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オールカントリーは自動で割合を変える仕組みはないらしい…。中身は”外国株式”、”新興国株式”、”日本株式”のインデックスを合わせたものでそれぞれの割合は一定。米国株の割合6割は変わらず、米国だけ悪い時に新興国株の割合を増やす仕組みはないと。S&P500とオルカンを両方買う必要はなさそうです。
— しん@投資✖️稼ぐ力でFIREへ (@shinblog3) May 10, 2023
誰もこのことに言及しない?なぜだろう?
オルカンは「外国株式」「日本株式」「新興国株式」の3インデックスの合わせたものだけど、3つ割合(米国も6割)が固定だということ。
①時価総額加重平均ではないので残念
②米国株6割固定ならむしろ安心。
最終的にはMSCIが方針変更するかしないか。 https://t.co/WbPs8NJb44— イーサ@FP取得⇒投資始める⇒インデックス投資 (@fp_iisa) June 13, 2023
【イーサさんの指摘を受けて】
ファイナンシャルプランナーCFP、1級取得したイーサさんの意見を受けて、
今回このことに言及してみました。
誰も言及しなかったのは、皆普通に正しく理解しており、
誰もその間違った発想、解釈をしなかったからだと思います。
「①時価総額加重平均ではないので残念」とありますが、
時価総額加重平均なので「安心してください」「心配いりませんよ」
「②米国株6割固定ならむしろ安心」
ごめんなさい。固定ではないです。
ちなみに余談ですが、
「先進国株式」「日本株式」「新興国株式」を均等配分して、その比率を一定に維持するeMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)という商品がわざわざ別に用意されています。
FPのピンキリといいますか、FPという肩書に騙されてはいけないことがわかりますね。
なお、三菱UFJ投信さんに質問したところ、こういう回答を得たようです。
どういう質問をして、どう回答が来て、最初のツイートやこのツイートのような結論になったのかとても気になります。
しんさんにはその過程をぜひ公開してもらいたいなと思います。
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【まとめ】
初心者の方は騙されないように。
ベテランの方は時間を奪われないように気を付けながら、
ブロックやミュートするなり、笑ってそっとじするなりしましょう。
賞賛コメントや的外れなコメントしている方もまとめでブロックやミュートして、
その迷惑なグループごと潰してしまえたらいいな~と思う今日この頃です。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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