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【米国オンリーか国際分散か】
米国では長年、「米国オンリーで良い派」と「国際分散派」で議論が交わされてきました。
日本でも、ここ数年の好調な米国株市場と、投資環境の整備が進んだことから、
「米国株やS&P500オンリーで良い」という考えの方が増えてきたように感じます。
当ブログでも度々取り上げてきた話題ですが、
今回は米国株式市場と米国を除くの株式市場の、
各セクターの比率の違いについて注目してみたいと思います。
青 米国株式市場 橙 国際株式(除く米)
※画像が見づらい方はクリックして頂けると拡大できます。
モーニングスター参照
米国はアップルやマイクロソフトに代表されるテクロノジー企業の株価指数に占めるウェイトが大きくなっています。
また、コミュニケーションサービスや、ヘルスケアなどのウェイトも、米国を除く世界の株式市場と比較して大きくなっています。
グロース株が多いセクターのウェイトが大きいイメージですね。
一方、米国外の株式市場を見ると、素材や資本財など景気循環株が多いセクターのウェイトが大きくなっています。
また、金融セクターのウェイトも米国より大きくなっています。
米国外の各国の株式市場を見ると、ほぼ必ずと言っていいくらい時価総額ランキング上位に、各国を代表する銀行株の名前があります。
【ポイント】
今年に入り、グロース株やグロースセクターに偏っているNasdaqが、米国市場全体よりも大きく下げていることからもイメージしやすいと思いますが、
このセクターエクスポージャーの違いは、必ずしも米国に有利に働くとは限りません。
ここ10年は低インフレ+低金利のグロース株に有利な環境だったこともあり、
GAFAMのようなIT・ハイテク株のウェイトの大きい米国株式市場がその他の地域を引き離しましたが、
ただ、米グロース株が不調だったITバブル~リーマンショックまで間や、
コロナショック後の2020年後半から2021年前半にかけて、世界の経済や景気が回復した局面では、米国外の株式市場が米国株式市場をアウトパフォーマンスしました。
つまり、このセクター間の違いは、それぞれに有利に働くこともあれば、不利に働くこともあるわけです。
より過去を振り返ってみると、
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【まとめ】
どちらに有利かわからない。そういう時は両方投資するというのが投資の一つの基本だと思います。
それぞれ異なる動きをするものを組み合わせることによって、少なくともリスクを減らすことは期待できます。
ただ、実際に自身が投資を始めてから辞めるまでの期間、米国オンリーと、先進国や全世界株式に分散したポートフォリオどちらが良い結果となるかは誰にもわかりません。
ですから、理論、理屈、合理性、基本、そういったものを踏まえたうえで、「それでも」米国のみに集中投資をしたいという方を、
いったい、なぜ私にとめることができるでしょうか(笑)いやできない。
いわゆる一つの、
羽ばたきだした、彼らを誰に止める権利があるのだろう。
羽ばたきだした、彼女たちなら光る明日をみつけるだろう。
というやつですね。
米国株式オンリー派の方も、国際分散投資派の方も、
いつか成功して素敵な明日を掴めるといいなと思う今日この頃です。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
米国オンリーか?国際分散投資か?セクター分散という視点