【S&P500は急落】米国株式市場は反落。原油も急落。消費者のインフレ期待が高まる。ドル円は148円台後半【S&P500投資家はどうすれば?】

投資まとめ

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【10月15日 米国株式市場】

ダウ    29,634 ‐1.34%
S&P500     3,583 ‐2.37%
ナスダック 10,321 ‐3.08%

米国株式市場は反落。

米ミシガン大学消費者マインド指数で1年先のインフレ期待が7カ月ぶりに上向いたことなどに反応し、株価は大きく下げました。

ラッセル2000は‐2.66%と小型株も下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐1.58%と下落しました。

米10年債利回りは4.023%。+0.069と上昇。

VIX指数は30.02。+0.08と小幅に上げました。

米国債利回りは上昇。2年債は4.5%に迫る場面もありました。

【為替・コモディティー】

ドル円  148.73 +1.03% 
NY原油  85.55 ‐4.00%
NY金   1,642 ‐1.64%

ドル円は148円台後半。一時148円86銭をつけ32年ぶりの安値を更新。

原油は週間で‐7.6%下げ、先週の上昇分を失いマシtあ。

金も週間ベースで7月以来の大幅安となりました。

ビットコインは19,141ドル。‐1.22%と下げました。

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【S&P500マップ】
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JPモルガンやウェルズ・ファーゴは決算発表後に株価が上昇。ユナイテッドヘルス・グループも業績見通しを引き上げ買われました。

【セクター】

ヘルスケア ‐0.83%
公益    ‐1.55%
金融    ‐1.77%
生活必需品 ‐1.83%
通信    ‐1.94%
資本財   ‐2.23%
不動産   ‐2.58%
情報技術  ‐2.87%
素材    ‐3.41%
エネルギー ‐3.70%
一般消費財 ‐3.88%

全11セクターが下落。

原油価格とテスラの下落を受け、エネルギーと一般消費財がそれぞれ大きく下げました。

【スタイルボックス】

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全てのサイズとスタイルが下落。

特に、グロース株や小型株が下げました。

【個別株】

〇テスラはベルリン郊外の工場で燃料電池生産を開始する計画が保留になったとの報道で、7.55%下落しました。

〇大手金融機関が四半期決算を発表。決算を受けてS&P銀行株指数は小幅に上昇しました。

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【小売売上高(前月比)】

〇9月の小売売上高(前月比)

結果0.0% 予想0.2% 前月0.4%

9月の小売売上高(季節調整済み)は前月比横ばいでした。

高インフレと急速な金利上昇を受け、高額商品を中心に消費が控えられていることが示唆されました。

一方、GDP統計の個人消費とも緊密に連動する「自動車、ガソリン、建築資材、外食」を除くコア小売売上高は0.4%増加。

力強い雇用と賃金上昇を背景に全体としては家計の消費は続いていることも示唆されました。

【ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)】

結果59.8 予想59.0 前月58.6

9月の58.6から上昇。消費者信頼感は順調に改善しました。

一方、家計のインフレ期待は悪化。1年先のインフレ期待は5.1%と9月の4.7%から7カ月ぶりに上昇。5年先のインフレ期待は2.9%と9月の2.7%から上昇しました。

米国の消費者もインフレのピークをつけた。というシナリオにはまだ確信が持てておらず、そのことが株式市場も落ち込ませました。

【米セントルイス地区連銀のブラード総裁の発言】

ロイターのインタビューに対し、9月CPIについて「インフレが有害になり、かつ阻止が困難になっていることが示された」「FRBが今も迅速に動いていることは理にかなっている」と発言しました。

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【まとめ】

昨日の反発から一転、市場は急落しました。

過去の統計通り、高ボラティリティーが継続する形が続いています。

結局、インフレの鈍化、FRBのターミナルレート(最終利上げ地点)、景気と企業利益の推移などがわかるまで、市場の押し引きは続くと思われますし、その答えが見えてくるのはまだ数週間から数カ月先のことと思われます。

長期投資家の方であれば、上昇であれ、下落であれ、短期的な株価の動きや市場の動向に一喜一憂することなく、投資を続ける事が大切だと思います。

また、今週から米国企業の決算シーズンがスタートしました。

昨日の航空株や今日の銀行株のように良い決算を残した企業の株価がちゃんと上昇していることは良い兆候だと思います。本当に悲観的な相場だと良い決算でも周りと一緒に下がる時もありますから。

個別株投資家の方にとっては、忙しくもあり、おもしろくもある夜が続くと思いますが、寝不足に注意しつつ、企業分析にいそしんでください。

さて、最後に。

S&P500の年初から198営業日終了時点でのリターン
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198日終了時点で、2022年よりS&P500の年初来リターンが悪かった年は5年しかありません。

1931年(大恐慌)2008年(金融危機)1937年(不況)2002年(ITバブル崩壊)1974年(高インフレ・不況)

その翌年のリターンを見るともう一段下げた年や横ばいの年もあり、一概には言えませんが、20%以上大きく反発する年も多々ありました。

今後どうなるかわかりませんが、「わからない」からこそ、どっちに転んでもいいように、適切な資産配分を維持しつつ、規律ある投資を続けていくことが大切だと思います。

いろいろな投資戦略があると思いますが、このおもしろい相場をともに乗り越えていきましょう。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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