【1979年 米国株式市場は死んだ】
米国で、最も信頼できる経済雑誌の一つ
ビジネス・ウィークは、
「株式の死」
その記事の内容を簡単に要約すると、
〇700万人が株式投資から手を引いた。
〇他の投資対象の方が良いパフォーマンス。
〇年金基金は金などの実物資産に乗り換えている。
要するに、株式に投資すべきではない。
株式はもう儲からないというような内容です。
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市場にとどまっている金融機関でさえ、
不動産や外国証券・ベンチャーキャピタル・リース・元本利回り保証型保険契約型商品・インデックス債・株式オプション・先物など「代替商品」に資金を投じている。
日々の貯蓄と退職後の生活のよりどころとして、堅実な株式を買うという旧来の姿が消えつつある。
最近の株主総会にいるのは時代遅れの人ばかりだ。
株式市場はもはや別物になっている。
こんな感じで、株式相場は二度と上がる事はない。と報じたのです。
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【直近のパフォーマンスに引きずられてはいけない】
この記事が出るまでの約10年間、
記事が掲載された時点で、ダウ平均は840でした。
しかし、翌年末までに960ドルに上昇。
さらに、1982年以降の強気相場により、
発表された当時107ポイントだったS&P500指数は、
2000年3月には1527ポイントに、2020年頭には3300台をつけました。
【教訓】
過去のパフォーマンス(好調時も・不調時も)に引きずられたり、
むやみにアンカーをつけないよう、気をつけなければいけないということ。
そして、予測や報道はあてにならないという事が伝わればと思います。
この「株式の死」という記事以外にも、
タイムの「株を買ってはいけない」という有名な記事もあります。
ビジネス・ウィークは
「株式の死」の数年後「株式は蘇った」という熱い手のひら返しの記事を掲載しています。
(なお、直後に下落しました)
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「今株を買ってはいけないのか?」
では、最初の質問に戻ります。
「今株を買ってはいけないのか?」
(短・中期的には特に)答えはわかりません。
意見は様々で、予測や対処できることには限界があります。
でも、だからこそ、株式のリターンの源泉であるリスクプレミアムが期待できるのだと思います。
確実に答えがわかっているなら、国債や預金なみのリターンしか期待・要求できなくなります。
わからないこそ、リスクの取れる範囲で分散投資することが大切だと思います。
そう前置きしたうえで、私がどうするかといえば、
パッシブ運用の基本通り、今月も普通にいつも通り買い続けたいと思います。
私自身は、サイクルやタイミングを計る事は私には無理だと諦め、割り切っています。
ですので、私の戦略は自分にとって概ね適切な「資産配分」を維持すること。
自分のコントロールできることに注力する事これにつきます。
ネット上の誰かやメディアが何と言おうと、
市場や株価が上昇しようが、下落しようが、
最初に決めた資産配分を変えずに、規律と冷静さを保ち投資を続けようと思います。
平時だけでなく、市場の先行きが不確実な時も、
いつもと同じように平常心を保ち投資をする事が大切だと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【株式の死】米国株はもう儲からない?株式相場は二度と上がる事はない?【今、株を買ってはいけないのか?】