【S&P500下落】労働市場やFRBのタカ派の姿勢への懸念強まる。金融セクター‐4%。雇用統計を控え、米国株投資家はどうすれば?【Nasdaqも‐2%】

投資まとめ

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【3月10日 米国株式市場】

ダウ    32,254 ‐1.66%
S&P500     3,918 ‐1.85%
ナスダック 11,338 ‐2.05% 

米国株式市場は下落。

FRBのタカ派の姿勢への懸念や雇用統計への警戒、

金融セクターの下落などが、市場全体を押し下げました。

ラッセル2000は‐2.81%と大きく下落。

VXUS(全世界株式除く米)も₋1.16%と下げました。

米10年債利回りは3.909%。‐0.067と低下。

VIX指数は22.53。+3.42と上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  136.13 ₋0.86%
NY原油  75.59 ₋1.40%
NY金   1,828 +0.84% 

ドル円は136円台前半。原油は3日続落。

ビットコインは20,390ドル。‐6.03%と大きく下げました。

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【S&P500マップ】
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【セクター】

公益    ‐0.83%
生活必需品 ‐0.95%
ヘルスケア ‐1.03%
エネルギー ‐1.36%
情報技術  ‐1.44%
資本財   ‐1.47%
通信    ‐2.22%
不動産   ‐2.29%
一般消費財 ‐2.36%
素材    ‐2.53%
金融    ‐4.10%

全11セクターが下落。

特に、金融セクターは‐4%と大きく下落。

通信、不動産、一般消費財、素材も2%以上下げました。

【金融セクターの下落】

〇SVBファイナンシャル ‐60%
〇シルバーゲート・キャピタル ‐42%

SVBファイナンシャルは増資と有価証の売却に伴う損失を表明。

シルバーゲート・キャピタルも銀行業務の縮小と清算計画公表。存続に疑義が生じ急落。

その後、他の地銀株にも売りが広がり、その流れが大手銀にも波及しました。

【スタイルボックス】

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全てのサイズとスタイルが下落。

特に小型株が大きく下げました。

【個別株】

〇GE<GE>+5.27%

投資家説明会を開催。航空宇宙部門が長期的に1桁台半ばから後半の成長を遂げ、純利益と同程度のFCFを生み出すとしたことが好感されました。

〇ネオロイキン・ファーマ<NLTX>+35.80%

今年上期に約70%の人員削減を行うと発表しました。

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【米新規失業保険申請件数】

〇新規失業保険申請件数

結果21.1万件 予想19.5万件 前回20.0万件

新規失業保険申請件数は予想を超えて増加。緩みつつあることを示唆する内容となりました。前週まで7週連続で20万件を下回っていました。

ただ、4週間移動平均は4000件増の19.7万と基調的には、いまだ労働市場は堅調で引き締まっていることも示唆されました。

米失業保険継続受給者数(2/25までの週)

結果171.8万人 予想166.0万 ・前回164.9人

【米国の雇用削減について】

国際的な再就職支援会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスは、米国に拠点を置く企業が1~2月に公表した雇用削減は18万人超と2009年以降で最多になったと発表した。

ハイテク部門の雇用削減が1/3以上を占めました。

米企業が2月に発表した雇用削減は7万7770件と前年同月の1万5245人から5倍超に。

2月の雇用計画は2万8830人。前年同月の21万5127人から87%減少しました。

アライアンス・バーンスタインのCEO、ジェームズ・ティアニー氏は、マイクロソフトやアルファベット、ペイパルなどのハイテク企業の多くが発表している雇用削減は投資家にとって歓迎すべきものだと指摘しています。

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【まとめ】

今日は、雇用統計を前に労働市場に関するいくつかの指標が発表されました。

今夜発表される雇用統計では、雇用数は大きく上振れた1月より減速。平均時給の伸びは1月から加速する予想となっています。

〇失業率 3.4%(前回3.4%)
〇非農業者部門の雇用者数20.7万人(前月57万人)
〇平均時給 4.7%(前回4.4%)

より堅調な労働市場が示唆される内容となったり、平均時給の伸びの加速が予想を上回った時は、より積極的な利上げが正当化されるため、株価に悪い影響を与える可能性があります。

ただ、3月21~22日のFOMCでは0.50%の利上げ確率が70%以上とFRBのタカ派の姿勢はある程度織り込まれており、雇用統計も引き続き堅調な(厳しい)数字を示ことが予め予想されていることから、

「余程ひどい数字」ではない限りはそこまで混乱はないのではないかと思います。

逆に良い結果となれば、今日新規失業保険申請件数が予想より緩んだと発表された直後に株価が一時上昇を見せたように、多少反発するかもしれません。

結果がどうであれ、今日の雇用統計の発表前後にはいろいろ騒がしく情報が飛び交うかと思います。

しかし、先月上振れして予想を大きく外した雇用統計のことすら1カ月もすればほとんど話題にでなくなります。コロナ過であれだけ話題になった米国の雇用状況も3年もすれば誰も話題に出しません。

重要でないとか、意味がないとまではいいませんが、雇用統計なんて所詮そんなものです。

長期投資家の方やインデックス投資家の方であれば、特に一喜一憂する必要も騒ぐこともありません。

私は今晩ももいつもどおりゆっくりと楽しい週末を過ごしていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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