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【バンガードの市場予測】
2022年9月、バンガードの最新のアウトルックが公開されたので紹介します。
「https://advisors.vanguard.com/iwe/pdf/FAVEMOBF.pdf」
2020年6月末時点からの、
各資産クラスの今後10年間の年率換算の名目リターンの見通しは以下の通りです。
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前回の予測と比べると、
各資産価格の下落もあってか、今後10年間の株式の予想リターンは全体的に改善。
米グロース株も ‐1.2%~0.8% から 1.6%~3.6% へと改善しています。
引き続き、今後10年は米グロース株よりは米バリュー株が。
米国株(5.1%±1%)よりも、米国以外の地域(7.6%±1%)、先進国(7.5%±1%)や新興国(7.9±1%)のリターンが高くなると予想しています。
なお、これらの予測はすべてドルベースのものとなっています。
為替の影響などを考慮し、日本人視点で考えることが大切です。
【債券】
ここ10年の低リターンと打って変わって魅力的なリターンとリスクとなっています。
(日本もこうなれば債券やバランスファンド等への投資に旨味がでるのですが(笑))
一方で、米国の今後10年間のインフレ予想は1.6%~2.6%から、2%~3%へと上昇しています
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【要旨】
米国が今後12ヶ月間に景気後退に陥る可能性を約25%、
今後24カ月間に景気後退に陥る確率を約65%と予想しています。
過去記事で紹介したように、
2年債と10年債のイールドカーブの逆転を景気後退のシグナルと見なすには、その状態が今後数週間に渡り反転が続くことを確認する必要がある。
また、3カ月債利回りと10年債利回りのスプレットの方が、より信頼できる景気後退指標であると考えているとしています。
2四半期連続のGDP縮小を受けて、米国の2022年の成長予測を下方修正。
2022年通期の米国の経済成長率を先月の推定値1.5%から0.25~0.75%へと引き下げました。また、今後数四半期でトレンドを上回る成長を取り戻すのに苦労する可能性が高いとしています。
FRBは年末までに、FF金利を 3.25% ~ 3.75%の範囲に引き上げると予想しています。
また、バンガードは、2022年通期の中国の成長予測を3.0% ~ 4.0% から 2.5% ~ 3.5% に引き下げています。
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【まとめと感想】
バンガードは、このレポートの中で、
景気後退が発生した場合、それがどのくらい続くか、または正確にいつ株式市場が回復するかがわからないため、市場のタイミングを計ることは事実上不可能です。
しかし、株価は景気後退が始まる前に下落し始め、景気後退の最中に底に達することがよくあります。
株式市場は通常、景気後退が終わる前に株価は回復し始めます。
と市場タイミングを計る難しさについて指摘していました。
もちろん、この予想が当たるとは限りませんし、
いろいろな投資戦略があると思いますが、
各々の投資戦略において何かしら参考になる点などがありましたら幸いです。
私はいつもどおり、航路を守り投資を続けていきたいと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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