新NISAは落とし穴だらけ「おやめなさい」と断言するわけ。荻原博子の真骨頂

投資まとめ

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【投資なんてやめた結果】

2005年には、伝説の『2008年 破綻する家計 生き残る家計―あなたの資産を確実に守る方法』を出版。

2014年には「第27回日本メガネベストドレッサー賞・経済界部門」を受賞していていることで知られる荻原博子さんが『投資なんか、おやめなさい』を出版したのが、2017年9月14日。

そこから日米はじめ、世界の株式市場は上下を繰り返しつつ、約1.5~2倍以上に成長しました。

【全世界株式のデータ 参考】

参考①オルカン 設定来(2018年10月31日)のリターン 110.46%

参考②投資なんかおやめください発売日以降のVTのチャート(ドルベース)。円ベースでは更に高リターン(約2倍)となりました。

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※ちなみに荻原博子さんは、過去株式投資を勧める書籍も書いているが、やめるよう促す書籍も書いている。

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【多くの投資家が儲かってきた時代】

投資信託で儲かっている人の割合に注目。

短期的な下落はいくつかありましたが、リーマンショック以降、国内ではアベノミクス以来、上昇相場が続いため、不動産にせよ、株にせよ、仮想通貨にせよ、普通にやっていれば、多少の下手であっても投資で儲かった時代となりました。

流行の対象を高値でジャンピングキャッチしたり、素人が下手糞にレバレッジを使ったなど、いくつか例外はあるでしょうが、

少なくとも、昔からよく言われている『7割とか9割の人が損をするというような時代』ではなかったかと思います。
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※上の画像は2015年のもの。ちょうど私がS&P500に投資を始めたころです。

過去記事でも紹介しましたが、

最近のいくつかの調査では7~8割の人が投資で利益を出していると回答しています。

【新NISAはおやめなさい】

さて、話題を戻しましょう。

荻原博子さんが新NISAはおやめなさいと断言したという記事が話題となっています。

話題の新NISA、実は「落とし穴」だらけ…荻原博子が「おやめなさい」と断言するワケ

①「ナンピン買い」が難しい
②損益通算ができない
③損失繰り越しができない
④口座を一人一口座しか持てない
⑤思い込みによるデメリット

などをデメリットととして理由にあげています。

①のナンピン買いが難しいについてはいろいろツッコミたいところですが(笑)(私個人は一括投資派ですし、ドルコスト平均法であっても簡単で、すごい限定的な使い方を想定しているなあと)

②~④は制度としてそのとおりです。新NISAを使うなら知っておく必要があります。ただ非課税などのメリットとよく合わせて考える必要があるでしょう。

⑤の思い込みによるデメリットも、インデックス投資であっても、「長期投資は山あり谷あり」「シミュレーション通りいかない」と言ってることはまあ正しいのですが、

未だにバブル最高値からの日経平均のチャートを持ち出して理由付け、印象付けするのは苦しいと思いました。

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荻原様くらいの方が国際分散投資や日本以外のインデックスを知らないわけはないと思うのですが(笑)

日本の、しかもバブルのピークからのチャートをいつも使うのはなぜでしょう?

わざわざバブルの最ピークの1点から投資をしたケース。更に30年以上株価が戻らなかった世界的にみても珍しいケース。を持ち出して終わりにするのはなんだかなあともいます。

しかもそれでも配当再投資や追加投資をすれば20年くらいでプラスにはなるし、バブルの数年前から投資をしていても全プラスとなる。逆にこれでもまあなんとかなったのだから長期投資ってすごいなあともとれます。

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ウェルスナビより

もちろん、最悪のケースを知ることは大切です。

が、じゃあそれ以外の良いケースや、大多数の普通、一般的なケースは?とも思います。

もっとスタンダードなMSCIの全世界指数や、世界的にも有数のバブルの天井じゃなくて平時に投資をした場合のケースは?とも思います。

最例えば、交通事故でケガをしたり死ぬことを恐れて、車に乗らない、新幹線や飛行機にも乗らない。そもそも「外を歩くのなんておやめなさい」というのは果たして合理的でしょうか。

事故は0にはまずできません。もちろん気を付けなければなりません。でも、デメリットやリスクよりもより多くのリターンや利益、経済的な合理性などがあるから人は移動をするのだと思います。

『「幻想は抱かないほうがいいでしょう』←確かにそうですが、人類史や近代の社会は「幻想」や「信頼」によって成り立っています。マクロでは貨幣、法律、土地、国境、国際法など。ミクロでは来月給与が貰える、契約や法律は守られる、飲食店やスーパーの食品は安全、隣人が今夜自身の部屋に強盗や殺人をしにこないなど。皆が幻想を信じることには実は利点があったりします。幻想を全否定すると人間社会は成り立ちません。幻想には利点と悪い面があります。

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【まとめ】

さて、長くなりましたが、言いたいことは3つ。

①メディアはタイトル詐欺をおやめなさい。(どこかで新NISAをやめろと断言してましたっけ?)

②投資をおやめになった結果、資産が5年で2倍になる機会を失った。

でも、荻原さんが利益を補填してくれるわけでもないし、責任を取ってくれるわけでもありません。

そもそも人の言うことを信じて投資したり、やめたりすべきではない。

③損失やデメリットばかりをフューチャーしているが、投資をするメリット、リスクをとる利点、投資をしない機会損失なども合わせて考えるべきです

必ずしも全ての人が新NISAや株式投資をする必要はありません。リスクの取りすぎは禁物です。でも、リスクの取らなすぎも禁物です。

リスクの取れる人が変に保守的になりすぎると結果的に損をする可能性があります。安全・確実を求めるとかえって非効率になったり、コストが高くついたりします。

私は、リスクの取れる人で、興味のある人は、自身のとれるリスクの範囲内で(株式投資に限らず)投資をしたり、リスクをとるのが良いと思います。

短い人生です。新NISAに興味があるなら、よく勉強して、やってみてはいかがでしょうか。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
新NISAは落とし穴だらけ「おやめなさい」と断言するわけ。荻原博子の真骨頂

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