【週間でS&P500は‐1.2%、Nasdaqは‐0.9%】雇用統計は無事通過も、来週もCPI、企業決算とイベント続く【S&P500投資家はどうすれば?】

投資まとめ

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【7月7日 米国株式市場】

ダウ    33,734 ‐0.55%
S&P500     4,398 ‐0.29%
ナスダック 13,660 ‐0.13%

米国株式市場は続落。

雇用統計をこなした後、プラス圏で推移していましたが、引け直前に下落して終えました。

週間ではS&P500が約1.2%、ダウが約2%、ナスダックが0.9%下落。

ラッセル2000は+1.22%と小型株は上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+0.97%と上昇しました。

米10年債利回りは4.069%。+0.024と上昇。

VIX指数は14.83。‐0.61と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  142.13 ‐1.34%
NY原油  73.69 +2.63%
NY金   1,925 +0.89%

ドル円は142円台前半。原油は大きく上昇。金も上昇しました。

ビットコインは30,245ドル。+1.16%と上昇しました。

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【S&P500マップ】
スクリーンショット 2023-07-08 054303

【セクター】

エネルギー +2.06%
素材    +0.88%
資本財   +0.23%
一般消費財 +0.18%
金融    +0.15%
情報技術  ‐0.44%
不動産   ‐0.51%
通信    ‐0.58%
公益    ‐0.74%
ヘルスケア ‐1.16%
生活必需品 ‐1.34%

生活必需品や公益などディフェンシブセクターが下落しました。

原油価格の上昇を受け、エネルギー株が上昇。シュルンベルジェは8.6%、ハリバートンは7.8%、マラソン・オイルは4.3%上昇しました。

【スタイルボックス】
スクリーンショット 2023-07-08 054617

全てのサイズとスタイルが上昇。

特に中小型株が上昇しました。

①米国大手の大型多国籍企業よりも中小企業の方が国内経済の力強さに連動して動く(米国外の市場の景気後退の懸念)

②中小株はグロース株のように金利によってより大きく動く⇒(将来的な利下げによる上昇を見込む)

といった意見が一部投資家から聞かれました。

【個別株】

〇リーバイストラウス ‐7.7%

ジーンズのリーバイストラウスは通期の利益の見通しを下方修正。大きく下落しました。

〇リビアン +14.2%

電気自動車のリビアンは第2Qの納車台数が1万2640台と予想を上回ったことで株価が大きく上昇しました。

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【雇用統計】

〇失業率 3.6% 予想 3.6% 前回 3.7%
〇非農業部門雇用者数 20.9万人 予想 22.9万人 前回 30.6万人

失業率は予想と一致。非農業部門雇用者数は予想を下回りました。

前日のADP雇用統計と異なり、概ね予想と一致していたことが投資家の安心感につながりました。

これにより、前日広がったFRBがよりタカ派姿勢を強めるという懸念も和らぎました。

〇民間部門雇用者数  14.9万人 予想 +20.0万人 前回 +28.3万人

〇製造業雇用者数     0.7万人 予想 +0.5万人 前回 ‐0.2万人

〇平均時給(前月比)0.4% 予想 0.3% 前回 0.3% 

〇平均時給(前年比)4.4% 予想 4.2% 前回 4.3% 

〇週平均労働時間   34.4 予想 34.3 前回 34.3
〇労働参加率(前年比)62.6% 予想 62.6% 前回 62.6%

賃金は堅調な伸びを維持し、労働市場の強さが示されたことで、FRBの利上げが正当化される内容となりました。

シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、高すぎるインフレを抑えるに年内にあと2.3回の利上げが必要になるとするFRB当局者の見方に反対しないと述べました。

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【まとめ】

昨年の下落の反発で、年初から上昇してきたS&P500ですが、週ベースでみると、過去8週間で2度目のマイナスで終えました。

雇用統計は無事消化されたものの、来週発表される一連の指標や企業決算に投資家は身構えています。

身構えている時には死神はこないものだと言われますが、今回はどうなるのでしょう。

市場では、景気後退が長く予測されていますが、今のところ労働市場は堅調です。

ただ、米国企業はしばらくの間、FRBがインフレの高騰を防ぐために金利を大きく引き上げ、経済に対して強いブレーキをかける中、成長を続けていかなければなりません。

過去10数年の間の超低金利、超低インフレの時代から、目標である2%前後のインフレ率とある程度の金利という異なる経済環境の中で米国企業の株価が次の10年どうなるか。

個人的には楽しみにしています。

さて、直近に目を向けると、来週から米国企業決算シーズンが始まり、12日には重要なインフレ指標の一つである消費者物価指数(CPI)が発表されます。

雇用統計をこなしたばかりだというのに、7月のFOMCまでイベントが続きます。寝不足や市場に振り回されないよう注意を払いながら、人生を楽しんでいきましょう。

個別企業はまた別ですが、S&P500などに長期投資をするのであれば、このイベントの多い数週間の結果ですら、20年後、30年後の投資成果に与える影響はほとんどありません。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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