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【バンガードの見通し】
バンガードが年半期の見通しを公開したので紹介します。
【概要】
先進市場経済は回復力があることが証明されています。
労働市場は依然として好調を維持しており、予想よりも緩やかなディスインフレにつながっています。
賃金圧力は緩和されたものの、特にサービス産業において依然として根強く、その結果、FRBは金融政策金利を私たちの予想よりも若干高く引き上げる必要が生じました。
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【インフレとの戦いは進展も、目標までは時間がかかる】
インフレとの戦いには進展が見られる。しかし、勝利を宣言するには時期尚早だ。
バンガードは、先進国市場のコアインフレ(食品とエネルギー価格を除く)が2023年末まで最近の世代最高値から下落し続けると予想しています。しかし、インフレ率が中央銀行の目標(主に2%程度)に戻るのは2024年後半か2025年になると予想しています。
(これはFRBの見解と概ね一致していますね)
バンガードのシニアグローバルエコノミスト、アンドリュー・パターソン氏は「FRBの目標に向けたインフレ率引き下げの最後の段階が最も困難かもしれない」と指摘。
バンガードのエコノミスト、レア・トーマス氏は、最後の局面も地域によって異なる可能性が高いと指摘。
「インフレ急上昇の最初のきっかけは本質的に世界的なものだった」
「目標に向けたラストワンマイルに向けたインフレ率の上昇ペースは、各国や地域における政策引き締めの程度や、現地の需要、労働市場、住宅動向など、現地の要因により大きく左右されることになるだろう」と述べています。
※各国のコアCPI(オーストラリアのみトリム平均CPI)
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【経済について】
最近の成長率は年率2%前後で安定している。
景気後退が2023年から2024年にずれ込む可能性が高まったとはいえ、景気後退の可能性は依然として高い。
シェルター・インフレは2023年後半に鈍化し、2024年までには大流行前のペースに戻るだろう。労働市場の勢いが鈍化しているため、今年後半にはシェルター以外のサービス・インフレ率も低下するはずである。
失業率は、FRBが現在の利上げサイクルを開始した時の水準である4%を下回っている。FRBは引き続き多少の軟化を予想している。
しかし、我々は少なくともあと1回の利上げはあり得ると見ている。
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【まとめ】
バンガードの2023年末予想
今後10年間の資産クラスの期待リターン
米除く全世界株式 6.5% ~ 8.5%
米除く国債債券(ドルヘッジ) 3.7% ~ 4.7%
この上昇により、世界中のほとんどの投資家にとって、ローカル市場を除くグローバル株式の期待リターンは低下しました。
年初時点では米国株5.7% 米国以外の全世界株8.4% 各±1%の範囲
ポイントとしては、
〇インフレは鈍化の兆しもあるも、まだ戦いは続き、目標の2%に近づける最終局面が最も難しい。
〇各資産価格が上昇したことにより、年初よりは長期的な期待リターンが低下した。
こんなところでしょう。
コロナショック時や過去の景気後退がそうだったように、渦中にいればいつが底かはわからないし、いつ反発するかもわかりませんが、(景気後退を抜ける前に反発することもよくある)
所謂、人が恐れているときにこそ株の買い時となる可能性が高いし、そもそも長期的にはタイミングよりも資産配分がリスクリターンの大部分を決めるため、
リスクの取りすぎにも、取らなすぎにも注意して、バランスよく、ちょうどいい塩梅で投資をすることが大切だと思います。
いくら力んだところで、米国株式市場も米国の景気もインフレも私たちにコントロールすることはできません。
今日も1日自身にできることをがんばっていきましょう。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【バンガード】2023年年半期の見通し。各資産の期待リターンは低下。