【グロース株上昇!】S&P500やナスダックは続伸!VIX指数も低下。でも、投資家が安心してはいけない理由【明日はPCE】

投資まとめ

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【3月30日 米国株式市場】

ダウ    32,859 +0.43%
S&P500     4,050 +0.57%
ナスダック 12,013 +0.73%

米国株式市場は続伸。

ラッセル2000は‐0.18%と小型株は下落。

VXUS(全世界株式除く米)は+1.10%と大きく上昇しました。

米10年債利回りは3.547%。‐0.019とやや低下。

VIX指数は19.02。‐0.10と小幅に低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  132.65 ‐0.14%
NY原油  74.37 +1.92%
NY金   1,981 +0.72%

ドル円は132円台中盤、金は反発。

原油は1.9%上昇。ロシアの供給削減は予想より小幅だったものの、米原油在庫の減少やイラク北部のクルド人自治区からの原油輸出の一部停止が材料となりました。

ビットコインは‐0.80%とやや下げました。

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【S&P500マップ】
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【セクター】

不動産   +1.22%
情報技術  +1.14%
一般消費財 +0.90%
素材    +0.65%
ヘルスケア +0.55%
公益    +0.41%
エネルギー +0.35%
生活必需品 +0.34%
通信    +0.32%
資本財   +0.23%
金融    ‐0.29%

金融を除く10セクターが上昇。

昨日に引き続き、不動産と情報技術、一般消費財が大きく上昇しました。

【スタイルボックス】

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小型バリュー株を除く、全てのサイズとスタイルが上昇。

大型グロース株を中心に上昇しました。

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【銀行株売られる】

銀行株に関しては、前日、銀行破綻で230億ドル近いコストを抱えた米連邦預金保険公社(FDIC)が、その負担の分担で大手銀の割合を通常より高くする方向で検討しているとの報道がありました。

また、今回の銀行危機で信用基準をさらに厳格化する可能性も高まっており、バイデン大統領はトランプ政権が緩和した銀行規制の復活を当局に要請。

バイデン政権が議会承認不要で実施可能な中堅銀行に対する規制強化策を提示したことで銀行株が売られました。

【マイケル・バーリ氏】

リーマンショックの際の世紀の空売りで有名なマイケル・バーリ氏は、今回の混乱において、自身の判断が間違っていたことを認めました。

2月1日、FOMC前にツイッターへの投稿で、一言「売れ(sell)」と指示。

今年1月には米国はどのような定義でもリセッション景気後退状態にあるとの見解を示していました。

しかし、アドバイスは誤りだったとフォロワーに伝え、自身が想定していた水準以上に株価を押し上げた押し目買い投資家を祝福しました。

自身の考えが外れたり、都合が悪くなるとツイ消しすることで有名なバリー氏ですが、今回は珍しく間違いを認めました。個人的には逆に気になります。

【明日はCPI】

明日はFRBも注目している2月のPCEが発表されます。

FRBが最も注目しているコアPCEは前月比で0.4%上昇、前年比では4.7%の上昇が予想されています。伸びは減速しているものの、

FRBの物価目標2%を遥かに上回る水準と言うことも忘れてはいけません。

パウエル議長が注目している「スーパーコア」と呼ばれる、住宅を除くコアサービス指数も前月比0.4%上昇し、前年比では4.8%の上昇が見込まれています。

【FRB関係者の発言】

リッチモンド連銀のバーキン総裁「インフレのリスクはなおあると指摘。信用収縮の影響で経済が想定より減速するようであれば、政策当局は俊敏に対応する必要がある」

ボストン連銀のコリンズ総裁「インフレを抑えるためには追加の利上げが必要だ」

ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁「インフレを2%目標に戻すことにコミットしているとし、今回の金融システム混乱による景気への影響はまだ不明だ」

FRB関係者からは市場の予想よりタカ派の発言が続きましたが、今日の株価にはその影響は見られませんでした。

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【まとめ】

IT、ハイテク株への買いが続き、グロース株を中心にS&P500やナスダックは上昇。

利上げの停止や利下げが近いとの思惑や、銀行破綻に関する懸念が後退していることから、米国株式市場では上昇が続いています。

市場は、銀行に関する一連の問題については、2008年の金融危機時のサブプライムローンとは異なり、FRBやFDICら当局が対処可能と見ているようです。

実際、今月半ばに30台まで上昇したVIX指数(恐怖指数)は一時18台まで低下しました。

FRBはタカ派の発言を続け、否定している中、金融市場は年内の利下げを織り込んでいます。

現在の上昇はあくまでそういう期待で成り立っており、FRBがこの期待を裏切った時はまた株価が荒れる可能性があります。

FRBの今後の行動を占う上で、明日のPCE、そして今後発表される雇用、インフレ、生産、景況感、信頼感といった経済指標が注目されています。

インフレは鈍化、ピークアウトの兆候を見せつつありますが、未だ高い水準にあり、高すぎるインフレ率や金利は経済にダメージを与えます。景気後退の可能性も含めて、ここ数日の上昇に気をよくするのは時期尚早と言えるでしょう。

今わかっているリスクや懸念の他に、現時点ではわからない、懸念や不確実性が市場には潜んでいます。コロナも、ウクライナ侵攻も、銀行破綻も、その1年前にはだれも予想はできませんでした。

市場には「常に」リスクや不確実性があります。来年の今頃も、今わからない懸念や問題が市場をにぎわしていることでしょう。

まずは、それにイチイチ一喜一憂しないこと。そして、それができる範囲、普段の生活に支障がない範囲で投資をすることが大切です。

今回の利上げや銀行破綻にドキドキしたかたは、自身のリスク許容度について一考してみると良いかもしれません。

こうした問題に機動的に対処する戦略もありますが、私は長期インデックス投資家なので、イチイチどうこうすることなく、基本に忠実に市場に居続け、いつも通りの投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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