パウエル議長の発言を受け、ダウは4日ぶりに反発!【今後にむけて、インデックス投資家にとって大切なこととは?】

投資まとめ

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【2月7日 米国株式市場】

ダウ    34,156 +0.78%
S&P500     4,164 +1.29%
ナスダック 12,113 +1.90%

パウエル議長の発言を受け、米主要株価指数は揃って上昇。

ダウは4日ぶりの反発となりました。

ラッセル2000も+0.76%と上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+0.69%と上昇しました。

米10年債利回りは3.685%。+0.053と上昇。

VIX指数は18.65。‐0.78と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  131.17 ₋1.10%
NY原油  77.34 +4.36%
NY金   1,874 +0.42%

ドル円は131円台前半。

原油先物は4%以上上昇。パウエル議長の発言や中国の需要回復も好材料になりました。

ビットコインは23,253ドル。+2.15%と上昇しました。

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【S&P500マップ】
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【セクター】

エネルギー +3.06%
情報技術  +2.45%
通信    +2.41%
金融    +1.19%
素材    +1.29%
ヘルスケア +0.65%
資本財   +0.21%
一般消費財 +0.17%
公益    ‐0.05%
不動産   ‐0.30%
生活必需品 ‐0.40%

全11セクター中8セクターが上昇。

特に原油価格の上昇を受けエネルギーが上昇しました。

ITハイテク株も買い戻されました。

【スタイルボックス】

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サイズスタイル別にみると、

大、中型グロース株が大きく上昇しました。

【個別株】

〇ボーイング<BA>+3.83%

年内に主に財務と人事で2000人近くの人員を削減する見通しとシアトルタイムズが報道。

〇ズームビデオ<ZM>+9.85%

全世界の従業員の15%にあたる約1300人の人員削減計画を発表。

〇ピンタレスト<PINS>₋5.16%

決算を発表。EPSは予想を上回ったものの、売上高は予想を下回り、月間アクティブユーザー数も4.5億とイマイチな伸びとなりました。

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【パウエル議長の発言】

FRBのパウエル議長は7日、ワシントン経済クラブでインタビューに応じ、2023年は「インフレが大幅に鈍化」する年になる見通しだと述べました。

先週発表された1月の米雇用統計については

「私の知る限り、明らかに誰もが予想していたよりも強かった」「これほど強いとは予期していなかった。金融引き締めがなぜかなりの期間を要するプロセスになるかが示された」と述べ

インフレ率を目標の2%に引き下げるまでかなりの時間がかかると指摘。また、FRBの利上げに伴い労働市場も軟化するとの予想を示しました。

FRBの資産圧縮については、バランスシートの縮小の終了まで数年かかるとし、

バランスシートの縮小をどこで止めるかについては、特定の目標は設定していない。また、資産圧縮に向けた債券の売却は積極的な対応のリストに入っていないと述べました。

その他、ロイターが「パウエル議長 発言要旨」をまとめて報道しています。

【パウエル議長の発言要旨(一部)】

〇労働市場は堅調だが賃金の伸びは緩やか、今回のサイクルはこれまでと異なる可能性

〇賃金上昇、持続可能な水準近くまで低下

〇労働市場が軟化するとの見方は変わらない

〇FRBはデータに反応する

好調な労働市場や高インフレ示すデータが続けば、織り込み済み以上の利上げが必要になる可能性

〇力強い雇用統計、インフレ対応に長い道のりが残っているとの先週のメッセージを強調

〇インフレが痛みなしに直ちに解消することはない

序盤は追加利上げの必要性を示唆するなどよりタカ派的な雰囲気に変更かと思いきや、市場が警戒していたほどではなく、これまでのような文言が続き、

むしろ、1月の雇用統計を受けて、よりタカ派色を強めようと思えばできたかもしれませんが、議長はそうしなかったと市場は判断したと思われます。

【米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁】

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米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁も1月の力強い米雇用統計について、利上げを継続する必要性を示していると主張。

「労働市場にこれまでの金融引き締めの影響がほぼ見られていないことが明らかになった」とし、

インフレ抑制に必要な金利のピークについては、「個人的には引き続き5.4%前後だと予想している」と発言しました。

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【まとめ】

主要株価指数はパウエル議長の発言中と終了後に大きく変動。

先週の予想外に良い雇用統計の発表を受け、一部では引き締め強化への懸念も浮上していましたが、パウエル議長の発言を受け、懸念は一旦鎮静化しました。

パウエル議長の発言は、FRBが近く利下げすると見込むものでもないですし、不確実性も多く、先も長いが、今のところ道筋は良好で、FRBは必要なことを達成しつつあるという印象を投資家に与えました。

今後どうなるかはわかりませんが、これまで発表された経済指標を見るに、インフレに対して後手に回ってた頃や、70年代型のひどい景気後退が予想されていた頃に比べるとだいぶマシになったという印象も受けます。

ただ、先週の雇用統計がそうあったように、今後予想外の経済指標の発表があるかもしれませんし、ウクライナ侵攻やコロナウイルスのような、まだ私達が知らないブラックスワン的な、予想できない問題が起こりうる可能性も十分にあるわけですから、

油断したり、一喜一憂することなく投資を続ける事が大切だと思います。

一昨年の10月くらいのイケイケな予想を信じれば高値掴みとなりましたし、昨年10月くらいの悲観的な予想を信じればこの2023年年初からの反発をとり逃すことになったことでしょう。

多数派の声といいますか、市場の雰囲気や予想なんてそんなものです。

いろいろな戦略がありますが、特にインデックス投資をしているのであれば、

上がるか下がるか、どうなるかわからないからこそ、

自身のリスクの許容できる範囲の中で、しっかりと株式市場にエクスポージャーを取りつつ、長く市場に居続ける事が大切だと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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