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【 12月14日 米国株式市場】
ダウ 34,108 +0.30%
S&P500 4,019 +0.73%
ナスダック 11,256 +1.01%
米国株式市場は続伸。
米消費者物価指数(CPI)が鈍化。市場予想も下回り、FRBがインフレ抑制を目的をした利上げを減速させるとの期待が高まりました。
序盤CPIの発表を受けて、S&P500は一時2.76%と大きく上昇する場面もありましたが、その後落ち着きを取り戻すと徐々に下げ、明日のFOMCに備える格好となりました。
ラッセル2000は+0.76%と上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も+1.19%と上昇しました。
米10年債利回りは3.510%、₋0.101と低下。
VIX指数は22.60。‐2.40と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 135.56 ‐1.53%
NY原油 75.40 +3.05%
NY金 1,812 +1.77%
ドル円は135円台中盤に。
原油と金は大きく上昇しました。
ビットコインは17,737ドル。+3.05%と上昇しました。
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【S&P500マップ】
【セクター】
不動産 +2.03%
エネルギー +1.77%
通信 +1.71%
素材 +1.35%
情報技術 +1.14%
資本財 +0.36%
公益 +0.32%
金融 +0.30%
ヘルスケア +0.28%
一般消費財 +0.20%
生活必需品 ‐0.17%
生活必需品を除く10セクターが上昇。
エネルギー価格の上昇を受けてエネルギーセクターが反発。
CPIを受けて、金利に敏感なS&P500グロース指数や不動産指数も約3カ月ぶり高値を付けた。
【スタイルボックス】
小型バリュー株以外の全てのサイズとスタイルが上昇。
グロース株、特に中小型グロース株が大きく上昇しました。
【個別株】
〇テスラ(TSLA)‐4.09%
中国での需要減退から、ツイッター買収によるマスク氏の優先事項への懸念まで、様々な懸念が浮上しており、年初来安値を更新しています。
〇ボーイング(BA)+0.46%
ボーイングは4日続伸。昨日のインド航空に続き、今日はユナイテッド航空からの大型受注が報じられました。
〇モデルナ +19.63%
メッセンジャーRNAがんワクチン「mRNA-4157/ⅴ940」とメルクの抗がん剤「キートルーダ」との併用臨床試験(フェーズ2b)で好結果が報告されました。
〇ピンタレスト +11.76%
アナリストが投資判断を「買い」に引き上げました。
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【11月米国 消費者物価指数(CPI)】
〇11月米国 消費者物価指数(CPI)
前年比 7.1%(予想 7.3%・前回 7.7%)
前月比 0.2%(予想 0.3%・前回 0.3%)
CPI、コアCPI、サブ指数ともに前回から鈍化。予想も下回りました。
明日のFOMCでは0.5%の利上げが予想されていますが、それを正当化する内容となりました。
参考「https://www.cmegroup.com/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html」
この予想が正しければ、金利のターミナルレート(最終到達点)は4.75~5%と、一部の予想よりも低い水準になることになります。
来年末までに0.5%をやや超える幅での利下げが実施されるとの観測を織り込む水準となりました。
【FOMCに注意】
ただ、この見通しは今日のFOMCでまた動く可能性があります。
12月のFOMCでは0.5%の利上げが予想されていますが、その結果がどうなるかの他に、
FOMC委員の金利見通し(ドットプロット)やパウエル議長の会見に注目が集まっています。
投資家は、それらから、来年のFRBの政策についてヒントを得ようとしています。
結果次第ではまた市場が大きく動く可能性もありますから注意しましょう。
【米中古住宅販売】
NARは2023年の中古住宅販売戸数が2年連続の減少となり、2012年以来11年ぶりの低水準になるとの見通しを発表しました。販売価格の下落は限定的とのこと。
FRB積極的な利上げを受けて住宅ローン金利が急上昇し、23年の中古住宅販売戸数は6.8%減の478万戸になると予測している。
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【まとめ】
さて、今日も特に騒ぐようなこともなく、普通の一日となりました。
逆CPIショックという言葉もありましたが、
S&P500が一日で1%も動いていないのにショックもなにもないでしょう。
CPIの発表前の数日から数週間の間いろいろな予想が飛び交い、
インフレが落ち着くわけがないといったコメントも私のところに来ていました。
でも、実際どうでしょう。
喉元過ぎれば熱さを忘れるではありませんが、終わってしまえばこんなものです。
そういう自分の見通しや予想は当たる時もあれば、外れるときもあります。
そして、どちらにしても、明日のFOMCもその後の企業決算も、コロナショックでさえも、
遠い未来からみれば一通過点となっていることでしょう。
もちろん、短期投資家の方は全く別ですが、
10年、何十年という単位で資産形成に取り組むインデックス投資家や長期投資家の方であれば、
目先の問題を過大に評価しすぎたり、振り回されたりすることなく。
一喜一憂せず、いつも通りの投資を続けていくことが大切だと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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