【S&P500・Nasdaq急騰!】パウエル議長の発言を受けて全セクターが上昇。経済指標はまちまち【今後S&P500投資家はどうすれば?】

投資まとめ

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【12月1日 米国株式市場】

ダウ    34,589 +2.18%
S&P500     4,080 +3.09%
ナスダック 11,468 +4.41%

パウエル議長の講演を受けて米国株式市場は大きく上昇しました。

ラッセル2000は+2.72%と小型株も上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+2.02%と上昇しました。

米10年債利回りは3.613%。‐0.135と低下

VIX指数は20.58.‐1.31と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  137.80 ‐0.56%
NY原油  80.54 +2.99%
NY金   1,769 +1.20%

ドル円は137円台後半。

原油は大きく上昇。供給逼迫の兆候やドル安、中国の需要回復に対する楽観的な見方などが広がりました。ただ、OPECプラスが12月4日の会合で減産を決定する可能性は低いとの見方が上値を抑制しています。

ビットコインは17,057ドル。+3.77%と上昇しました。

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【S&P500マップ】
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【セクター】

情報技術  +5.03%
通信    +4.90%
一般消費財 +3.48%
公益    +2.56%
ヘルスケア +2.45%
素材    +2.42%
不動産   +2.33%
生活必需品 +1.83%
金融    +1.65%
資本財   +1.59%  
エネルギー +0.55%

全11セクターが上昇。

パウエル議長の講演や10年債利回りの低下を受け、

情報技術と通信、一般消費財といったグロース系のセクターが大きく上昇しました。

安値で仕込んだレバナス民の皆様おめでとうございます!

【スタイルボックス】
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全てのサイズとスタイルが上昇。

これまでより大きく下げてきたグロースがより大きく反発しました。

【個別株】

〇クラウドストライク(CRWD)‐14..75%

決算受け大幅安。売上見通しなどが予想を下回りました。

〇HPエンタープライズ(HPE)+8.47%

決算を受けて上昇。顧客企業が技術インフラの更新を継続していることを示唆

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【パウエル議長の講演】

FRBのパウエル議長が、ワシントンのシンクタンク、ブルッキングス研究所で講演を行いました。

ポイント

〇「早ければ12月にも利上げペースを縮小する可能性がある」

〇「利上げペースを緩やかにすることは、過度の引き締めリスクを低減させるよい方法だ」

〇「インフレとの戦いはまだ終わっておらず、最終的にどの程度の利上げが必要か、いつまで続くのかなど、重要な疑問が残っている」と注意を促す。

〇「ただ、FRBはすでにかなり積極的な利上げを行っている」「インフレの早期鎮静化のためだけに一段の大幅利上げで経済を破綻させることはしない」言明。

〇「しばらくの間、制限的な水準で政策を維持する必要がある」

〇ターミナルレート(利上げの最終到達点)の推測は行いませんでしたが、「9月の政策金利見通しで示した4.6%より「やや高く」なる可能性が高い」と発言。

〇FRBのバランスシート圧縮(QT)については、2019年のオーバーシュートともとらえられるようなものではなく、経済に影響を及ぼさない範囲にとどめたいとの認識を示した。

パウエル米FRB議長の発言要旨

ほとんど既に市場で予想されていた内容ばかりで、特段目新しい内容はありませんでしたが、これまでの市場の予想に近い内容の話を議長から直接聞けたことにより投資家に一定の安心感が広がりました。

また、インフレとの闘いだけではなく、経済や景気にも一定の配慮していることが伺える内容となりました。

FEDウォッチでは12月のFOMCでの利上げ確率が前日の65%から、講演後に75%まで一時上昇場面もありました。

【経済指標】

〇ADP雇用統計 結果12.7万人 予想19.7万人 前回23.9万人
〇実質GDP(改定)  結果2.9% 予想2.8% 前回2.6%

今日発表された米経済指標はまちまちの内容となりました。

11月のADP雇用統計は予想を大きく下回り、労働市場の冷え込みを示唆。一方、10月の米求人件数は前回から減少したものの予想を上回る内容となりました。

第3四半期のGDP改定値も発表され、速報値から上方修正されたほか、個人消費も上方修正されました。

市場は明日のPCEや金曜日に発表されるISM景況感指数や雇用統計などから、米国経済の今後やFRBの政策の道筋に関するヒントを探ろうとしています。

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【まとめ】

横ばいで始まった米国株式市場ですが、パウエル議長の講演をきっかけに大きく上昇して終えました。

パウエル議長(FRB)の考えと投資家の見通しが概ね一致していたことから、市場では一旦安心感が広がりました。

とはいえ、インフレとの闘いや景気後退のリスク、中国やウクライナなど国外の問題などの不確実性は未だ残っていますので、油断や過度な楽観は禁物です。

一時的な反発の可能性も十分ありますし、「予想外」の経済指標の発表や事件が起きれば、また市場の雰囲気は一変する可能性があります。

12月のFOMCを0.5%の利上げで無事通過しても、その後の決算シーズン、そして、利上げの最終地点がどこになるか、それがどのくらい維持されるか、まだまだ長い戦いが続きます。

ただ、そもそも長期投資家にとってのゴールは今日や数カ月先の結果ではないはずですから、一喜一憂したり、気にしすぎる必用もありません。

もちろん、市場予想と未来の現実とのギャップを突いて儲けることができる方はそれでいいのですが、

私自身は、ポートフォリオを動かすコストを正当化しつつ、市場の隙をつくだけのスキルも、それを真剣に行うだけの時間もありませんから、

パウエル議長やFRBの政策、今後の経済指標がどうであれ、変に全降りして現金待機などすることなく、逆に、この束の間の上昇に喜ぶこともなく、いつも通りの投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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