【S&P500は大幅続落】良い雇用統計がFRBの積極的な利上げを後押しするとの懸念が広がる【週間ベースでは4週ぶりに上昇!】

投資まとめ

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【10月8日 米国株式市場】

ダウ    29,296 ‐2.11%
S&P500     3,639 ‐2.80%
ナスダック 10,652 ‐3.80%

米国株式市場は大幅続落

米雇用統計を受け、FRBが積極的な利上げを継続するとの観測と、

それにより米経済がリセッションに陥るという懸念が強まりました。

ラッセル2000は‐2.87%と下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐1.78%と下げました。

米10年債利回りは3.888%。+0.064と上昇。

VIX指数は31.36。+0.84と上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  145.35 +0.15%
NY原油  93.20 +5.37%
NY金   1,693 ‐1.05%

ドル円は145円台前半。

原油は大きく続騰。金は下げました。

ビットコインは19,573ドル。‐1.96%と下落しました。

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【S&P500マップ】
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【セクター】

エネルギー ‐0.72%
生活必需品 ‐1.55%
資本財   ‐1.92%
公益    ‐2.10%
ヘルスケア ‐2.12%
金融    ‐2.33%
不動産   ‐2.50%
素材    ‐2.54%
通信    ‐2.85%
一般消費財 ‐3.54%
情報技術  ‐4.14%

全11セクターが下落。

特に、情報技術は‐4.14%と大きく下げました。

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画像が見づらい方はクリックして頂けると拡大できます。@LizAnnSonders

年初来では、エネルギーを除く10セクターがマイナス。

情報技術、一般消費財、不動産、通信の4セクターがS&P500をアンダーパフォーマンスしています。

昨年夏ころまで好調だった、Nasdaqに含まれる比率の大きいグロース系セクターが市場の足を引っ張っています。

【スタイルボックス】

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全てのサイズとスタイルが下落。

今日は特にグロース株が下げました。

【個別株】

〇AMD(AMD) ‐13.87%

第3四半期の売上高や粗利益率を下方修正したことで売られました。

〇CVSヘルス(CVS)-10.48%

メディケア健康保険プランが米政府の品質評価で予想外の低下を記録したことが嫌気されました。

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【雇用統計】

9月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月から26.3万人増加。伸びは8月の31.5万増から鈍化したものの、市場予想の25万人増を上回りました。

失業率は3.5%。市場予想と前月の3.7%から0.2%低下。

米労働市場が底堅く、インフレを抑制するためFRBが大型利上げを実施する可能性が示唆されました。

雇用統計を受け、米金利先物市場が織り込む、11月のFOMCでの0.75%の利上げをする確率は発表前の85%から92%に上昇しました。

【NY連銀総裁の発言】

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は「金利をさらに上昇させ、基本的には金利をインフレ率以上の水準にする必要がある」とし、

「政策金利はいずれ4.5%付近に上昇する必要がある」と指摘しました(ブルームバーグ

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【まとめ】

今日は大幅続落となったものの、週間では主要株価3指数は4週間ぶりに上昇。

S&P500は+1.51%、ダウは+1.99%ナスダックは+0.73%となりました。

市場では来週の消費者物価指数(CPI)に注目が集まっています。

ここ数週間、市場では、良い経済指標が、かえってFRBの積極的な利上げを正当化する理由となり得るため、「良いニュースが株価にとって悪いニュースになる」という利上げ局面では典型的な状態が続いています。

【不安な方へ】

結局のところ、ここ数週間、米国株式市場は「インフレ、FRBの政策、景気後退・・・」といった、似たような理由でずっと上下を繰り返しています。

インフレが落ち着くか、FRBの政策がどうなるのか、またそれがどのような影響を企業や経済に与えるのか、投資家も、FRB当人らも、誰も確証を持てないため、

一つの指標やニュース、関係者の発言が出るたびに、同じような理由で市場は上下し、右往左往しています。

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@LizAnnSonders

実際、S&P500が今年1%以上動いた日は既に97営業日となり、コロナショックのあった2020年の109日を上回るペースとなることが予想されています。

未来はわからないし、経済は水物かつ複雑系なので、人間の手で完全かつ精密にコントロールできるものでもありません。

わからないことがある、自分にはコントロールできないことがあると、まずは認め、受け入れることが大切です。

わからないこと、未来が不確実なのは当たり前のことです。そのリスクを引き受けるからこそ、株式投資家はリターンの源泉(リスクプレミアム)を得ることを期待できるわけです。

ですから、無理のない範囲、自身の許容できる範囲で資産を株式市場に配分し続ける事が大切です。

また、過去多くの投資家が、不用意に動くことで、追加のコストやタイミング間違え、自らの手でリターンを押し下げているという多くの研究を忘れないことも重要です。

市場が上下し、先行きが不安になると「何かしなければ」と思う方もいるかもしれません。

ただ、私は、長期的に基本に忠実にインデックス投資を続けているため、今回もいつもどおり、特別なことは何もせず投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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