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【8月30日 米国株式市場】
ダウ 31,790 ‐0.96%
S&P500 3,986 ‐1.10%
ナスダック 11,883 ‐1.12%
米主要株価指数は3日続落
S&P500とNasdaq100は1カ月ぶりの安値となりました。
ラッセル2000は‐1.45%と小型株も下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.89%と下落しました。
米10年債利回りは3.112%。+0.002と上昇。
VIX指数は26.21。+0.00と横ばいで終えました。
【為替・コモディティー】
ドル円 138.79 +0.08%
NY原油 92.27 ‐4.89%
NY金 1,723 ‐0.78%
ドル円は138円台後半。
原油は約1カ月ぶりに大きく下げました。
ビットコインは19,917ドル。‐1.82%と下落しました。
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【S&P500マップ】
ルーシッド(₋9.38%)、ニコラ(₋6.31%)と増資計画を発表した電気自動車2社が大きく下落。テスラも‐2.5%と下げています。
【セクター】
金融 ‐0.42%
ヘルスケア ‐0.66%
通信 ‐0.79%
生活必需品 ‐0.99%
情報技術 ‐1.08%
一般消費財 ‐1.11%
不動産 ‐1.45%
公益 ‐1.47%
資本財 ‐1.48%
素材 ‐1.71%
エネルギー ‐3.36%
全11セクターが下落。
特に原油価格の下落を受けて、エネルギーセクターが大きく下げました。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルが下落。
特に中・小型のバリュー株とコアが下落しました。
【個別株】
〇HP(HPQ) 時間外で下落。
決算を発表。EPSはほぼ予想通りだったものの、売上高が予想156億ドルに対して147億ドルと下回りました。
個人を中心にPCやプリンターの需要が減退。ガイダンスでは通期のEPSを下方修正。株価は時間外で下落しています。
〇アビッド(AVID)+12.06%
デジタル編集システムの開発を手掛けるアビッドは、9月1日からS&P600小型株指数に採用されるとの発表を受け上昇しました。
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【経済指標】
〇7月の雇用動態調査
米労働省が30日に発表した7月の雇用動態調査(JOLTS)は、
求人件数が19.9万件増の1123.9万件となり、市場予想1045万件を上回りました。
求人件数の増加と労働市場のひっぱくによって賃金上昇圧力がかかっていることが示される一方、労働需要減速の兆候はあまり見られず、
FRBが積極的な利上げ路線を維持する根拠となるのでは?との懸念が株価を押し下げました。
〇8月の米消費者信頼感指数
8月の米消費者信頼感指数は103.2と前月の95.3から上昇。市場予想の97.7を上回る伸びとなり、4か月ぶりに上昇。
米国の個人消費が堅調な可能性や、米国の経済成長が維持される可能性が示されました。
【FRBの発言】
これらの良い経済指標はFRBが積極的な利上げを継続する裏付けとなります。
加えて、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁ら3人の米地区連銀総裁がインフレ抑制に向けた利上げ継続を改めて主張(ロイター)
これを受けて債券市場は下落。よりFRBの政策に敏感な2年債の利回りは3.4579%(+0.03)まで上昇し、一時2007年11月以来の高水準となりました。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁
〇FRBは政策金利を3.5%を幾分上回る水準に引き上げる必要がある公算が大きい
〇2023年に利下げが実施される可能性は低いと指摘。
アトランタ地区連銀のボスティック総裁
〇引き締めが終わったとは考えていない。インフレ率は依然として高すぎる
〇今後入手されるデータでインフレが減速し始めたことが明確に示されれば利上げ幅を縮小する根拠になる。
リッチモンド地区連銀のバーキン総裁
〇FRBが実施している利上げは必ずしも深刻な景気後退につながらない
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【まとめと感想】
米国株式市場は3日続落。
序盤上昇する場面も見られましたが、力強い経済指標の発表を受け、
米国の家計と労働市場が強さを維持している=FRBが積極的な利上げを継続できる。
との懸念が高まり、株式市場や債券市場は下げました。
短期金融市場では、ジャクソンホール前は0.5%の利上げとおよそ半々だった予想が、
9月のFOMCで0.75%の利上げを70%の確率で織り込むまでになりました。
平時にはほとんどスルーされるような経済指標の発表に敏感になっている所を見ると
今の市場参加者の懸念はやはりFRBと利上げであることがわかりますね。
また、個人的には米国市場参加者の多くが先行きに対するヒントを探ろうと必死になるあまり、経済指標の発表に過剰反応しているようにも思います。
今週は9月のFOMC前の最後の雇用統計など経済指標の発表が続きます。
9月1日(木)ISM製造業景気指数
9月2日(金)米雇用統計
結果次第では、もしかしたらまた株価が動いたり、下落するかもしれませんが、
長期投資家の方であれば、慌てたり、動じることなく、
結果を無視、あるいは知ったうえであえて無視して投資を続けるのが良いと思います。
おそらく、このような環境は少なくとも9月のFOMCまで、そして、その後インフレが落ち着き、利上げン最終地点が見えるまでは続くと思われます。
数週間から数カ月はこんな感じなのかも。とある程度割り切って、いい距離間で市場やニュースと付き合っていくことが大切です。
明日の株価が上がっても、下がっても、それを当てたとしても、10年後の資産にはあまり関係ないケースがほとんどですし。
毎日株価の上下を気にして、人生過ごすのも時間や脳のリソースがもったいありません。
お金から自由になりたいのに、株価や株式市場の動きに支配される人生は私は嫌なので、株式市場のことは気にせず
今日1日という時間を大切に楽しんでいきたいと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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