【米国市場は下落】悪い経済指標やオンライン広告企業への懸念が売りを誘う【週間ではS&P500+2.4%・Nasdaq+3.3%】

投資まとめ

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【7月22日 米国株式市場】

ダウ     31,899 -0.43%   
S&P500      3,961 -0.93% 
ナスダック  11,834 -1.87% 

米国株式市場は反落。Nasdaqは‐1.8%下落しました。

オンライン広告企業の下落や、悪い経済指標の発表が売りを誘いました。

ラッセル2000は‐1.62%と小型株も下落。

VXUS(全世界株式除く米)は‐0.50%と小幅に下げました。

米10年債利回りは2.750%。前日終値2.908%から₋0.158と低下。

VIX指数は23.03.‐0.08と小幅に低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  136.06 -0.95%  
NY原油   94.94 -1.46%  
NY金    1,735   +1.30%   

ドル円は136円台。金は上昇。

NY原油先物相場は3日続落し週間ベースでもマイナスとなり、4月以降初めて95ドルを割りました。

欧州の経済データ軟化と米国での燃料需要低迷の兆し、対ロシア制裁措置の調整などが要因。

これを受けてエネルギー株もマイナスとなっています。

ビットコインは22,577ドル。‐2.48%と下落しました。

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【S&P500マップ】

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スナップの決算が失望を誘った他、ツイッターの売上高も市場予想に届かなかったため、オンライン広告支出への懸念が強まり、アルファベット‐5.8%、メター7.6%と他の企業も売られました。

【セクター】

公益    +1.37%
不動産   +0.79%
生活必需品 +0.69%
資本財   ‐0.31%
ヘルスケア ‐0.39%
金融    ‐0.59%
一般消費財 ‐0.66%
素材    ‐0.73%
エネルギー ‐0.88%
情報技術  ‐1.38%
通信    ‐4.34%

全11セクター中3セクターが上昇。

公益、生活必需品などが上昇する一方、

エネルギーや情報技術、通信セクターが下落しました。

【スタイルボックス】
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全てのスタイルとサイズが下落。

バリュー株は小幅な下落にとどまる一方、

グロース株は2%前後下落しました。

【個別株】

〇スナップ -39.08%

決算を発表。元々引き下げられていた事前予想を更に下回る結果となり、39%安となりました。

〇ベライゾン -6.74%

決算を発表。2022年の通期利益見通しを下方修正した他、第2Qの月額払い契約者数が予想を下回ったため、売られました。

〇アメリカンエキスプレス +1.87%

決算を発表。良い決算で通期見通しを引き上げ。高インフレや景気後退の脅威にもかかわらず、消費者がカードでの支出を増やしていることがわかりました。

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【米国企業の決算】

22日の時点で、S&P500企業の106社が決算を発表。リフィニティブによると、そのうち75.5%が市場予想を上回りました。

過去4四半期の決算では81%の企業が市場予想を上回っていましたので、それよりはやや劣るペースなものの、現状そこまで悪くない決算シーズンが続いています。

【欧州市場について】

週間で、STOXX欧州600種指数は2.88%高と、約2カ月ぶりの大幅な上昇率となりました。

欧州中央銀行の利上げやイタリアの政治危機を不安視する声もあるなか、ロシア産ガスの欧州向け供給が再開。エネルギー供給不足への懸念が柔らいだことが一つの要因となりました。

一方、7月のユーロ圏購買担当者指数(PMI)速報値は、総合指数は49.4と1年5カ月ぶりの低水準となりました。市場予想51を下回った他、拡大・縮小の節目である50下回り、縮小を示す値となりました。

製造業の冷え込みや、サービス業は小幅な成長にとどまるなど、依然欧州の経済・景気の先行きは不透明なものとなっています。

【ウクライナ情勢】

ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、ウクライナに滞留する穀物の輸出再開に向けた合意文書署名を受け、ウクライナは約100億ドル相当の穀物を輸出することが可能と発言(ロイター

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WSJのインタビューでは、ロシアの侵攻により失った領土を取り戻すことなくロシアと停戦することは戦争を長引かせるだけだとの認識を示し、「失地回復なくして停戦なし」の姿勢を示しました。

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【まとめ・感想】

昨日まで、3日連続上昇していた米国株式市場でしたが、今日は下落し終えました。

ただ、週間では3指数とも上昇を維持。週間でダウ2%、S&P500は2.4%、Nasdaqは3.3%の上昇となりました。

エネルギーやコモディティ価格の低下はインフレ懸念を和らげますが、他方では、景気や経済の悪化を示す指標もでてきています。

米国の7月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は47.5と景気拡大・縮小の節目となる50を下回り、景気後退懸念が一歩強まりました(ブルームバーグ)。

これをFRBがどう受け止めるのか、声明のタカ派なトーンが弱まるか、9月以降の利上げ幅やペースがどうなるかにも注目が集まっています。

来週は26~27日には7月のFOMC、28日には米GDPの発表があります。FOMCでは0.75%の利上げの見通し、GDPはマイナス成長となる見通しとなっています。

引き続き、FRBと金利、景気後退やインフレの不確実性が続く中、予想よりも悪くない企業業績が株価の上昇に繋がった一週間となりました。

しかし、このまま上昇を続けるのか、一時的な反発で低調な市場や上値の重い展開が続くのか。あるいは新たな予期せぬ問題が発生しもう一段下落するのか。

今後どうなるかはわかりません。

FRBメンバーでもインフレや経済を完全に予測したり、コントロールすることはできないわけですから、私達もあまり先行きを決めつけすぎないこと。予想するにしても柔軟性や幅を持たせて考えることが重要だと思います。

私自身はいつも通り、自身のとれるリスクの範囲内で、目標とする資産配分を目指しながら、淡々と投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【米国市場は下落】悪い経済指標やオンライン広告企業への懸念が売りを誘う【週間ではS&P500+2.4%・Nasdaq+3.3%】

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