富は賢者の奴隷であり、愚者の主人である。
今回言いたいことは、この一行につきます。
富をお金と言い換えればよりわかりやすいかもしれません。
賢い人にとって、お金は奴隷（道具、手段）であるが、
愚かなにとって、お金は主人である。
確か、元ネタはセネカの言葉だったと記憶していますが、
セネカの時代から2000年以上経った、現代の私達にも十分に当てはまる言葉ではないかと思います。
資産が大小＝幸せなのか。
資産の大きい人や毎年多くのお金を稼ぐ人の中にも、
お金の奴隷のようになってしまっている人はいるかもしれません。
資産が少ない人でも、お金を適度に蓄え、増やしつつ、
幸せのための手段として上手く使っている人もいるかもしれません。
資産を増やさなきゃ、儲けなきゃ・・・
特に投資を始めたばかりの時にありがちなのですが、
お金に捕らわれ過ぎてはいませんか？
もちろん、上昇志向や目標のために努力することは大切ですし、
人生のうち、何年か全力で野心的に頑張る時期があってもいいと思うのですが、
例えば、
日々の（昨日や今日や明日の）株価といった、
あまり意味のないものに振り回され、
考えすぎて日常生活に支障をきたすくらいになると
それはもう株価の奴隷になってしまっていると言えるでしょう。
画面に映る株価よりも大切なものが、
みなさまの身の回りには、もっとたくさんあるのではないでしょうか？
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大切なものはお金だけとは限らない。
今日の八戸市は久々に青空だったので、
両親とともに最近偶然見つけたおいしい街中華にランチをしに出掛けました。
毎日画面の株価をみるより、
空や海でも見てのんびりしてた方が、私は幸せな一日を過ごせるのかもしれません。
FIREしたいとか、したらボケるとか暇になるとかいろいろありますが、
自分の性格や心と良く対話して、自分が本当にしたいことは何か。
何に幸せを感じるか。何をしたくないか。をよく考えることが大切だと思います
お金も大切
とはいえ、お金も大切です(笑)。
元も子もないのですが、ある程度蓄えがなければ、
いつまでたってもお金についての不安がついて回ります。
最低でも精神的な豊かさを下支えするくらいの、
生活防衛費は用意しておくといいでしょう。
冒頭の「富は賢者の奴隷であり、愚者の主人である。」という
素晴らしい言葉を残したセネカ自身も、ある程度の富を手元に残していましたしね。
0か1かではなく、結局バランスが大切で、
個人の価値観も同じように大切だと思います。
まとめ
「富は賢者の奴隷であり、愚者の主人である。」
ようはお金とはうまく付き合っていこうという話です。
別に金持ちになるのが悪いと言っているのではありません。
なれるならなった方がいいと思います。
私も目先にチャンスがあれば普通に拾います。
ただ同時に、できれば精神的に豊かで、幸福に富を築いていければ、より最高なのでは？
と今になって思います。
投資家は「未来の幸せ」を考え、大切にできる人が多い人種だと思います。
しかし、それゆえに、今の幸せを犠牲にしてしまっていることが多々あるようにも感じます。
（若い頃の私もそうでした）
でも、結局、人はその時々の「今」「その瞬間」しか感じることができません。
若い頃の時間や人生は、将来取り戻すことができません。
それ故に、私は「今（その時々）の幸せ」と「未来の幸せ」その両方が大切だと思います。
少なくとも今後もお金の奴隷とならぬよう、
そして富の主人であるよう、心がけながら投資を続けていこうと思います。
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Source: S&P500ETF（VOO）に投資するりんりのブログ
【お金や株価の奴隷になるな】富は賢者の奴隷であり、愚者の主人である。
