S&P500はー2.8%。3週連続のマイナス。Nasdaqは月初来ー9%。でも特に心配してません。【23日のまとめと感想】

投資まとめ

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【4月23日 米国株式市場】

ダウ     33,811 -2.82% 
S&P500        4,271 -2.77%
ナスダック    12,839 -2.55% 

金利の上昇やFRBのインフレ対策への取り組みに対する懸念が深まり、

S&P500は3月7日以来、約7週間ぶりの大幅安。

Nasdaq100は月初以来で‐9%となり、年初来‐20%に再び近づきました。

ラッセル2000は‐2.55%と小幅も下落。

VXUS(全世界株式除く米)は‐1.55%と米国より小幅に下げました。

米10年債利回りは2.905%。‐0.43%とやや低下。

VIX指数は28.21。+5.53と24%ほど急上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  128.52 +0.15%
NY原油   101.32 -2.38%
NY金    1,932 -0.66%

中国の需要が落ち込むとの見通しから、原油は反落。

週間ベースでは、ここ4週間で3度目の下げとなりました。

金も週間ベースで2.1%下げています。

ビットコインは39,621ドル。‐2.13%と下げました。

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【S&P500マップ】

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S&P500のほとんどの銘柄が下落しました。

【セクター】

生活必需品 ‐1.59%
公益    ‐1.69%
不動産   ‐1.77%
一般消費財 ‐2.37%
エネルギー ‐2.43%
資本財   ‐2.49%
情報技術  ‐2.79%
金融    ‐3.00%
通信    ‐3.31%
ヘルスケア ‐3.63%
素材    ‐3.73%

全11セクターが下落。

特に金融、通信、ヘルスケア、素材は3%以上下げました、

【スタイルボックス】
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全てのサイズ、スタイルが2%以上下落。

特に大型グロース株は‐3%と大きく下げています。

【個別株】

〇ベライゾン(VZ)‐5.79%

決算を発表。EPSは予想の範囲内だったものの、売上高が予想を下回り、通期のEPSの見通しも下方修正したため売られました。

〇アメックス(AXP)‐2.80%

決算を発表。売上高・EPS予想を上回り、米国での個人および法人向けのカードの獲得枚数が過去最高を記録。

一方、顧客の維持および獲得のために、景品やその他の特典への多額の支出を行ったため、予想以上のコスト増を計上。

株価は一時8%上昇するも、結局、市場並みのマイナスで終えました。

※個別株投資をする方へのワンポイント

アメックスの決算では米国人の「旅行」が活発化していることがわかりました。3月にはデルタカードの月間獲得枚数が過去最高を記録しています。

〇ギャップ(GPS)‐18.04%

決算を発表。2月~4月期の売上高見通しを下方修正するなど、イマイチな決算で株価は急落

傘下の主力ブランド「オールドネイビー」の販売不振から、同ブランドを統括するナンシー・グリーン社長兼CEOの退任も発表しています。

〇HCAヘルスケア ‐21.82%

売上高は予想を上回ったもののEPSが予想を下回り、人件費高騰によりなどにより、2022年通期のEPSや売上高の見通しを下方修正しました。

米国の病院はパンデミックによる人手不足と人件費の高どまりに直面しており、看護師を始めとしたスタッフを集めるために賃金を上げることを余儀なくされている。

医療従事者に高給を支払う人材派遣会社の影響も。

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【FRBと利上げについて】

5月のFOMC前に、FRBのメンバーの最後の発言が続いています。

2016年の利上げの際はタカ派として知られたクリーブランド連銀総裁ですが、「0.75%の利上げは現時点で不要」の考えを明らかにしています。

前日は、パウエル議長が「もう少し早く動くのが適切。5月FOMCで0.5%の大幅利上げが議題になる」と発言。

他のFOMCメンバーからも複数回の0.5%の利上げへの言及もあり、短期金融市場では5月、6月、7月まで3回の0.5%利上げを織り込む動きが見られました。

加えて、今日は9月のFOMCまで連続4回の0.5%利上げを織り込む動きも見られました。

こうなってくるとFOMC前に株価が下がり、利上げの発表「後」に上昇するという相場になるかもしれませんね。

金利の上昇は企業や家庭の借り入れをより難しくし、経済を減速させることも意味します。

利上げがうまくいけば、インフレに歯止めをかけることは可能なはずですが、

一方で、金利の上昇は景気後退の引き金となったり、ほとんどの資産価格にも下落圧力をかける側面があります。

今後の米国株式市場は、FRBが上手く舵を取り、ソフトランディングができるかにかかっていますが、経済は水物ですから、正直上手くいかなくても仕方ないとも思います。

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【決算は概ね好調】

米国企業の第1Q決算については、これまでのところ予想以上に堅調で、

S&P500企業のうち89社が発表を終えた時点で、うち78%が予想を上回る利益を計上しています。

元々利益のコンセンサス予想が過度に悲観的だったとし、懸念されていたほど利益率は圧迫されていないとの意見もあり、

ファクトセットによると、S&P500の利益成長の予測が決算シーズン開始後に5%から6.5%に上方修正されました。

ネットフリックスの下落による、コミュニケーションセクターの連れ安から、決算が悪かったのが株価の下落の原因という意見もありますが、全体としてはそこまでひどくないですし、

昨日、力強い決算を発表した企業はSVBファイナンシャル・グループ(SIVB)+7.53%、キンバリークラーク+8.19%など普通に上昇しています。
【まとめと感想】

今年年初は1.51%だった10年債利回りは3%に届こうとしています。

また、FRBの短期金利への期待により大きな影響を受けて動く2年債利回りは、

年初の0.73%から3倍以上に上昇し2.72%となっています。

こうしてみれば、株式市場の下落や調整も当たり前のことのように思います。

むしろ、ここ4カ月でこれだけ状況が変化しているのに、

株式市場だけ変化しないと思う方が不自然と言えるでしょう。

コロナ後の緩和相場や、リーマンショック後から続いてきた低金利、低インフレの環境のことは一旦頭から切り離して考えることが大切だと思います。

未だに過去のバックテストで過去5年、10年を切り取り、

その時期のリターンを主な根拠に「結論」やおすすめETFの記事や動画を公開する方もいますが、

過去10年と未来の10年が同じ環境とは限りません。

初心者の方は市場環境は変化するということ、

市場にはサイクルがあり、円ではなく螺旋のように、前に進みながら(でも過去と同じではない)回る
こと。

しかも、一方通行ではなく、進んだり戻ったりしながら、またペースも不規則に変えながら回っていくということを覚えておくと今後役に立つかもしれません。

これらの変化に対して、考えうる策はいくつかありますが、

私自身は自身の目標・リスク許容度・投資期間などに合う資産配分を維持し、

「分散」や「入金力UP」など自身にできることに注力しながら、いつも通りの投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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