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【レバナスについて最近思ったこと】
最近、偶然流れてきたツイートを見て、
レバナスについての「ある発言」が、
個人的に気になったので今回は書いていきたいと思います。
注意)
この記事は、
①レバナスを悪く言ったり
②レバレッジを否定したり
③Nasdaqを否定したり
④それらに投資する人を批判する
といった目的の記事でありません。
【前置きと諸注意②】
意外と誤解されますが、
ここら辺に関しては、自分自身の意見、思う所はあるものの、
他人がやる分には割と寛容に「お好きにどうぞ」と思っています。
何度もこのような前置きを書いているので、割とめんどくさくなっているのですが(笑)
この寛容さゆえでしょうか(笑)。
レバナスの話をするとなぜか毎回「一部の」レバナス投資家の方と「一部」の反レバナスの方の双方から熱いご意見(誤解を含む)をいただくことがあります(笑)
私としては、実は「両方敵じゃない」むしろ「某○○政権と戦うために共に手を取り合い、共闘する仲間であってほしい」なんて思っていたりもします(笑)。
私自身は基本的な理論にできる限り忠実なパッシブ運用を採用しています。
また、多くの方にとってはそれが良いのではとも思っています。
具体的には、全世界株式に自身のリスクの許容度の範囲内で分散投資をすること。などを好ましく思っています。
この微妙なニュアンスが上手く伝わっていればよいのですが、そこら辺は誤解しないでいただけるとありがたいです。
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【気になるのはある特定の発言】
さて、前置きが長くなりましたが、
私は他人の投資には寛容なものの、「変に、他人を巻き込みつつ、理論的におかしいことを声高らかに主張する」のもなんだかなと思うことはあり、
今回は「その発言」にのみピンポイントで書いていきたいと思います。
私としましては、なんだかなあ思いつつも、
しゃべればしゃべたってしゃべられるし、しゃべねばしゃべねってしゃべられるし、どうせしゃべられるんだばしゃべねってしゃべられるより、しゃべったってしゃべられたほうがいいって、しゃべってたってしゃべってけ。
今回も地雷原の中をタップダンスで進むがごとく、
いつもどおり思うことを素直に書いていきたいと思います。
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レバナスに投資をする方の一部には、
「レバナスが暴落するとみんな道連れだから大丈夫と言う論調」があるそうです。
大元の発信源どこかはわかりませんでしたが、
その方々に言わせると
「上位組入銘柄が被ってるから、レバナスが終われば全米株式もS&P500も全世界株式も終わるそうです」
そういう層も、いるそうです。
もちろん、レバナス投資家の皆様がそう言ってるわけではなく、
ごく1部の人がそう言ってると言うのは全く持って理解しています。
これに対して私の意見を書いていきたいと思います。
【①下落幅も考えよう】
「下落するorしない」のニ極論でなく、
「下落の幅」も考えてみて欲しい。ということです。
Nasdaqには、他の株価指数においても、影響力・構成比率の高いビックテックが多く含まれます。
ですので、それらが下落すれば、Nasdaqだけではなく、それらを含む他の指数も下落すると思われます。
しかし、その幅は、レバナスと通常のナスダックでも違いますし、S&P500や全世界株式ともまた異なります。
普通に、一般的な感覚で考えれば、資産の80%が吹き飛ぶのと、30%が吹き飛ぶのではダメージは異なります。
やや極端な例ですが、全資産1億円を持っていて全額投資をしている時、
8000万円が吹き飛ぶのと3000万が吹き飛んだけど7000万残るのでは、
その後の人生や投資計画が大きく変わったりもします。
それを一色単に「レバナスが大暴落すれば、他の指数への投資している投資家も終わるから」
と同じようにまとめて、語るのは少し現実と異なると思います。
【ITバブルの例】
ITバブルの例を出すと嫌な顔をされるのは重々わかっていますが、
例えば2000年1月から2004年末の5年間で、
QQQは年率‐15%。投資した1万ドルが4400ドルとなりました。
※レバレッジをかけると下落はもっと大きくなります。
同期間、S&P500に1万ドル投資した場合は約8800ドルになりました。
米国を除く全世界株式に投資した1万ドルは、約9703ドルとなっていました。
5年間で、資産が半分以下になる(それをレバレッジで加速させる)のと、
だいたい1割~それ以下の下落幅で抑えたこと。
これらを「みんな死ぬから大丈夫」とまとめて語ってもいいのでしょうか?
私はそうは思いません。
同じ怪我でも、突き指、捻挫、骨折などいろいろな種類があり、その後の回復や人生に与える影響は異なります。
「みんな死ぬ(死なない)から大丈夫」と事実と異なる、
パワーワードを声高らかに何度も何度も繰り返し叫んで、
まやかしの安心感を得たり、周りに変な影響を与えるのはやめようということです。
戦時中の日本の悪いところをみているようです。
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【②ITバブル時のバリュー株の動き】
また、米グロース株指数が暴落後低迷し、
なかなか回復できなかった先ほどの5年間の間に、
米大型バリュー株指数はほぼ横ばいにまで戻し、
米小型株バリュー株は年率+15%と2倍以上まで成長しました。
みんな死ぬとおっしゃいますが、
仮にレバナスが下落しても、
バリュー投資家や小型株投資家、米国外の地域に投資する投資家は、
横ばい~プラスリターンとなり生き残るケースは多々ありました。
70年代のニフティ・フィフティー後の米小型株や米国以外の地域もそうでした。
バリュー投資家や小型株投資家、米国外の地域に投資する投資家、
および、それらの地域を含む指数に分散投資をしている投資家は、
一緒に死なかったり、ねん挫程度のけがで済むケースも多々あります。
もちろん、今後どうなるかはわかりませんが、
ここ1週間でそんな日が何日もありました。
ここ数日の出来事などかわいいもので、
バリュー株のアウトパフォーマンスが「数年」続く程度のことは、
過去米国株市場において何度もありました。
「レバナスが暴落するとみんな道連れだから大丈夫」といいますが、
過去の歴史を振り返り、未来の可能性や環境を鑑みると、
本当にみんな道連れになるとは限らないのではないのではないでしょうか?
その後の回復や人生に与える影響は異なります。
事実と異なるパワーワードを声高らかに叫んで、
まやかしの安心感を信じたり、周りに変な影響を与えるのはどうなのかなということです。
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【まとめ】
上位組み入れ銘柄は同じでも構成比率が違います。
組み入れられている企業数も異なります。
レバレッジをかけているので下落幅も違います。
また、下落幅大きければ当然回復にも時間がかかります。
大きすぎるリスクは幾何平均リターンやシャープレシオを蝕みます。
バリュー株が上昇してグロース株が下落すると言うケースもあるのだから、
「レバダスが死ねばみんな道連れで行くから大丈夫」
と言う論理、論調、主張は、私は必ずしも正しくないと思います。
もちろんこれらの論調は、
ごく1部の人が強く声高らかに話していると言うのはわかっています。
なんとなく言いたいことはわかります。
そこに悪意はないのかもしれません。
ただ、ツイートを探る過程において、
その中には、悪乗りしたり、あるいは本気で信じている人もいるように感じました。
繰り返しになりますが、私は適切に分散投資をした方がいいと考えていますが、
レバナスやレバレッジやナスダックやそれに投資をすること。
投機や集中投資を批判するつもりもありません。
もっと合理的に、違う点を主張したほうが効果的だと思うよ。
ということです。
あまり合理的でなかったり、
必ずしも事実と一致しているとは言えない主張を強く声高らかに叫んでいると、
もし、その対象が、仮に本当にいいものであったとしても、
怪しく変なものに見えたりするものです。
ただ、私はこうも思うのです。
投資を始めただけでもすごいと思いますし、
多くの人に投資を普及させてくれてありががとうと。
かく言う私もまだまだ勉強不足。
偉そうなことを声高らかに叫ぶ前に、
謙虚に、これからも日々勉強を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【レバナス】レバナスが終われば、全米も S&P500も 全世界株式も終わるは本当か?