【S&P500・ナスダック続落】ハイテク株売られる。予想以上のPPI・FOMC・オミクロンも、個人的には特に心配していません。

投資まとめ

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【12月14日 米国株式市場】

ダウ    35,544 -0.30%
S&P500     4,634 -0.75%
ナスダック 15,237 -1.14%

米国株式市場は続落。

11月の卸売物価指数(PPI)上昇率が市場予想を上回ったことを受け、

FOMCにてテーパリングの加速が発表されるとの見方が強まりました。

また、引き続きオミクロン株の完全拡大も市場の懸念材料の一つとなっています。

小型株のラッセル2000は-0.96%と下落。

VXUS(全世界株式除く米)は-0.40%と小幅に下落。

米10年債利回りは1.441%。+0.017とPPIの発表を受け上昇しました。

VIX指数は21.89。+1.58と上昇しています。

【為替・コモディティー】

ドル円  113.74
NY原油  70.36 -1.30%
NY金   1,769 -0.93%

原油と金も下落しました。

ビットコインは48,547ドル。

昨日大きく下げたビットコインでしたが、+3.71%と反発しました。

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【S&P500マップ】

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 大型ハイテク関連株が下げを主導。

セールスフォースやマイクロソフト、アドビ、アルファベットなどがS&P500やナスダックを押し下げました。

ハイテク企業以外では、一般消費財、不動産などが、指数の足を引っ張りました。

【セクター】

金融      +0.63%
生活必需品 -0.06%
素材    -0.11%
エネルギー -0.38%
ヘルスケア -0.48%
通信    -0.53%
一般消費財 -0.58%
素材    -0.63%
資本財   -0.97%
不動産   -1.27%
情報技術  -1.64%  

11セクター中10セクターが下落。

債券利回りの上昇を受け金融セクターのみが上昇。

情報技術セクターと不動産、資本財が特に大きく下げました。

【スタイルボックス】

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14日は大型バリュー株が上昇し、中小型も小幅の下落にとどまったものの、

大~小型グロース株が1%以上下落しました。

過去何度か紹介しましたが、金利上昇+高インフレの環境下では、歴史的に米グロース株よりも米バリュー株の方がよいリターンを残してきました。

【個別株】

〇ビヨンド・ミート +9.29%

アナリストが投資判断を売りから中立に引き上げ。マクドナルドの展開が言及されており、来年1Q後半に代替肉のハンバーガーの全米での発売が予想されています。

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【11月の生産者物価指数(PPI)】

前月比 +0.8% 予想 0.5% 10月 0.6%
前年比 +9.6% 予想 9.2% 10月 8.8% 

前月比、予想ともに上回り、企業がインフレに圧迫されている状況を示す内容となりました。

前年同月比では2010年11月以来の大幅な伸びとなり、当面はインフレ高進が継続するとの見方が裏付けられました。

発表を受けて米国債利回りも上昇しており、株式市場はIT・ハイテク株への調整が進みました。

ハイフリークエンシー・エコノミクスのチーフ米国エコノミスト、ルベーラ・ファルーキ氏は、

「インフレ率は想定より長期間にわたり目標を上回って推移している」「FRBがテーパリングを早期に完了させ、早期に利上げに踏み切ることが裏付けられている」と述べています。

【FOMCに控える市場】

米国の投資家はFOMCの発表前にインフレの持続的な上昇に関する少しがっかりする最新情報を受け取りました。市場は明日のFOMCの結果発表を待っています。

FRBは、インフレ率の上昇に対し、景気刺激策の撤回を加速させ、テーパリングの早期終了や来年の2~3回の利上げを示唆すると見込まれています。

ただ、それ自体は既にある程度株価に織り込まれており、発表に対して株式市場がどう程度反応するかは未知数となっています。

パウエル議長の発言のニュアンスにも注目です。

米国企業は何ヶ月も前からサプライチェーンの問題やコスト上昇に対処してきました。

米大企業がこうしたコストを消費者に転嫁し、米国の消費者はこれまで食料品、衣料品、その他の消費財などの価格の上昇を吸収してきました(第3Qまで)。

しかし、この状態がいつまで持つかわからないため、投資家にとって重要な懸念事項となっています。

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【まとめ・感想】

昨日に引き続き米国株式市場は下落。

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予想を上回るPPIの結果は、先月のパウエル議長の証言を裏付け、テーパリングの加速や金利の早期正常化を示唆するものとなりました。

オミクロン株がクリスマス商戦に与える影響への懸念も残り、

市場はFOMCの結果を待ちつつ、リスクオフの空気となっています。

Infrastructure Capital AdvisorsのCEOであるJay Hatfield氏は、

「インフレ率の上昇とFRBによる経済支援の緩和が、広範な市場の不安定さの主な理由である」

「来年は流動性が低下するという現実が身にしみており、そのため、主に割高なモメンタム株に大量の売りが出ている」と述べています。

もちろん、予想以上のペースと幅でテーパリングや利上げが行われれば(それが示唆されれば)、多少混乱はあるでしょうが、個人的にはFOMCに関してはあまり心配はしていません。

喉元過ぎれば熱さを忘れるではありませんが、おそらく来月の今ころには、FRB第4Q決算発表、そして1月25~26日のFOMCで市場はよくも悪くもまた慌ただしくしていると思います。

こういう目先のイベントに機動力をもってぶつかっていく戦い方もあると思います。

ただ、私は時間も能力も体力もない普通の個人投資家ですし、取引コストも抑えたいので、今まで通り、目先のイベントは知ったうえで全部無視して、規律を保ち長期投資を続けていきたいと思います。

これから何千日と投資する方であれば、一通過点にすぎませんし

投資初期の方であれば混乱や株価の下落を楽しみながら投資を続けていくのもよいと思います。

長期投資家の方であれば、目先のイベントを課題に評価しすぎないようにしましょう

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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