【S&P500は3営業日続落】CPIの発表やFRB理事のタカ派の発言も!個人的には特に心配していません【13日のまとめと感想】

投資まとめ

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【4月13日 米国株式市場】

ダウ    34,220 -0.26%
S&P500     4,397 -0.34%
ナスダック 13,371 -0.30%

米主要株価3指数は小幅に下落。

CPIの発表後、序盤上昇していたものの、

FRBの積極的な金融引き締めの観測が強まり、下落に転じて終えました。

ラッセル2000は+0.33%と小型は上昇。

VXUS(全世界株式除く米)は‐0.55%と下落しました。

米10年債利回りは2.727%。‐0.055と低下。

VIX指数は24.26。‐0.11と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  125.33 -0.02%
NY原油   100.96 +7.07%
NY金   1,966 +1.15%

上海で新型コロナウイルス感染抑制のための都市封鎖が一部緩和されたことや、

ロシアの産油量が減少したことを受け、原油価格は7%ほど上昇しました。

ビットコインは39,730ドル。+0.49%と小幅に上昇しました。

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【S&P500マップ】

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【セクター】

エネルギー +1.72%
公益    +0.41%
一般消費財 +0.20%
素材    +0.04%
生活必需品 ‐0.02%
資本財   ‐0.14%
不動産   ‐0.35%
情報技術  ‐0.35%
通信    ‐0.80%
ヘルスケア ‐0.95%
金融    ‐1.07%

全11セクター中4セクターが上昇。

特に原油価格の反発を受け、エネルギーセクターが上昇しました。

7セクターが下げましたが、特に金融、通信、ヘルスケアが売られました。

【スタイルボックス】

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サイズ、スタイル別では大~中型が下落。

他は全体的に小幅な動きでしたが、小型株が好調。

大型と小型バリュー株は小幅な下げにとどまっています。

【個別株】

〇カーマックス(KMX)‐9.54%

中古車販売のKMXが決算を発表。売上高は予想を上回るも、EPSが予想を下回り売られました。

〇ブルー・エプロン(APRN)+5.91%

料理キットの宅配サービスを手掛けるAPRNは新しいCPOにフリードマン氏を任命したと発表。株価は上昇しています。

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【3月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)】

〇3月の消費者物価指数

結果8.5% 予想8.4% 前月7.9%

〇コア指数(エネルギーと食品除く)

結果6.5% 予想6.6% 前月6.4%

前月よりも上昇。市場予想とほぼ一致しました。

コア指数は1981年12月以来、40年ぶりの高さとなりました。

これまで、金融緩和により米国家計には余裕があり、コロナ過で抑えられていた消費への意欲も増していました。

需要が増える一方で、サプライチェーンの混乱や人手不足による人件費高騰などが供給側に問題を与え、インフレ圧力が強まっていました。

更にロシア侵攻によるエネルギー価格の上昇が追い打ちをかけ、物価の上昇が続いています。

【サブ指数】

〇ガソリン価格が18.3%上昇し、全体の伸びの半分以上を占める。

〇食品が1.0%上昇。うち家庭で消費される食品は1.5%上昇。

〇コア指数をみると住居費が0.5%上昇し、コア指数の伸びのおよそ3分の2を占める。家賃が0.4%上昇したほか、ホテルなどの宿泊費の伸びも堅調だ。

〇航空運賃は10.7%上昇。家具、自動車保険、衣料品、娯楽、日用品も上昇。医療費は0.5%上昇したが、処方薬は0.2%下落。

明るい兆しとしては、食料と燃料のコストを除いたコア指数は、前月比で昨年9月以降で最も低い水準まで緩やかになりました。

この指標は、FRBが政策を決定する際により注意を払う指標です。

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【ブレイナード理事の発言】

昨日、FRBのブレイナード理事は「6月にもバランスシートの縮小に着手する可能性がある」とWSJのインタビューで発言。
利上げとともに約40年ぶりの高水準にあるインフレ率の抑制に励むと述べています。
「米国のインフレ率は高すぎるとし、低下させることがFRBの最重要な任務」とする一方で、「歓迎すべきインフレ低下の兆候も見られている」と言及。

「今後数カ月間、緩やかな動きが続くかどうかを見極めたい」「今年の需要は緩やかになる」との見解を示しました。


「複合的な効果によって年後半には政策スタンスがより中立的な姿勢に速やかに近づく」とのべ「そこに達すれば、FRBは必要に応じて労働市場やインフレの動向に対応する選択肢」を得られるとしています。

【まとめ・感想】

S&P500は序盤1.3%上昇した後下落に転じ、‐0.34%で終え、3営業日連続のマイナスとなりました。

(まあ、そんなことはよくあるので個人的には特に気にしていませんが)

FRBがインフレにより積極的に対応しようとすることで、米国経済が巻き添えとなる可能性を投資家等が懸念していることを反映しているのかもしれません。

2021年末までは、米国企業は利益率を確保するために、製品やサービスの価格を引き上げ、そのため第4Q収益は過去最高水準となりました。

しかし、インフレのさらなる加速は、消費者を圧迫しています。

今後、消費者が価格上昇を吸収しきれなくなったり、消費そのもの控えはじめ、経済や企業利益を鈍化させる可能性があります。

株価は短期的には様々な理由で大きく変動しますが、長期的には企業利益のに沿う傾向があります。

昨年末までの方程式が今後どう歪められていくか、あるいはまだ通用しているのか。米国企業の第1Qの決算に注目が集まっています。

FF金利の上昇は、様々な投資対象にとって下落圧力となります。特に割高と見られる対象はより大きな打撃を受けることになります。

これは、投資家が比較的安全な債券を保有することで、より多くの金利を得ることができれば、よりリスクの高い株式に高い価格を支払うことを躊躇するようになるためでもあります。

実際、ここ数カ月の米国株式市場では、バリュー株へのシフトが進んでいます。

【バランスを大切に】

毎日最高値を更新するような、何をやっても大抵儲かる相場で儲けるのは簡単です。

しかし、投資家の運や腕や本質・資質がわかるのは下落時やこういう難しい相場の時だと思います。

投資はリスクとリターンの両輪で回っています。決してリターンだけではありません。

「潮が引いた時どうするか」を好調な時からよく考えて投資をすることが大切だと思います。

私は投資家の本分は「リスクをとること」「リスクや不確実性と上手に付き合っていくこと」だとも思います。

私自身は①できる限りコストを抑え、②分散効果によって、減らすことの可能なリスクはできる限り減らしつつ、市場のサイクルに対応し、③長期的に市場に居続けることで

株式市場や米国企業の生み出すリターンをできる限り効率よく手に入れていきたいと思っています。

私にとってはこれが「攻めと守り」や投資に費やす「労力や時間など」のバランスがいい感じに取れている方法だと思っています。

いろいろな投資戦略や考え方がありますが、「攻めと守り」のバランス。「人生全体」とのバランスをよく考えながら投資に向き合っていくことが大切だと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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