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【4月3日 米国株式市場】
ダウ 39,127 ‐0.11%
S&P500 5,211 +0.11%
ナスダック 16,277 +0.23%
ダウは小幅に下落。S&P500とナスダックは小幅に上昇して終えました。
3月のISM非製造業景気指数が予想を下回っていたことで、前半は買いの動きが見られたものの、買いが一巡した後は、パウエル議長の発言などを受けて伸び悩む展開となりほぼ横ばいで終えました。
ラッセル2000は+0.54%と小型株も上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も+0.43%と上昇しました。
米10年債利回りは4.359%。‐0.006とほぼ横ばい。
VIX指数は14.33。‐1.92%と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 151.68 +0.09%
NY原油 85.63 +0.56%
NY金 2,297 +0.75%
ドル円は151円台後半。一時は151円95銭を付け152円台に迫る場面もありました。
原油は4日続伸し5カ月ぶりの高値に。金も7日続伸し最高値を更新しました。
ビットコインは65,587ドル。+0.14%と小幅に上昇しました。
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【S&P500マップ】
公益と生活必需品を除く9セクターが上昇。
素材やエネルギー、資本財が大きく上昇しました。
【スタイルボックス】
大型バリュー株が小幅安。その他は小幅に上昇。
全体的に小さな動きにとどまりました。
【個別株】
○インテル ‐8.22%
製造部門の赤字が拡大し、向こう数年は損益分岐点に達しない可能性があるとの見方を公開。失望売りが広がった。
○ディズニー ‐3.13%
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【経済指標】
○3月ISM非製造業景況指数 51.4(予想 52.8・前回 52.6)
3月の米非製造業総合指数は51.4と前月から低下。低下は2カ月連続となり、インフレの鈍化に対して、良好な兆しとなりました。非製造業は米経済の約2/3を占めます。
また、需要鈍化を背景に仕入れ価格指数は2月の58.6から53.4に低下し、コロナショック渦中の2020年3月以来の低水準を記録。こちらもインフレの見通しに良好な結果となりました。
これを受けて、序盤株式が買われました。
○3月ADP雇用統計 18.4万人(予想 15.0万人・前回 15.5万人)
3月のADP雇用統計によると、民間部門雇用者数の増加数が18.4万と昨年7月以来最大となりました。市場予想を上回り、労働市場が堅調であることを示唆する内容となりました。
堅調な労働市場は利下げを急がなくても良いことを正当化します。
ADP雇用統計は雇用統計の結果とズレることもあるため、投資家は5日の「雇用統計」の結果に注目しています。
【要人発言】
アトランタ地区連銀のボスティック総裁は3日、FRBによる利下げは年1回のみにすべきとの自身の見解を維持し、FRBは年末まで利下げ開始を先送りすべきと述べました。
パウエル議長は、「年内のどこかの時点で利下げ開始が適切になる」としたものの、
経済の強さと最近のインフレの高さを踏まえると、FRBには1度目の利下げについて検討する時間があると改めて述べ、より明確なシグナルを待ちたい考えを示しました(ブルームバーグ)。
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【まとめ】
このところ、一連の強い経済指標やインフレの上昇を示す指標が、利下げ開始時期を遅らせるのではとの懸念が株価の重しとなっていました。
今日のISM非製造業指数は低下を示し、株価も小幅に反発したものの、ADP民間雇用統計は引き続き強い労働市場を示唆する内容となりました。投資家の注目は5日の雇用統計に集まっています。
また、パウエル議長も言うように、最近のインフレ指標や経済指標の上振れが一時的なものなのか、継続的なものかはまだわからないことや、広い視野で見れば米国経済やインフレ鈍化の方向性は悪くないことから、あまり右往左往したり、騒ぎ立てることもないでしょう。
状況によっては、インフレとの戦いや利下げ開始が年後半にまでずれ込む可能性も十分にあり得ます。
また金利だけではなく、例えば、企業の利益の鈍化や高いバリュエーション、その他外的要因、リスクなどいろいろな要因で調整が入る可能性も十分あるでしょう。
が、だからといって、S&P500やオルカンへの長期投資が失敗ということにはなりません。
「常に」いつ下落がきてもいいように、慌てず冷静な投資判断できるような、環境と心構えで市場に居続けることが大切だと私は思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【4/3】パウエル議長の発言や経済指標を受けてS&P500は小反発。ドル円152円に迫る【インテルー8%と急落】