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【4月2日 米国株式市場】
ダウ 39,170 ‐1.00%
S&P500 5,205 ‐0.72%
ナスダック 16,240 ‐0.95%
米国株式市場は下落。堅調な経済指標やコモディティ価格の値上がりを受けて、FRBが高い金利を予想よりも長い期間維持するのではとの観測が市場に広がっていることなどが背景。
テスラやヘルスケア関連株の下落も重しとなりました。
ラッセル2000は‐1.80%と小型株も下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.42%と下落しました。
米10年債利回りは4.361%。+0.032と上昇。
VIX指数は14.61。+7.01と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 151.59 ‐0.03%
NY原油 85.42 +2.04%
NY金 2,275 +1.13%
ドル円は151円台中盤。
原油は3日続伸。金も6日続伸しています。
ビットコインは65,681ドル。‐5.74%と下落しました。
仮想通貨関連株もつれ安となりました。
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【S&P500マップ】
エネルギーと公益を除く9セクターが下落。一般消費財やヘルスケアが下落しました。
他のセクターと相関の低いエネルギーセクターはこういう時分散効果を発揮しますね。
【スタイルボックス】
全てのカテゴリーが下落。
小型株やグロース株が大きく下落しました。
【個別株】
○テスラ ‐4.90%
発表した第1・四半期の納入台数は前四半期比20.2%減の約38.6万台で市場予想45万4200台を下回りました。前年同期比でも8.5%減少した。納入台数の減少はコロナ禍で生産停止を余儀なくされた2020年第2Q以来初。
○旧GEの分社化で、本日エネルギー部門のGEベルノバと航空事業のGEエアロスペースが上場し、取引が開始されました。
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【経済指標】
○2月米 JOLT労働調査(求人件数)
結果 875.6万件 予想 873.0万件・前回 874.8万件
○2月米 製造業受注指数(前月比)
結果 1.4% 予想 1.0% 前回 ‐3.6%
昨日のISM製造業指数に続き、今日は求人件数や製造業受注が市場予想を上回り、米経済が予想以上に強いことが示唆されました。
強い米国経済は金利を高い水準で維持することを正当化するため、米金融当局の利下げ時期が後ずれするのではと見方が強まっています。
【要人発言】
強い経済指標と市場の反応とは逆に、FRB関係者からは利下げに向けて前向きな発言が続きました。
サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、FRBによる年内3回の利下げは妥当な予想との考えを示しました。
その上で、インフレが高止まりする場合には利下げ回数を減らし、労働市場が低迷したりインフレが予想よりも急速に低下した場合には利下げ回数を増やす用意があると柔軟な姿勢を示しました。
クリーブランド地区連銀のメスター総裁は、FRBが年内に利下げに踏み切るとの見方を維持しているが、利下げが可能かどうかを裏付けるデータをなお確認する必要があると発言しました(ロイター)
FRBは先日のFOMCのドットプロットで年内3回、計0.75%の見通しを示しましたが、金融市場はFRBより弱気で0.75%以下で織り込む動きを見せています。
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【まとめ】
S&P500はここ一カ月で最悪のパフォーマンスとなりました。が、1%も下落していないのに特に騒ぐ必要もないでしょう。
市場では、今夜予定されているパウエルFRB議長の講演や5日の雇用統計に注目が集まっています。
FRBメンバー達が言うように、今後利下げについては経済指標次第なので、どうなるかはわかりませんが、米国経済とインフレ、FRBとの戦いはもう数か月は続きそうです。気長にいきましょう。
過去数年、FRB自身もインフレが一過性だと読み違えましたし、その後は多くの解説者やメディア、インフルエンサーが利下げについての見通しを甘く見積もったり、米国株はオワコンとかいろいろ間違えました。
むしろ、間違えないことの方が難しい世界ですし、大抵は正解でも、大事な1割を外すと一気に投資しターンが悪化する世界ですから(コロナショックやここ数か月の上昇など)
あまり予想やノイズに振り回されることなく、長期的に株式市場に資産を置き続けて、株式市場がもたらすリスクをとったことに対する対価、リスクプレミアムを集めていくのが基本だと私は考えます。
長期株式投資では、大正解を狙うより、概ね正しい、合理的な行動を続け、大きな間違いを避けることが大切。
調子が良い時は良いなりに。悪い時は悪いなりにいろいろやりたくなったりするものが、まずは基本をしっかりと続けていきましょう。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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