【米国株100%?国際分散か?】国際分散投資の意義をもう一度再確認しよう。

投資まとめ

【国際分散投資のリスクについて】

全ての投資には何かしらのリスクが伴います。

日本以外の地域への国際的な投資も例外ではありません。

日本以外の地域への国際投資をすることで選択肢が広がり、

ポートフォリオをより分散することも期待できますが、国内の株や債券に投資をする際の一般的なリスクに加えて、以下のようなリスクを引き受けなければなりません。

【カントリーリスク】

それぞれの国や地域の

政治的出来事(戦争・国政・選挙等)

財政問題(インフレ・デフォルト等)

自然災害(地震・火事・ハリケーン等)

などが、特定の国や地域の経済や市場を弱体化させ、投資を減少させる可能性があります。

【為替リスク】

為替相場の変動によるリスク。 

外貨建て資産を保有していると為替変動により損益が発生します。

新興国市場に投資をしている場合、これらのリスクはそれぞれ更に増加する可能性があります。

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【国際分散投資のメリット】

しかし、これらのような追加リスクにも関わらず、

ポートフォリオをよく分散し、国際的なエクスポージャーを持つことには十分な意義があります。

2000年代始め米国株式市場が低迷し、先進国・新興国市場のパフォーマンスが好調となり、

逆にここ10年は米国株式市場好調で、その他の地域がイマイチだったように、世界の株式市場はしばしば互いに独立した動きを見せる事があります。

国際的に分散したPFは、世界中の様々な株式市場のパフォーマンスサイクルから利益を得る機会を生み出します。

また、国際分散は、特定の市場のボラティリティに対する緩衝材としても機能します。

例えば、このデータは米国人視点のものとなりますが、

1970年年初から2018年12月までの間、米国株式市場のみを保有した時に比べて、その他の地域の株式を組み合わせた方がリスクを抑えることができたというデータもあります。

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橙色 米国(MSCI USA)
  米国を除く国際株式(MSCI World ex US Index)
緑  米国60%・その他の地域40%

ちなみに、この期間全体では、米国のリターン9.0%・リスク15.1%なのに対し、

緑の国際分散の方は、リターン9.0%・リスク14.3%でシャープレシオの改善も見られました。

近年各地域の相関が高まってきたとはいえ、1でなければ分散効果はありますし、相関関係は流動的で時と共に変化します。

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【まとめ】

結局のところ、自身の資産のリスクやリターンを決める最大の要因は資産配分です。

リターンはコントロールすることができませんが、リスクは自身である程度コントロールすることが可能です。

それぞれのリスク許容度や投資期間などに合わせて、適切に分散しつつ資産を配分し、それを継続することが大切だと思います。

1970年以降、政治も経済も世界中でいろいろなことが起きました。

それを乗り越えてきた株式市場と資本主義、人間の合理性や底力を信じ、

私は短期的なニュースに惑わされることなくこれからも投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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