オルカンとオルカン(日本を除く)どちらに投資をすればいいのか?

投資まとめ

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【オルカンとオルカン(日本を除く)】

今日はオルカンとオルカン(日本を除く) について話していきたいと思います。

「eMAXISSlim全世界株式」こと「オルカン」と、そこから日本株を除いた「eMAXISSlim全世界株式(除く日本)」という二つの商品があります。

いわゆる金融理論に基づいて、基本に忠実に、全世界株式に時価総額加重で投資をするオルカン。

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そこから、日本株式市場を除いた指数に連動するのが「eMAXISSlim全世界株式(除く日本)」となります。
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まあ、名前のままですよね(笑)

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【どんな人に向いているのか】

オルカンは、これから株式投資をする方にとっては最適な商品の一つだと思います。

では、オルカン(除く日本)はというと、例えば、もともと日本株や日本株投信を持っている人などが、目標とする資産配分に向けてポートフォリオを組む際などに役立ちます。

日本に資産を多く持っているから海外に分散したい方や、給料など人的資本が日本や円に集中してるのを気にする方にも人気です。

今でこそ、VTやオルカンなどファンド1本で全世界株式に投資をすることができるようになりましたが、昔は海外に投資をするのが難しく、コストも多くかかりました。

海外投資がある程度普及した後も、例えば、日本年金機構のPFや山崎元氏の昔の本などでも取り上げられているように、基本は「日本株」+「外国株(先進国(除く日本)や新興国)」を、リスクやリターンが最適となると思われる比率で組み合わせたポートフォリオを持つのが一般的でした。

(除く日本系)のファンドはこの流れを汲んで設定されたものと思います。

【以前は一般的だった「日本株」+「○○」】

近年では米国の人気のせいか、米国人にとっては一般的な、S&P 500(米国株)とそれ以外などで語られることもありますが(私自身がこの考えの普及に一躍買った可能性があります(笑))、もし、この考え方をするのであれば日本人視点で考えることを忘れないよう注意する必要があると思います。

日本に住む日本人投資家にとっては、長い間「日本株」が中心でしたし、その考え方は間違っていないと思います。

余談ですが、同じくイーマクシススリムの均等配分型(3地域均等・4資産均等)のファンドも、「S&P500などの米国株」ではなく「日本株」+「」+「」といった形で、「日本(国内)株式」を株式のアセットクラスの1つの軸にしつつ、他の資産を組み合わせているファンドとなっていますね。

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このような1/N型ポートフォリオは、「期待リターンもリスクも相関も全く何もわからない」という前提の方などには理にかなっているファンドとなります。

あとは、時価総額加重が嫌な方(為替リスクの取りすぎを気にしたり。バリュー的な逆張りしたい方)などには向いていますね。

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【本筋に】

私の本筋に戻すとチャートを見てわかる通り、オルカンとオルカン(除く日本)の間にはほとんど差はありません。

青(除く日本)赤オルカン

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数字で見てもほぼ同じです。

左が(除く日本) 右(オルカン)

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どちらがいいかは、VTIとVOOの関係に近く、ほとんど変わりません。

理論的にはオルカンがベターですが、結局は、投資を開始した日と終えた日の株価に依存する。いわゆる「運」と言えるでしょう。

初心者インフルエンサーの中には、いろいろな期間や期間をずらしたのリターンを切り取って結論付ける方もいますが、そういうので結論付けられるようなものではなく、です。

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【まとめ】

さて、このこのことから初心者の方に学んで欲しいのは、

①実際に数字などで見ること。

「SNSでは日本株が調子がいい。除く日本に投資をした人は残念」という意見もありましたが、実際はオルカンでも(除く日本でも)ほとんど変わりません。

投資をする際は、作文や印象、イメージで判断するのではなく数字や事実を見る癖をつけましょう。事実と市場コンセンサス(予想)、自分の勝手な憶測を分けて考えるのも重要です。

ポートフォリオを少しばかり加減してもいほとんど意味がない

ここが今回の記事で一番重要なところです。

オルカンとオルカン(除く日本)で成績がほとんど変わらないのは、オルカンの日本株比率が5.5%と低いこと。また他の先進国と相関もある程度高いことなどが理由です。

つまり、ポートフォリオに、少しばかり似たような動きをする資産クラスや投資対象を加えたところで、リスクリターンの改善にはあまり貢献しない場合がほとんどです。

今日も形態に何かの記事で「オルカンだけではもったいない」とFANG+、インド株、グローバルサウス、半導体などを少し加えようという記事がありましたが、少し(数%)ばかり加えたところでほとんど意味がありません。

遊びや楽しみ、趣味ならいいのですが、資産形成の効率や人生を考えると、逆に、手間やコストや管理やリバランスや時間などを追加で投下することになり、人生の効率が落ちたりもします。

もし、真剣に投資を考えて言えるのであれば、相関やリスクなどにもよりますが、普通の一般的な投資対象であれば、ある程度(10%以上)は加えないとリスクリターンの改善効果は望めない可能性があります。

興味のある方は「誤解だらけのアセットアロケーション」や「アセットアロケーションの最適化」などを読んでみてください。

逆にここら辺を勉強せず、インドファンドや新興国ファンドなどに手を出すのは勉強不足といえるかもしれません。

100円が10倍になっても所詮1000円。100万円や500万のポートフォリオのシャープレシオが若干改善したところで、実際に手にできるお金はたかが知れています。

それよりも、週2万副業したり(土日で1万とか、平日4千×5日とかで約月8万×12か月で約100万)転職なり、昇給なりして、元手を稼いだ方が確実に資産は増えますし、効率的です。

山崎元氏や某ニート氏がいうように、5000万とか1億以上持っている方でなければ、小手先で少額をいじくりまわすよりは、

オルカンなどにシンプルに投資をして、株式投資に費やす時間や労力を最小限にして、その空いた時間で、人的資本を高めたり、拠出額を増やすよう努力するのが効率的だと私は思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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