【S&P500とNasdaqは小幅に上昇】一連の経済指標は利上げを停止を正当か?【株は買われすぎとの指摘も】

投資まとめ

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【11月17日 米国株式市場】

ダウ    34,945 ‐0.13%
S&P500     4,508 +0.12%

ナスダック 14,113 +0.07%

S&P500とNasdaqは小幅に上昇。ダウはシスコやウォルマートの下落を受けて下げました。

一連の経済指標が利上げ停止期待を高める中、市場では買われすぎを指摘する声も聞こえるようになりました。

ラッセル2000は‐1.52%と小型株は下落。

VXUS(全世界株式除く米)は‐0.43%と下落しました。

米10年債利回りは4.447%。‐0.09と低下。

VIX指数は14.32。+0.99%と上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  150.72 ‐0.42%
NY原油  72.96 ‐4.83%
NY金   1,980 +1.10%

ドル円は150円台後半。

原油相場は急落し7月以来の安値になりました。

ビットコインは35,941ドル。‐5.14%と下落しました。

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【S&P500マップ】
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【セクター】
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原油価格の下落を受けて、エネルギーセクターが大きく下落。

小売業の下落を受けて、生活必需品制も下落しました。

【スタイルボックス】

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バリュー株や中小型株が下げました。

【個別株】

○シスコ ‐9.83%

ネットワーク機器の需要鈍化を背景に、通期の売上高と利益の見通しを下方修正しました。

○ウォルマート ‐8.09%

通期の業績予想を上方修正したものの、インフレと金利上昇を受けて米消費者の支出に対する慎重な姿勢が続いていると指摘したこと受けて下落しました(ロイター)。

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【経済指標】

○新規失業保険申請件数(11/11までの週)

結果 23.1万件 予想 22.0万件 前回 21.8万件

○失業保険継続受給者数(11/4までの週)

結果 186.5万人 予想 184.3万人 前回 183.3万人

米失業保険申請件数は継続受給者数が前週から増加し、約2年ぶりの高水準となりました。

労働市場は堅調なものの、緩みつつあり、失業者が新たな仕事を見つけるのが一段と難しくなっていることが示唆されました。

○鉱工業生産  ‐0.6% 予想 ‐0.4% 前回 0.3%
○ 設備稼働率 78.9% 予想 79.4% 前回 79.7%
○ MAHB住宅市場指数 34 予想 40 前回 40

製造業生産は自動車メーカーと部品サプライヤーの活動後退を反映し予想以上に落ち込みました。

米住宅建築業者のセンチメントも今年最低の水準に落ち込みました。

FRBのクック理事は「経済活動や雇用が不必要に大きく落ち込むリスクにも注意を払っている」と発言。金融環境の引き締まりによって経済の一部に負荷がかかっているとし、今後さらなるストレスにつながる恐れがあると述べました(ブルームバーグ)。

【地域差】

米国ではアラバマやケンタッキー、ミシシッピ、テネシーを含む南東部寄りの地域のインフレ率は依然4%を超えている一方で、ニューイングランドが10月に2%となりました。また、昨年インフレ高騰に見舞われたアリゾナを含む山岳地帯も前年同月比3.1%上昇と、ピーク時から鈍化している地域もあります。

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【まとめ】

弱い経済指標や見通しが複数発表され、市場では利上げ停止と利下げ停止の期待が高まっている他、企業の利益や景気の鈍化の可能性が指摘されています。

FRBは時間差を伴う金融引き締めの全面的な影響を見極めようとデータに注視しています。

さて、数年前は米国株は「バブル」だという声が聞こえ、少し前は米国株は「オワコン」というインフルエンサーや「ブラックマンデー再来」という報道もありました。

もし、そこで投資をやめていれば、11月の上昇を取り損ねていたことでしょう。

もちろん、米国株は過去10年以上停滞したことも、大きく下落したことも多々ありますが、長期的にはそれを上回る成長を続けてきました。

それらは決して未来を保証するものではありませんが、

歴史を学んでいれば、10月の下げや中東の地政学的なリスクもそこまで騒ぐほどのことではないということや(それ以上にひどいことを何度も乗り越えているので)

大きな下落と大きな反発は近い日に起こる傾向があることなどわかると思います。

急な下落を回避するには、市場から出るタイミングと戻ってくるタイミングの2回を、動くことで発生するコストを正当しながら、正確に達成しなければならない。という非常に困難なミッションを達成しなければならないのですが、

急な上昇を逃さないことは市場に居続けることで、コストをかけずに誰でも達成できます。

初心者の方はあれこれ動き回って、タイミングの間違いやコストで自らのリターンを押し下げるよりも、市場の雑音とは距離を置き市場に居続けることをお勧めします。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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