過去20年間のアクティブファンドの勝率。先進国では20年中2年のみ。

投資まとめ

【指数を上回るアクティブファンドの比率】

先日モーニングスターにて、

「“先進国株式はわずか10%”過去20年間における株式型アクティブファンドの対パッシブでの勝率

という記事が公開されていました。

国内大型株式、先進国株式(日本除く)、米国株式、新興国株式を対象に、

アクティブファンドの暦年のリターンが、その属する資産を代表する指数のリターンを上回った比率を調べたものです。

調査期間は2020~2021年の20年間(21年は9月末時点まで)

結論から言うと、こんな感じです。

00.
画像は同記事より引用。

国内大型株はまだTOPIX(配当込み)に対して健闘しているものの、

先進国株式(日本除く)では、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円ベース)を上回る、

アクティブファンドの比率が50%を超えたのはたった2年しかありませんでした。

米国株式カテゴリで、S&P500種株価指数(配当込み、円ベース)を上回るアクティブファンドの比率が50%を超えたのは3年。

新興国でもMSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み・円ベース)を上回ったファンドの比率が50%を超えたのは、20年間のうち4年でした。

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【ポイント・感想】

過去20年間の大半の年で、代表指数を上回ることのできたアクティブファンドは50%以下であり、

特に、先進国(除く日)、米国、新興国、カテゴリではほとんどの年で、

大半のアクティブファンドが代表的なベンチマークを下回る結果となりました。

各年毎、または長期的に、

ベンチマークを上回るアクティブファンドを事前に選択するのは難しいですし、

コストもパッシブ運用のファンドに比べ、アクティブファンドの方が高い傾向にありますから、

私自身はやはりパッシブ運用のインデックスファンドの方を好みます。

【コア&サテライト戦略の注意点】

ちなみにモーニングスターは、

アクティブファンドの高いリターンを獲得する可能性に懸けるのであればそれも良いが、

株式ファンドへの投資から安定的な収益を獲得したいのであれば、

パッシブファンドをコアと位置付けた上で、

アクティブファンドでリターンの上積みを図ることが妥当であろう。

としています。

このコア&サテライト戦略を採用する際に気をつけて欲しいのは、

サテライト部分が必ずしもリスク・リターンの改善に貢献しない可能性もあるということ。

(=コア(パッシブ100%)よりかえってリターンを悪化させる可能性もあり)

サテライト戦略を採用する事で、追加のコストと手間がかかるという事。

もし、コア&サテライト戦略を採用するのであれば、

ここら辺との折り合いをどうつけるのかしっかりと考えて行う事が大切だと思います。

私はめんどくさがりなので、

パッシブ運用のインデックスファンド100%でこれからもやっていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
過去20年間のアクティブファンドの勝率。先進国では20年中2年のみ。

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