【GAFAM全滅】ウォール街はCPIと企業決算を前に身構える。もまだ楽観的との指摘も【S&P500は横ばい、Nasdaqは下落】

投資まとめ

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【4月11日 米国株式市場】

ダウ    33,684 +0.29%
S&P500     4,108 ₋0.00%
ナスダック 12,031 ₋0.43%

ダウはプラス圏で終了。

影響力の大きいGAFAMやハイテク株の下落を受けて、

S&P500はほぼ横ばい、ナスダックはマイナスで取引を終えました。

ラッセル2000は+0.80%と小幅に上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+0.45%と上昇しました。

米10年債利回りは3.432%。+0.017と上昇

VIX指数は19.10。+0.13と上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  133.73 +0.10%
NY原油  81.46 +2.16%
NY金   2,004 +0.75%

ドル円は133円台後半。

原油と金は上昇しました。

ビットコインは30,210ドル。+1.86%と上昇しました

ビットコインは2022年6月以来久しぶりに3万ドルを回復。年初からの上昇率は80%を超えました。

これを受けて、仮想通貨関連株も上昇しています。

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【S&P500マップ】

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【セクター】

エネルギー +0.89%
金融    +0.85%
素材    +0.73%
資本財   +0.59%
不動産   +0.45%
ヘルスヘア +0.30%
生活必需品 +0.24%
公益    +0.06%
一般消費財 +0.02%
通信    ‐0.43%
情報技術  ‐1.03%

通信と情報技術を除く9セクターが上昇。

影響力の大きいGAFAMやハイテクセクターの下落を

素材や運輸などの景気敏感株の上昇が支えました。

【スタイルボックス】
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サイズスタイル別にみると大型グロース株が下落。

中小型株は昨日に引き続き大きく上昇しました。

【個別株】

〇カーマックス<KMX> +9.64%

決算を発表。売上高は予想を下回ったものの、EPSが予想を大きく上回りました。

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【5月のFOMC】

5月2~3日に開催されるFOMCでは、0.25%の利上げが67.9%の確率と織り込まれています。

追加利上げが意識されていることを受けて、Nasdaqは6営業日中5営業日で下げています。

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【グルービー総裁の発言】

米シカゴ連銀のグールズビー総裁は、利上げを行う上でFRBには「慎重さと忍耐」が求められるとの見解を示しました。

先日のSVB破綻による混乱を受けて「金融面での向かい風について不透明感が多いことを踏まえると、われわれは慎重姿勢でいる必要がある」「インフレを押し下げる上でこの逆風がどの程度作用するのかが分かるまで、さらなるデータを集め、過度な利上げには慎重であるべきだ」と発言。

3月に起きた銀行セクターの混乱が融資環境の引き締まりにどの程度つながるのかという懸念が高まっています。

【ブラックロックは、物価連動債を選好】

米ブラックロックはインフレ率が米金融政策当局の目標である2%を大きく上回って推移するとの見方から、インフレ連動債に対してオーバーウエートのスタンスを強化しました。

構造的なトレンドが物価上昇圧力を持続させる可能性が高いとして、数年前からインフレ連動債を戦略的にオーバーウエートにしており、市場のインフレ期待を示す指数が低下した先月でもそのポジションを積み増しています。

ブラックロックのストラテジスト等は明日のCPIでは根強いインフレが裏付けられるとみています。

【株式市場の楽観を懸念】

UBS グローバル・ウェルス・マネジメントの最高投資責任者であるマーク・ヘーフェレ氏は、

「気まぐれな市場の物語をナビゲートするのは容易ではありませんが、より楽観的な見通しに傾いている株式と比較して、金利がより悲観的な見方で値付けされていることは助けになります」と述べ、株式よりも質の高い債券を好む理由の 1つとしています。

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【まとめ】

ダウは4日続伸。ナスダックは続落。S&P500は一時0.4%上昇していましたが、ITハイテク株の下落を受けてほぼ横ばいで終えました。

ITハイテクは重い展開が続いているものの、その他のセクターが上昇しS&P500を支えています。

明日の米消費者物価指数(CPI)を控える中様子見が続き、狭いレンジの動きとなりました。

CPIの後には企業決算シーズンが控えています。

投資家は過去の数字に加えて、現在および今後の状況について CEO が何を言おうとしているのかを知りたがっています。

NYメロン・ウェルスマネジメントのアリシア・レビン氏は、「企業業績は下方向にならざるを得ない」「業績見通しは過去5週間でほとんど変わっていない」と指摘し「それでは現実のテストには受からない」と述べています。

また、今懸念されていることの1つは、銀行が業界全体の混乱を受けて、融資を控える可能性があることです。彼らが企業への融資を断ち切れば、経済はさらに減速し、景気後退のリスクが高まります。

そういう意味でも今週末の銀行株の決算にはいつも以上に注目が集まっています。

【身構える米国投資家】

ウォール街の投資家は、米国株を過去2週間に渡り売り越したことが、バンク・オブ・アメリカの調査でで明らかになりました。

「身構えている時に死神はこないものだ」という格言がありますが、明日の3月CPIに米国の投資家達は身構えています。

もし、CPIがインフレの粘着性を示唆するようであれば、年内の利下げ期待が後退し、利上げを停止したとしても、しばらく高金利の状態が継続されるとの観測が高まると思われます。

これは株式市場にとってはネガティブな材料ですが、これは株式市場が勝手に作り上げたナラティブであり、そもそもFRBは年内利下げを否定しています。

さて、年初からの米国株式市場の上昇を受けて楽観的になりすぎたり、油断してはいませんでしょうか?

暴落や下落、景気後退、長期停滞に入った「後」で、慌ててどうこうしようとする方も多いのですが、下落の「後」で下落に備えようとするのではなく、

市場タイミングや未来がわからない以上、「今」というか「常日頃」から、しっかりとリスクの許容できる範囲で投資をすることが大切です。

いろいろな投資戦略があると思いますが、私は特に変わったことをせず、いつもどおりの株式100%という資産配分を維持しながら投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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