【投資の大原則】
リバランスをすれば、必ずリターンが増えるというものではない。しかし、資産配分のリバランスをする事によって、必ずリスクを減らすことができ、
自分のニーズと性格に合った資産配分をキープすることができる
【リバランスとは?】
複数の資産や証券に分散投資するポートフォリオ運用において、資産の再配分をリバランスといいます。
時間の経過とともに相場が変動することで、当初決定した資産配分が変わっていきます。
そこで、定期的にその資産配分の比率を当初の計画どおりに修正を行います。これがリバランスです。
SNBC 日興証券 HPより
「初めに想定したリスク水準を守る」
時間が経つにつれて、保有しているそれぞれの資産価格は上がったり下がったりします。
当初、株式と債券50:50の比率で資産配分しようと決めていても
時間の経過とともに株価が上昇し、株式の比率が6割になるかもしれませんし、4割に下がるかもしれません。
これを元の50:50の比率に戻してあげるのがリバランスです。
リバランスの最大の目的は「当初の資産配分で想定したリスク水準を守る」ことにあります。
昨年のような株価の上昇時に、しっかりとリバランスをし、
自身の目標やリスク許容度に合う配分を維持した投資家は、
今年の下落のダメージを軽減したり、
今年のリバランスで昨年より割安になった株を買うことができたのではと思います。
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バンガード社によると・・・
バンガードジャパンHP参照
資産配分はグローバル株式60%、グローバル債券40%です。
リバランスしたポートフォリオは、6月と12月の各月末にこの資産配分に戻しています。
アセットアロケーションの決定は、目標を達成するための重要な礎の一つです。
その効果を引き出すためには、
長期にわたるさまざまな市場環境の変化の中にあっても、
アセットアロケーションが正しく維持・管理されなくてはなりません。
時間の経過に伴い、資産の比率が変わった場合、投資目的達成のために設定した当初の資産配分へと戻すには、定期的なリバランスが必須です
バンガード社も規律ある投資行動の一つとして、「リバランス」の重要性を指摘しています
リバランスについて思う事。
〇頻度とコスト
一つ気をつけて欲しいのは、
リバランスにはコストや(儲かっていれば税金も)が発生するので、
あまりに頻繁に行うとリターンの縮小要因になってしまいます。
年1度もしくは半年に一度くらいが良いと過去の論文等では指摘されています。
〇時期
時期においても、何も年末年始にする必要はありません。
自分で適当に日付を決めて好きな時期でやるいいと思います。
(ただし、一度決めた時期は何があっても、市場が暴落してても守る事)
〇その他
各資産の比率が〇〇%以上ずれたらという「トリガー」を用いてリバランスの仕方もあります。
過去の論文では5%以上乖離した時にリバランスをするのが効果的とされています。
年〇回のリバランスと○○%ズレた時のリバランスを併用するのが理想的ですが、
個人投資家で、そこまで資金が大きくない場合は、コストをかけて、そこまで丁寧にやらなくても、毎月のノーセルリバランスで十分賄える場合が多いと思います。
リバランスが、めんどくさいという方は自分の理想の資産配分に合ったバランスファンドに投資するのも手です。ほとんどのファンドは勝手に(株式60 債券40)などに自動でリバランスしてくれます。
個人的には、新規に資金を追加投資によってリバランスを行う「ノーセルリバランス」が好きです。
みなさんはもうリバランスはお済でしょうか?
あなたのポートフォリオは、目標とする資産配分から大きくずれていませんか?
リバランスは万能ではないし、
暴落を防げるわけでも、リターンを上昇させるわけでもないけれど、
リスク許容度を守る事、PFのリスクを管理する上で役に立ちます。
まだの方は、まずは是非、リスク資産と無リスク資産の比率は、自身の許容できる範囲を超えていないかというチェックから始めてみてください
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
「リバランス」はお済みですか?自身の許容できるリスク水準を守ろう!