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【S&P500を短期的に超えるのは簡単だが・・・】
りんり@バンガードS&P500ETF(VOO)@SandP500ETF
短期的にS&P500を上回るのは実は非常に簡単だ。ちょっとだけ運が味方すればだれでも行ける。
実際、過去1年では約45%の米株アクティブファンドがS&P500を上回っている。 https://t.co/byGac4PPp8
2022/12/23 18:00:58
しかし、長期になるとどうだろう。
過去15年でS&P500を上回ったファンドは10.6%しかない。
途中で消えたファンドも合わせると・・・
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【S&P500を上回るのはなぜ難しいか】
では、長期的にS&P500を上回るのはなぜ難しいのか。
これはブログの過去記事で何度か紹介してきたように、
アクティブ投資とパッシブ運用によるコストの差の影響が大きいと言われています。
また、インデックス投資の最も大きな利点も売買コストや、
分配金(配当)再投資の際のコストを抑えられる点にあります。
ですから、S&P500への投資やインデックス投資とアクティブ投資の成績を比較する際は、
コストを控除後の実際のリターン、成績で比較するのが普通だと思います。
そして、市場平均に勝ったことが偶然では無い。
明確に自身の『スキル』によるものだということを証明するためには、
数学的には32年連続で市場を10%、 または302年で1%上回る必要があるそうです。
S&P500をアウトパフォーマンスして、それを自慢する人を過去何人も見てきましたが、
それが運なのか実力なのかわかりません。
リスクを取っていただけで、市場環境の変化などによって散っていく人も多く見ました。
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【S&P500は最強ではないが】
もちろん、S&P500が最強とか最高とか万能と言うつもりはありません。
これまで何度も書いてきたように、S&P500にも弱点が多々あります。
市場全体が下がる時はS&P500も下がります。10年くらい停滞することも普通にあります。
でも、分散効果によりリスクを抑えられる点やコストが抑えられる点、手軽に投資ができる点など利点があります。
私は、インデックス投資を使って、時間や手間をかけずに、株式市場やそれを構成する企業の生み出す、利益や成長の分け前を効率よく得ながら、
空いた時間で好きなことをしたり、仕事をしたり、人生を楽しんでいきたいと思っています。
注意)
過去何度も書いてきた通り、元々は日本株や米国の個別株をやっていましたし、今はもう何年もやっていないだけで、個別株の話は全然好きですし、アクティブ投資家の友人はたくさんいます。
同じ投資家仲間ですし、喧嘩せず、自分のお金なんだし好きなようにやればいいと思います。また、投資戦略に関しての合理的な批判や指摘はまだ良いと思いますが、非合理的な批判や個人攻撃、集団攻撃などは同なのかなと思います。
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【まとめ】
さて、最近では株価が下がったせいか、
またS&P500やインデックス投資を揶揄する声が聞こえてくるようになりました。
いつものことですが、そういう声をあげる人の戦略や予想が正しい時もあれば、
結局、間違っている時もあります。
事前に誰が正しいのかを見分けるのは、
アクティブファンドや個別銘柄を見分ける以上に難しいかもしれません。
過去10回予想を連続で当てた人が、次も当てるとは限りません。
【航路を守ります】
さて、この相場でインデックス投資を続けるかどうか。
積立額や資産配分をいじろうか迷っている方に思い出して欲しいことがあります。
それはインデックス投資に限らず、投資における最大の敵は自分自身だといういことです。
S&P500指数は年率11.1%のリターンをあげました。
年率3.69%と大きく劣っていたことがわかっています。
つまり、市場の上下や予想に左右され、右往左往して、
タイミングを間違えたり、予想を外したり、追加コストをかけることによって、
結果的に自分自身で長期的なリターンを押し下げてしまう人が実に多いということです。
過去記事に書きましたがバンガードのコロナショック時の調査でも同様の傾向がみられました。
追加コストを正当化しつつ、市場タイミングや未来を予測するのは、大多数の普通の一般的な投資家である私自身にはまず無理なので、
私自身は、短期的な下落や景気後退の予測を気にせず、あえて無視して、いつもどおり航路を守り、普通に投資を続けていきたいと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
『今S&P500に投資をしていて不安な方へ』S&P500を短期的に上回るのは楽勝だが…【私自身の戦略】