【S&P500、Nasdaqは2週連続の下落】米国株式市場は3日続落。FRBメンバーの重い見通しが続く。

投資まとめ

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【12月17日 米国株式市場】

ダウ    32,920 ‐0.85%
S&P500     3,852 ‐1.11%
ナスダック 10,705 ‐0.97%

米国株式市場は3日続落。

週間では、ダウは‐1.66%、S&P500は‐2.09%、ナスダックは‐2.72%となり、

週間ベースでは9月以来の2週連続のマイナスとなりました。

ラッセル2000も‐0.63%と小幅に下げました。

VXUS(全世界株式除く米)も‐0.55%とマイナス。

米10年債利回りは3.482%。+0.032と上昇。

VIX指数は22.62。‐0.92%と下げました。

【為替・コモディティー】

ドル円  136.68 ‐0.78%
NY原油  74.30 ‐2.38%
NY金   1,790 +0.77%

ドル円は136円台中盤。原油は大きく下落。

ビットコインは16,845ドル。‐2.96%と下げました。

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【S&P500マップ】
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今日もS&P500の90%以上の銘柄が下落しました。

【セクター】

通信    ‐0.11%
素材    ‐0.41%
資本財   ‐0.48%
生活必需品 ‐0.53%
金融    ‐0.75%
情報技術  ‐1.27%
エネルギー ‐1.33%
ヘルスケア ‐1.41%
公益    ‐1.66%
一般消費財 ‐1.74%
不動産   ‐2.96%

全11セクターが下落。

特に不動産、公益、一般消費財が大きく下げました。

【スタイルボックス】
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全てのサイズとスタイルが下落。

特に大型グロース株や中型コアが大きく下げました。

【個別株】

〇メタ・プラットフォームズ(META)+2.82%

JPもルガンが「ニュートラル」から「オーバーウエート」に投資判断を引き上げたことが好感。

〇アドビ +2.99%

第1・四半期の利益見通しが予想を上回りました。

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【FRB関係者の発言相次ぐ】

今週、FRBと欧州中央銀行およびイングランド銀行が、それぞれ政策金利の最終利上げ地点の見通しを引き上げたうえ、高金利状態がより長く続くとの見通しをを示して以降、リスク資産は値を下げています。

今日は加えて、株価指数の先物とオプション、個別株のオプションの取引期限が重なる四半期に一度の「トリプルウィッチング」だったことから、値動きが大きくなった面もありました。

また、サンフランシスコ連銀のデーリー総裁が「当局の物価安定目標への到達はかなり先だ」「市場がインフレについて、なぜそれほど楽観的なのか私には分からない」と発言したことや

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が、FRBが来年、想以上に政策金利を引き上げる可能性があるという見解を示したこと。

更に クリーブランド連銀のメスター総裁が、FRBが今週公表した最新の金利・経済見通しで示された水準よりも高い水準まで金利を引き上げる必要が出てくる可能性があるとの考えを示したことも市場の重しとなりました。

債券市場では短期債が買われました。ブラックロックが2023年は短期債が有望との見通しを示したことも影響した可能性があります。

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【まとめ】

CPI、そしてFOMCを受けて市場が上下した一週間となりました。

市場の一部ではFRBが積極的な引き締めを続ける中、景気後退は避けられないと言う意見や、クリスマスラリー(年末にかけての上昇)は期待薄だ。という意見もでています。

S&Pグローバル・マーケットのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は

「要するに、調査データはFRBの利上げがインフレに望ましい効果をもたらしているが、経済コストが積み上がり、結果的に景気後退リスクが高まっていることを示唆している」と述べています。

また、SoFiの投資戦略責任者であるリズ・ヤン氏は

「インフレはここ数十年で最も高い水準から緩和されつつあるが、依然として痛々しいほど高い」

「そのためFRBは、経済成長を鈍化させるために金利を引き上げて物価に対する積極的な攻撃を続けることになった。この戦略は、ブレーキを強くかけすぎて、すでに減速している景気を後退させる危険性が高まっている」

「それが穏やかな景気後退なのか、中程度の景気後退なのか、それとも深い景気後退なのかは、まだわからない」と指摘しています。

先日、ハワード・マークス氏も似たような発言をしていましたね。結局、景気後退が起こるのか、それがどの程度の長さと深さなのかは誰にもわからないということがわかります。

これに対していろいろな投資戦略があると思いますが、普通の多くの方であれば、特定のシナリオに全力で賭けたりせず、

どちらに転んでもいいように、自身の目標、リスク許容度、投資期間などにあった資産配分、あるいは毎月の積立などの合理的な資産形成計画を維持しつつ、入金力を高めるなど自分に確実にコントロールできることに注力していくことが大切だと思います。

また、今話題のシンNISAに備えるという意味においても、入金力を高める努力はとても重要です。

将来の自分を助けるためにも、自身の資産形成をより加速させるためにも、現実や努力から目を背けず、お互い頑張っていきましょう。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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