【S&P500は続落】経済指標の発表で市場は一転。大型ハイテクも株売られる。【FOMCを控えS&P500投資家はどうすれば】

投資まとめ

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【11月2日 米国株式市場】

ダウ    32,653  ₋0.24%
S&P500     3,856  ‐0.41%
ナスダック 10,890  ₋0.89%

米国株式市場は続落。S&P500は序盤は上昇していましたが、取引時間中に発表になった米経済指標を受け、下げに転じました。

米求人件数が予想外の増加となり、FRBが積極的な引き締めを継続するとの観測が強まったことや、大型化ハイテク株の売りが各指数を押し下げました。

ラッセル2000は+0.25%と小型株は上昇。

VXUS(全世界株式除く米)は1.10%と上昇しました。

米10年債利回りは4.048%。‐0.029と低下。

VIX指数は25.81。‐0.07と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  148.25 ₋0.23%
NY原油  88.50 +2.28%
NY金   1,647 +0.73%

ドル円は148円台前半。原油は大きく上昇。

中国がゼロコロナ政策を段階的に緩和する用意をしているとの臆測が広がり、原油も株価と歩調を合わせ上昇しました。

ビットコインは20,465ドル。‐0.13%と小幅に下げました。

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【S&P500マップ】
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【セクター】

エネルギー +0.99%
公益    +0.41%
金融    +0.41%
素材    +0.24%
ヘルスケア +0.06%
資本財   ‐0.06%
不動産   ‐0.22%
生活必需品 ‐0.28%
情報技術  ‐0.87%
一般消費財 ‐1.35%
通信    ‐1.80%

11セクター中、5セクターが上昇。

原油の上昇を受け、エネルギーセクターが特に上昇しました。

マイクロソフト、アップル、アルファベット、アマゾンなど影響力の大きいビックテックが売られた影響で、情報技術、一般消費財、通信といったグロース系のセクターがそれぞれ下げました。

【スタイルボックス】

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大型グロース株を除く全てのサイズとスタイルが小幅に上昇しました。

【個別株】

〇ウーバー(UBER)+11.97%

決算を発表。ブッキングは予想を下回ったものの、売上高、EBITDA予想を上回りました。ドライバーの供給の回復が利用者数の増加に繋がっているようで、大幅高となりました。

〇ファイザー(PFE)+3.14%

決算を受け上昇。新型ウイルス向けの注射剤と経口薬の売上も堅調。

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【米ISM製造業景況指数】

10月の米ISM製造業景況指数は50.2。予想50.0を下回り、9月の50.9から低下。コロナ過の2020年5月以来、約2年半ぶりの低水準となりました。

サブ指数のうち、新規受注指数は9月の47.1から49.2に上昇。消費はある程度堅調の可能性を示唆。

投入価格指数は9月の51.7から46.6に低下。コモディティー価格の下落を受け、3月以降50%近く低下。インフレの鈍化という意味では良い兆候。

【9月の雇用動態調査】

9月の雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が43万7000件増の1070万件。

FRBの利上げの中、労働市場は堅調。これを受けて、積極的な利上げへの懸念が増し、株が急速に売られる場面もありました。

【シカゴ購買部協会景気指数(PMI)】

米10月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)は45.2と、9月45.7から改善予想に反し悪化。パンデミックによる経済封鎖直後の20年6月来で最低。2カ月連続で50割れで活動の縮小。

【ゴールドマンサックスの予想】

ゴールドマンサックスはFRBが今週のFOMCで0.75%の利上げを実施後、

12月に0.5%、来年の2月に0.25%、3月に0.25%の利上げで、3月末までには政策金利のFF金利誘導目標を5%まで引き上げると、予想。

FRBや市場見通しも多少の幅はあれどだいたい似たような予想となっています。

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【まとめ】

FOMCの発表を明日に控える中、米国株式市場はやや下げて終えました。

ビックテックの売りと悪い経済指標によって、FRBの積極的な利上げの懸念の緩和による市場の上昇が相殺しあう展開がここ数日続いています。

今回のFOMCは0.75%ポイントの利上げが確実視されていますが、そのこと自体は市場は織り込み済みで、今後の利上げペースについてどのようなアナウンスがあるかに注目が集まっています。

パウエル議長が、タカ派姿勢を和らげる可能性を示唆すれば、株価は急回復の余地があるでしょうし、逆にタカ派姿勢を示せば、ここ数週間の楽観的な市場の雰囲気がまた一転するでしょう。

今後数週間の相場動向は、パウエル議長が明日に発するシグナルと、その後のFRB関係者の発言に大きく左右されると思われます。

もし、市場の雰囲気が一転したり、株価が上下どちらに動いても、動じないよう予め心構えをしておくことが大切だと思います。

いろいろな投資戦略があるかと思いますが、

私自身は長期インデックス投資家ですので、特にFOMCやパウエル議長の発言を意識することなく、

規律と航路を守り、目標とする資産配分を目指しつつ、いつもどおりの投資を続けていきたいと思います。

コストをできる限り抑えることが肝のパッシブ投資家が、年に何度もある経済指標の発表やFOMCの発表を予想して毎月、毎年動き回るのは本末転倒ですし、

明日も所詮、長い投資人生の1通過点に

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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