【S&P500は大きく続伸】米国株式市場は「底入れ」か?この反発に油断できない理由とは?【10月5日のまとめ】

投資まとめ

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【10月5日 米国株式市場】

ダウ     30,316 +2.80%
S&P500      3,790 +3.06%
ナスダック     11,176 +3.34%

米国株式市場は続伸。

S&P500は2営業日の伸びとしては、

コロナショック後の2020年4月以来の大きな上昇となりました。

ラッセル2000は+3.91%と小型株はより大きく上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+3.55%と大きく上昇しました。

米10年債利回りは3.631%。‐0.02%と小幅に低下。

VIX指数は29.07。‐1.03と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  144.03 ‐0.35%
NY原油  86.23 +3.11%
NY金   1,721 +1.70%

ドル円は144円台。

原油は大きく上昇。OPECプラスが最大で日量200万バレルの生産枠削減を検討していることが材料。

ビットコインは20,336ドル。+3.58%と大きく上昇しました。

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【S&P500マップ】
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IT・ハイテク株が指数の上昇を主導した他、銀行や産業、エネルギー、自動車なども買われました。

【セクター】

エネルギー +4.35%
金融    +3.79%
一般消費財 +3.56%
素材    +3.55%
資本財   +3.49%
情報技術  +3.30%
通信    +2.72%
ヘルスケア +2.23%
公益    +2.15%
不動産   +1.63%
生活必需品 +1.53%

全11セクターが上昇。

特にエネルギーや金融、一般消費財などが上昇しました。

【スタイルボックス】

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全てのサイズとスタイルが上昇。

今日はグロース株と小型株が大きく上昇しました。

【個別株】

〇ツイッター(TWTR)+22.24%

マスク氏がツイッターに1株54.20ドルで買収進行を提案したと報じられました(ロイター)。

〇リビアン(RIVN)+13.83%

電気自動車のリビアンは第3四半期の生産台数を発表。株価が上昇しました。

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【8月米求人件数 14カ月ぶり低水準】

8月の米求人件数は、前月比111.7万件減の1005.3万件。市場予想は1108.8万件でした。

失業者1人に対する求人件数は前月の2件から約1.7件に減少し、昨年11月以来の低水準となりました。

失業者を急増させることなく、労働需要を落ち着かせたいFRBにとって、良い兆候となる可能性があります。

求人件数の減少は今年に入り5回目ですが、14カ月連続で1000万件を上回っており、逼迫していた米労働市場は緩みつつも未だ堅強であることが示唆されました。

【米製造業新規受注】

前月比 結果 0.0% 予想 +0.3% 前回 ₋1.0%

8月の製造業新規受注は前月と変わらず。

輸送機器の受注は減少したものの、それ以外では底堅い伸びとなり、全般的な製造業の基調は堅調であることが示唆されました(ロイター)。

【FRBメンバーの発言】

〇FRBのジェファーソン理事「インフレ対応にしばらく時間がかかる

〇サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁「FRBはインフレ率を引き下げるための手段とノウハウを有しており、これらを使用していく

両名とも、インフレ率を適正な水準まで下げる姿勢を改めて示しました。

【レイ・ダリオ氏 引退】

レイ・ダリオ氏(73歳)が、自身が創業した世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーターの経営権を手放しました。9月30日に全議決権を締役会に譲渡し、共同最高投資責任者(CIO)を退きました(ブルームバーグ

個人的にレイ・ダリオ氏は好きだったので、感慨深いものがあります。

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【まとめ】

米国株式市場は続伸して終了。

米経済指標が軟調だったことで強気派がFRBの政策への楽観を強めたことに加え、ショートスクイーズ(踏み上げ)といった技術的な要因や値ごろ感からの買戻しなども上昇を後押ししました。

また、豪中銀が予想を下回る利上げを実施したことや、欧州市場でクレディスイスの信用不安が一服していることも、金融市場にとって追い風となりました。

【今日が底かはわからない】

シティのアナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は

「マーケットが底入れしたとの感触はあり、その可能性は小さいながらも確かにあるが、ここでまたブルトラップにはまらないようにすることが重要だ」

「現在はまだ弱気相場であり、今回も単なるリリーフラリーに終わる可能性がある」と指摘していましたが、これは割とその通りで、

参考)1960年以降、S&P500が2営業日連続2.5%以上上昇した後のリターン

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@LizAnnSonders

昨日、今日のように、

S&P500指数が2営業日連続2.5%以上上昇したあとの株式市場のリターンは、上の図通りで、

昨日今日の反発で一概に『底入れ』と言えるわけでもなく、特に向こう3カ月くらいは「どうなるかわからない」といえる数字となっています。

【今後のポイント】

過去の事例をみるに、昨日今日の株価の上昇「だけ」みて何かを判断したり、行動するのは早計かもしれません。

実際、今回の利上げサイクルのターミナルレートに対する市場予想も先週の4.75%から4.39%に低下していますが、今週末の雇用統計や来週のCPI次第でまたどうなるかわかりませんし、

今後の決算シーズンや経済指標、11月と12月のFOMCでのFRBの政策によって、株式市場の雰囲気は、また良くも悪くも大きく変わる可能性があります。

今日の上昇を過度に喜んだり、煽る情報にのせられないよう注意しましょう。

長期投資家の方であれば、昨日今日の反発に過度に安心感を抱いたり、油断することなく、

いつもどおり、自身の長期的な目標と合理的な計画、そして自身のリスク許容度に合う資産配分を維持しながら、冷静に規律ある投資を続けていくことが大切だと私は思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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