【米国企業のスケーリングについて】
米国企業の純利益と総資産、と従業員数の対数グラフ
図を見ると、
米国企業は、割と単純なべき乗法則でスケーリング(成長)しているという事がわかります。
そして企業はサイズに伴い線形未満(約0.9)でスケールしています。
これは、大きくなるにつれて成長速度が鈍るという、一般的なイメージとも一致しますね。
ただ、図の点(〇●)をよく見て貰えればわかるのですが、
企業のスケーリングはかなりのバラつきがあることがわかります。
特に成長の初期段階ではその傾向が顕著になります。
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企業は初期には、急成長しますが、成熟すると成長は鈍り、
仮に生き残った場合でも、最終的にGDP比で見た成長は大抵止まります。
その理由は、初期の革新的な成長を終え、成長して地位を確立すると、
強力な管理と官僚組織が必要になってくるからだという主張があります。
企業成長における、線形未満のスケーリングは、
先程の「大きく複雑な組織を効率的に管理しなければならない」という課題をよく反映していて、
早い時期から、イノベーションやアイディアを徐々に圧迫するようになり、
最終的には、それらを圧倒し、最終的には企業に停滞や死をもたらします。
まるで、生命体の代謝率の線形未満のスケーリングが、
生物の成長を止め、成熟期の状態のサイズのまま停滞をもたらし、
最終的に死ぬをもたらすように。
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【感想】
こうしてみると、大企業やS&P500ではなく、
ラッセル2000や小型株が好きな方の気持ちもわかる気がします(笑)。
アメリカ上場企業の半数は10年以内に消えてしまいます。
S&P500企業の寿命はどんどん短くなっていています。
そして、私達も生まれた瞬間から老化が始まっています。
だからこそ、
人生後悔しないよう楽しんで生きる事も大切だと思います。
投資だけが人生ではありませんしね。
いつもありがとうございます
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【初心者向け】米国企業の成長の法則。「スケーリングについて」