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【9月9日 米国株式市場】
ダウ 31,774 +0.61%
S&P500 4,006 +0.66%
ナスダック 11,862 +0.60%
米国株式市場は続伸。
パウエル議長等の発言を受け、ボラティリティーが高い展開が続きましたが、
S&P500は取引終了前15分で上昇、4000を上回ってプラスで終えました。
ラッセル2000は+0.81%と小型株も上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も+0.04%と上昇しました。
米10年債利回りは+3.323.+0.058と上昇。
VIX指数は23.61。‐1.03と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 144.08 +0.21%
NY原油 82.87 +1.13%
NY金 1,707 ‐0.44%
ドル円は144円を挟んでもみ合い。
原油は3月以来の安値からやや反発しました。
ビットコインは19,350ドル。+0.29%と上昇しました。
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【S&P500マップ】
【セクター】
ヘルスケア +1.77%
金融 +1.75%
素材 +0.98%
一般消費財 +0.89%
エネルギー +0.50%
情報技術 +0.34%
資本財 +0.28%
不動産 +0.21%
公益 ‐0.12%
生活必需品 ‐0.17%
通信 ‐0.44%
全11セクター中8セクターが上昇。
銀行株やヘルスケアが買われる一方で、
公益、生活必需品などディフェンシブ株は軟調な動きとなりました。
【スタイルボックス】
全てのスタイルとサイズが上昇。
特にグロース株が上昇しています。
【個別株】
〇ドキュサイン(DOCU)時間外で+17%
EPS、売上ともに予想を上回る良い決算を発表。ガイダンスでは、ビリング(未収請求を考慮した売上高)の見通しを上方修正しました。
〇リジェネロン(REGN)+18.85%
眼病治療薬「アイーリア」の臨床試験のデータを公開。2つの国際的な臨床試験で主要評価項目を達成したと発表しました。
〇リビアン(RIVN)+10.92%
電気自動車のリビアンは、メルセデス・ベンツと共同で、欧州でEVバンを製造すると発表しました。
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【パウエル議長の発言】
FRBのパウエル議長は、金融政策関連会議で、「インフレ抑制の任務が完了するまで、FRBが尻込みすることはない」と言明。
「金融当局には物価安定という責務があり、それを引き受けている」とし「歴史は時期尚早な政策緩和を戒めている」と指摘しました(ブルームバーグ)。
ジャクソン・ホール会合と同様、インフレと戦う姿勢を強く示しつつ、早期緩和への期待に釘を刺しました。
【イエレン米財務長官】
イエレン財務長官は、「過去2年間の経済的な進展を犠牲にすることなく、物価安定を取り戻すことが喫緊の課題となる」と発言。
バイデン大統領の政策により米経済が新型コロナウイルス前よりも強くなったとの見方を示すとともに、得られた進展を守るためにインフレ対応が必要との考えを示し、
政権はインフレ対応を「最優先の経済課題」と認識していると述べました。
【姿勢に大きな変化なし】
その他、シカゴ連銀のエバンス総裁は9月に0.75ポイントの利上げを決める可能性は十分にあると発言。
パウエル議長や米金融当局者の発言にサプライズはなく、9月のFOMCで大幅利上げが実施されるとの見方に変化はありませんでした。
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【まとめと感想】
各国中銀が引き締めに動く中で、株式市場への警戒感が強まっています。
2日連続で上昇した米国株式市場ですが、今度どうなるかわかりません。
まずは、13日に重要なインフレ指標の一つである8月の米消費者物価指数(CPI)が発表されます。
特にコアCPIが下振れのサプライズとなれば、小幅な利上げの可能性が出てきますが、予想を上回ればまた市場は動揺するかもしれません。
9月のFOMC、そして、その後インフレが落ち着きを見せ、利上げの最終地点が見えてくるまでは、ボラティリティーが高い展開が続く可能性があります。
その時々の市場の雰囲気や株価の動き、コロコロ変わる予想に振り回されて、長期的な計画や合理性を見失わないように気をつけましょう。
株式市場は感情に任せて右往左往する投資家から、忍耐強い投資家や合理的な投資家にお金を移す装置のような役割を果たすことがあります。
不安定な時期こそ、長期的に分散されたポートフォリオで運用する場合、リスクとリターンの大部分を資産配分が決定するという基本を思い出し、
それぞれの①目標②リスク許容度③投資期間などに合う資産配分や合理的な計画、規律を維持しながら、航路を守り投資を続けていきましょう。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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