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【最近のS&P500指数】
先週、S&P500は3.25%上昇し、
週間ベースで4週連続の上昇となりました。
S&P500指数が6月の安値から最高値を更新するためには、32%の上昇が必要ですが、
現在までに、今年6月の最安値から17.7%上昇し、
今年1月3日の過去最高値から下落した分のうち、およそ半分を取り戻すことになりました。
【S&P500指数は最高値を更新するまでどのくらいかかったのか?】
7月以降、米国企業の悪くない決算やインフレの鈍化を示す経済指標の発表を受け、
今のところ回復へと向かっている米国株式市場ですが、
過去の弱気相場(20%以上の下落)では、
S&P500指数が下落から最高値を更新するまでにどのくらいかかったのでしょう?
簡単にですが、振り返ってみたいと思います。
※為替は有利に働く時も、不利に働くこともあるので、今回は為替を考慮せずドルベースで進めていきますと思います。
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【S&P500指数が弱気相場から回復するまでの期間】
1929年以降、S&P500指数の弱気相場は、平均13ヶ月、中央値11ヶ月続きました。
S&P500指数が最安値から最高値を更新するまでにかかった期間は、平均38ヶ月、中央値13ヶ月となっています。
ただ、右から2番目の列の、最高値までの回復に掛かった期間を見ると、
個々の結果にはかなりのばらつきがあり、20~30%程度の下落でも、1~5カ月で最高値を回復する時もあれば、数年更新できない時もありました。
平均や中央値よりも、かなり早く回復することもあれば、かなり遅くなることもあります。数字のイメージの罠にひっかからないように注意しましょう。
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【まとめと感想】
最近でもリーマンショックの際には、S&P500が最高値を更新するまでには約4年程かかっています。
S&P500に長期投資をしていれば、20%~30%の下落を経験するのは当たり前。運が悪ければ50%以上の下落に出くわす時もあります。
その後、すぐに回復すればよいのですが、しばらく株式市場が低迷し、なかなか最高値を更新できない、苦しい時期が続く可能性もあります。
ですが、万能ではありません。
また、個々の投資家の人生に都合よく合わせて動いてくれたりもしません。
もし、そうなっても、日々の生活や支出計画に影響の出ないような、また底値で手放さなくていいような、無理のな範囲で投資を続ける事が大切だと思います。
S&P500のリターンは単年ではそこまで大したことはありません(すごい時もありますが)。
やはりコストとリスクを抑えつつ、複利を活かし長く投資を続けてこそ、その恩恵を最大限に受け取ることができると私は思います。
それよりも、長期間投資、無理なく投資を続けた方が、最終的に手にするリターンは大きくなる可能性が高くなるでしょう。
S&P500が弱気相場から回復するまでの期間にはかなりばらつきがあります。
ですが、どのような期間になっても大丈夫なように、
またできるだけ長く投資を続けるため、
S&P500のことをよく知り、予め無理のない範囲で投資をすることが大切です。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
S&P500は弱気相場から最高値を更新するまでにどのくらいかかる?【過去の傾向とS&P500投資家にとって大切なこと】