山崎元氏「株式投資入門で一番大事なこと」個別株投資で最も重要なこととは?

投資まとめ

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

00
【個別株入門投資入門】

楽天証券トウシルにて、楽天証券経済研究所客員研究員の山崎元氏が

『【資産形成】株式投資入門で一番大事なこと』と題して、

個別株投資を始める時に重要なポイントを解説している動画があったので紹介します。

山崎元氏は、現在個別株投資の入門書を書いているとのこと。

最近投資を始めた方の中には、山崎元氏と言えば「インデックスファンド押し」というイメージを強く持っている方も多いかと思います。

ただ、過去の執筆記事や書籍を見ると、個別株やアクティブ投資の話もよくしており、

個人的には、どちらかと言えば、割安(バリュー)だったり、過小評価されているような投資対象に加重するのを好むような印象を受けています。

少し前も、三地域均等分散型のインデックスファンドを押していましたし。

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

【投資入門書あるある】

さて、そんな山崎元氏ですが、よくある投資入門書の内容を以下のように分析しています。

1)投資銘柄の選び方
2)投資タイミングの判断方法
3)投資家の自慢話

そして、このような内容に対して、山崎元氏は疑問を投げかけます。

【なぜ、アクティブファンドはインデックスファンドに劣るのか】

その理由を説明する上で、山崎元氏は、アクティブファンドの運用成績が、なぜインデックスファンドに劣るのか?という点について論じています。

①投資銘柄の選びが悪いのか
②タイミングが間違っているのか
③余計な手数料を払っているのか

①については、結局プロのファンドマネージャーであっても、市場平均をコンスタントに上回り続ける銘柄を選択能力を持っていない。(そういう能力を獲得しようと努力しているが)総体として考えるとプロにも銘柄選択能力はない。

②についても、年金運用を例に出し、マーケットタイマーは上手くいかない。という持論を説明しています。

③市場平均を持つことにより、コストを抑えることができる点を指摘し、ライバルの平均を持つ有利さを解説。

アクティブファンドとの差はマーケットインパクトを含めたトレーディングコストの差だと指摘しています。

①~③を踏まえて、個人投資家に何ができるかというと、できるだけ手数料を抑えて、かつ分散が行き届いたインデックスファンドを持つのが良い。としています。

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

【個別株とインデックスファンドの差はリスク】

「個別株投資入門で一番大事なこと」それは銘柄選択でもタイミングでもない。

では、一体何が大切なのでしょう。

山崎元氏は個別株とインデックスファンドの差はリスクの大きさにあると言います。

インデックスファンドは切り取る期間にもよりますが、リスクはだいたい年率の標準偏差で20%くらい。

一方、個別株は、こちらも銘柄にもよりますが、30~35%くらいの標準偏差となります。


一例として、期待リターン5%、最悪のケースとして2標準偏差マイナスを想定した場合。

標準偏差20%の場合、期待リターン5%ー20%の二乗でー35%となりますが、

標準偏差30%の場合、5%ー30%の二乗で、マイナス55%を覚悟する必要があります。

このように個別株投資とインデックス投資の大きな差はそのリスクであり、シャープレシオ等のポートフォリオの評価などにも大きな影響を与えます。

では、リスクの差(及びコスト差)を抑えることができたらどうでしょう?

【リスクは努力次第でコントロールできる】

①改善できないことを、改善できるように努力する。

②努力で改善できることを、努力して改善する。

資産運用としての効率や結果を残したいのであれば、まず努力で改善できることはしっかりと改善することが大切です。

例えば、先ほどのポートフォリオのリスクがその一つです。リスクの高い個別銘柄でも、適切に分散投資をするとリスクを下げることができます。これは努力で改善できることです。

また、動画では触れられていませんでしたが、売買回転率やコストも投資家自身の手である程度コントロール可能です。

一方で、銘柄選択や投資タイミングは多くのプロの投資家が賢明に努力をしても、市場平均を長期的にアウトパフォーマンスするのは至難の業です。


(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

【まとめ】

最初の問いに戻ります。株式投資入門で最も重要なことは何か?

山崎元氏は、「大事なのは分散投資」なのではないかとしています。

昔の山崎元氏の記事にも書いていましたが、

動画でも山崎氏は、3銘柄以上(時価総額が一兆円以上あるような大きな銘柄で業種の違うものが好ましい)の分散投資から始め、徐々に投資銘柄を増やすとよいとしています。

また、最初からポートフォリオを意識して投資をすること。一銘柄の値動きがあまり気にならなくなったらいい状態としています。

リスクコントロールは投資の基本ですが、初心者の方の方で、個別株ポートフォリオのリスクコントロールを意識している人はそう多くないと思います。

そこら辺を意識して運用すると、長期的な資産形成の成功の確率がより高まるのかもしれませんね。

【投資本の読み方】

長くなったので当記事では紹介しきれませんでしたが、

趣味としての個別株投資と合理的な資産形成としての個別株投資との両立や、

日本株の1単元の金額の大きさの問題(大きなお金を持たない個人はどうすればよいのか→インデックスからのリレー投資)など、

他にも興味深い話題や考え方がたくさんありましたので、是非本編もご覧ください。

個人的には、投資本の読み方。

『だいたいどの投資戦略にも弱点はあるので、こういう時は上手くいくけど、こういう時は上手くいかないなど、そういうことを考えながら本を読むと良い』

ここに非常に頷きました。さらっと流されましたが、これは本当に大事なポイントだと思います(笑)。

特に初心者の方は絶対に忘れないようにしましょう。

そうすれば、少なくともある特定の投資手法を妄信したり、たまたま読んだ特定の一冊に影響されすぎることは防げると思います。

私は今まで通りインデックスファンドに投資を続けますが、インデックス投資家の方も個別株投資家の方もともに成功すること。豊かな人生と幸せな将来を掴めることを願っています。

お互い頑張っていきましょう。

いつもありがとうございます。

もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村


米国株ランキング

ランキングサイトに参加しているので、

上の応援ボタン2つをクリック頂けると、

ものすごくありがたいです。毎日記事を書く励みになります。

お得なキャンペーン情報

コインチェックが『口座開設+入金』した方全員に、

1500円分のビットコインプレゼントキャンペーンを開催中!

お小遣い解稼ぎに是非。

コインチェック

【オススメ書籍】

Amazon「【全面改訂 第3版】ほったらかし投資術

 
Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
山崎元氏「株式投資入門で一番大事なこと」個別株投資で最も重要なこととは?

タイトルとURLをコピーしました