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【8月3日 米国株式市場】
ダウ 32,812 +1.29%
S&P500 4,155 +1.56%
ナスダック 12,668 +2.59%
米国株式市場は急反発。
企業決算や経済指標が予想を上回ったことにより、3営業日ぶりに上昇しました。
ナスダック総合は5月以来、約3カ月ぶり高値となりました。
ラッセル2000は+1.41%と小型株も上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も+0.65%と上昇しました。
米10年債利回りは2.706%。‐0.035と小幅に低下。
VIX指数は21.95。‐1.98と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 133.92 +0.57%
NY原油 90.84 ₋3.79%
NY金 1,764 -0.38%
ドル円は133円台後半。一時134円台を付ける場面もありました。
原油は大幅に下落。米エネルギー情報局の在庫統計で需要の減速が示唆されました。原油在庫は400万バレル余り増加したほか、ガソリン需要の4週平均は2020年の水準を下回りました。
これにより石油株は下げましたが、原油価格が落ち着くことは、米国のインフレや経済にとっては良い兆候です。
また、OPECプラスは9月の供給について、小幅な引き上げで合意しています(ブルームバーグ)。
ビットコインは23,332ドル。+1.47%と上昇しました。
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【S&P500マップ】
エネルギーを除く全てのセクターが上昇しました。
【セクター】
情報技術 +2.69%
一般消費財 +2.52%
通信 +2.48%
金融 +1.49%
資本財 +0.98%
ヘルスケア +0.92%
公益 +0.68%
生活必需品 +0.58%
不動産 +0.41%
素材 +0.13%
エネルギー ‐2.97%
エネルギーを除く10セクターが上昇。
情報技術、一般消費財、通信など、IT・ハイテク株やグロース株が多いセクターが特に上昇しました。
このところ下げていた金融セクターも上昇しています。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルが上昇。
昨日は特にグロース株が市場を牽引しました。
【個別株】
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【7月の米ISM非製造業指数 〇】
結果 56.7 予想 53.5 前月 55.3
予想に反し、4カ月ぶりに上昇。米国経済は今年上期に減速したものの、景気後退への懸念を和らげる結果となりました。
新規受注指数が59.9と、前月の55.6から上昇。雇用指数は49.1と前月の47.4から改善。
供給業者の納入を示す指数は58.3と、前月の61.9から低下。価格指数も前月の80.1から72.3に低下しており、インフレ圧力の緩和も示唆されました。
【6月の米製造業新規受注】
FRB利上げを継続しているにもかかわらず、製造業が底堅く推移していることを示唆する内容となりました。
企業の設備投資計画の指標とされる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注も0.7%増と、前月の0.5%増から伸びが加速しています(ロイター)。
【FRB関係者の発言】
〇ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁
FRBが来年利下げに転じるとの予想について、あり得ないとは言いきれないが、インフレの動きを踏まえると可能性は極めて低い。とし、
利上げの継続とインフレ率が2%に戻ると強く確信できるまで据え置く。というシナリオが最も現実的と語りました。
〇サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁
経済が予想通り推移すれば、9月のFOMCで0.5%の利上げが妥当。一部で明るい兆しが見え始めているとしています。
一方で、インフレ高進に歯止めがかからず、労働市場に減速する兆候が出なければ、0.75%ポイントの利上げが適切な状況になると語りました。
また、景気減速が完全に明らかになるのはまだ先のことになるとしています。
【9月のFOMCでは0.5%と0.75%の利上げを半々で織り込む】
米短期金融市場を見ると9月のFOMCについて、少なくとも0.5%の利上げは確実と織り込んでおり、3日時点で、0.5%と0.75%の利上げを確率半々で織り込んでいます。
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【まとめ】
予想を上回る良い決算や経済指標の発表により、米国株式市場は急反発。
モデルナやペイパルの堅調な決算に支えられ、ナスダック100指数は+2.7%と5月以来の高値となりました。
S&P500企業の決算発表の約7割が終了したことで、事前に懸念されていた、予想を大きく下回るズタボロの決算シーズンとなる可能性がほぼないことがわかり、安堵感も広がっています。
「7月の米ISM非製造業指数」「6月の米製造業新規受注」といった経済指標が予想を上回り、GDPが2期連続のマイナスとなったとはいえ、米国経済が未だ堅調であることを示唆する内容となりました。
原油価格の下落も、インフレ圧力の緩和に役立ちます。
【感想】
米国の企業や経済は少なくとも「最悪」な状態ではない。そこまでひどくはないということが示めされた一日となりました。
サンフランシスコ連銀のデイリー総裁の発言以降、9月のFOMCでの0.75%を織り込む動きが減速し、現状0.5%とおよそ半々の確率で利上げが予想されています。
ウクライナ情勢や中国など不確実性の多く残り、今後の経済指標の発表やニュース等でまた市場の空気感が変わるかもしれませんが、
急反発や、いつくるかわからない急上昇に転じる局面を逃さないためにも、各々のリスク許容度の範囲内で資金を投じ、株式市場に居続ける事。株式投資を続ける事が大切だと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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