【Nasdaq】バンガードのボーグル氏「投資家は2つのペナルティーに晒されている」それは①コストと②投資自身の行動だ【高値掴みの安値売り】

投資まとめ

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【マーケットタイミングの話】

マーケットタイミングの話。

1990年に米国株式市場に投じられた資金は180憶ドルでした。

しかし、その後、1990年代の上昇相場とITバブルに引き寄せられ、

1999年と2000年には米国株式市場に4200億ドルも資金が流入しました。

なお・・・

また、今振り返ると絶好の買い時の一つだった、

2002年の資金流入は370億ドルにとどまりました。

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インデックスファンドは勝者のゲーム」より引用

【グロース株ファンドとバリュー株ファンド】

次に「グロース株ファンド」と「バリュー株ファンド」に注目してみましょう。

90年代中盤まで、実はグロース株ファンドはあまり人気がありませんでした。

1990年時点で、グロースファンドは20%ほどに過ぎず、多くの投資家がバリュー株ファンドに投資をしていました。

しかし、ナスダックが「上昇するにつれ」・・・というよりは、「上昇した後の」1999年と2000年、

多くの投資家はバリュー株ファンドを捨て、グロース株ファンドに資金を投じました。

1999年から2000年初めのピークには比率は95%に達しました。

なお・・・・

ITバブル崩壊後、彼らは高値で掴んだグロース株ファンドを安値で手放しました。

その後、ある程度株価が回復した後で、株式市場には資金が戻ってきました。

この過程で、結局バリュー株ファンドとグロース株ファンドの割合は、ITバブル以前に近い形に戻りました。

なぜバリュー株ファンドの投資家は、自ら自身の信条や戦略と真逆の割高グロース株に飛びつき、高値買いの安値売りをして結局戻ってきたのか。

想像し、自分だったらどしたがを考えてみると面白いかもしれません。

バリュー/グロースだけはなく、例えば、市場全体を丸抱えするようなインデックスに投資をしている投資家の中にも、途中で路線変更し、その時々で流行している投資対象に飛びついて、また戻ってくる方にも一定数います。

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【2つのペナルティー】

バンガードの創設者ジャック・ボーグル氏は、

投資家には2つのペナルティーが課せられているといいます。

一つはコスト。もう一つは投資家自身の投資行動です。

軽率な楽観主義と欲に刺激され、投信販売業者の巧みな誘惑にそそのかされることで、

投資家は強気相場の高値で、株式ファンドに資金を投じるのである。

ジャック・ボーグル。

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ボーグル氏は、過去の研究の方向性から

「逆効果のマーケットタイミング」と「ファンドの逆選択」により、

投資家は本来株式市場から得られたはずのリターンを押し下げていると指摘します。

投資家の非合理的な感情が投信業界の無責任な宣伝によって強化されれば、

良い結果などでるはずもない。

【賢者は他人の失敗からうんぬん】

まあ、こんな事例は過去死ぬほどたくさんありましたから、

昭和を終え、平成を終え、令和となった、

2022年に「コストを正当化できないような商品」に投資をしたり、

「逆タイミング」「逆の商品選択」をしたり

または、それらを「良いぞ!」とか「お勧め!」と、積極的に推奨する運用会社や販売員、インフルエンサーの方は、おそらく減ったことと思います。

特に株価が下落してた時は静かになりますね。

そして、個人投資家側も、人類や世の中がこれだけ進歩し、発展したのに、

何十年も変わらず、以前と似たような失敗を繰り返すほど、21世紀の、令和の、2022年の投資家は愚かではないはずです。・・・・・と思います。

ともかく、

情報を発信する側も、受け取る側も、より賢くなり

ボーグル氏のいうような「2つのペナルティー」や投資家がひっかかりやすいとされているの投資の失敗を避けつつ、投資や資産形成を続けることが大切だと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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