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【6月14日 米国株式市場】
ダウ 30,516 ₋2.79%
S&P500 3,749 ₋3.88%
ナスダック 10,809 ₋4.68%
米主要株価3指数は揃って大きく下落。
ラッセル2000は₋4.76%と小型株も下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐3.26%と下落しましたが、
こちらは時間外で+2.14%と買い戻されています。
【債券市場ではイールドカーブ逆転・VIX急上昇】
米2年債利回りは3.365%。+0.316%と大きく上昇。
米10年債利回りは3.366%。+0.209と上昇。
13日の債券市場では一時、2年債と10年債の利回りが逆転。
イールドカーブの逆転は、リセッションを示唆する兆候と言われています(反論もありますが)。
VIX指数は34.02(+6.27) 22.59%上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 134.39 +0.01%
NY原油 120.79 +0.10%
NY金 1,818 ₋2.82%
ドル円と原油はほぼ横ばい。債券利回りの上昇を受け金は売られました。
ビットコインは23,213ドル。‐12.58%と大きく下落。
ビットコインを中心に仮想通貨(暗号通貨)市場は大きく下げています。
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【S&P500マップ】
【セクター】
生活必需品 ‐2.18%
金融 ‐2.95%
ヘルスケア ‐3.01%
資本財 ‐3.03%
素材 ‐3.92%
通信 ‐4.44%
情報技術 ‐4.47%
公益 ‐4.63%
一般消費財 ‐4.66%
不動産 ‐4.77%
エネルギー ‐5.13%
全11セクターが下落。
生活必需品や金融、ヘルスケアが踏み留まる一方で、
エネルギー、不動産、一般消費財など幅広いセクターが4%以上下落しました。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルがマイナス。
大型バリュー株が比較的マシな一方で、
グロース株は大きく下落しました。
【個別株】
〇オラクル(ORCL)時間外で+10%
オラクルが決算を発表。売上、EPSが予想を上回り、時間外で株価が上昇しています。
マネックス証券は主要ネット証券で唯一、米国株の「時間外取引」もできるので、個別株投資家の方は覚えておくとよいでしょう。
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【米消費者 インフレ見通しを加速】
ニューヨーク連銀の最新の調査→「調査」によると米消費者は今後1年の物価上昇ペースが一段と加速し、支出が過去最高水準に膨らむとみていることが明らかになりました。
向こう1年のインフレ期待(中央値)は5月に6.6%と、4月の6.3%から伸びが加速。5カ月連続の増加となり、過去最高水準となりました。
【米企業の成長の鈍化の可能性を指摘。モルガンスタンレー 】
米国の消費者心理の悪化が米株式市場と経済に対する脅威だと指摘。
株式リスクプレミアムは、マージン圧力と需要低下により増している「成長リスク(成長の鈍化の可能性)」を反映していないと分析し、
【0.75%の利上げを織り込む動きも】
10日のCPIが予想を上回ったことを受けて、FOMCでウォール街の一角で0.75%の利上げが行われるとの見方が浮上しました。
バークレイズとジェフリーズのエコノミストらは6月14~15日のFOMCで0.75%の利上げもありうると予想。
FEDウォッチャーのニック・ティミラオス氏もNY引け40分前に「6月のFOMCで0.75%の利上げがあるかも」という観測記事を公開。株価の下落を加速させました。
短期金融市場ではこれまで、9月までのFOMCで0.5%×3回の利上げを織り込んでいましたが、9月までに3回あるFOMCのうち1回で0.75ポイントの利上げを織り込む動きも見られました。
0.75%の利上げが最後にあったのは1994年11月となります。
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【過去のデータ】
S&P500は最高値から22%下落し、弱気相場入りとなりました。
ちなみにNasdaqは年初来で‐31%となっています。
S&P500の年初から112取引日で‐21.33%のリターンは、
1932年の₋40.6%、1940年の₋24.4%に次いで、史上3番目に悪い年となっています。
そう考えるとインフレ等もそうですが、歴史的な環境下にいるんだなと改めて感じますね。
ただ、この過去のデータや数字遊びは気休めにはならず(笑)
1937年、2002年、2008年などは年初からの下落の後、113日目以降更に10%~30%下落したという年もあったので「ふ~ん」程度に思っておくのがいいでしょう(笑)。
ただし、急反発を逃すと長期的なリターンを著しく悪化させる可能性があるということも忘れないようにしましょう。
【ドル以外は全部売れ?】
ブルームバーグには「ドル以外は全部売れ」という過激なタイトルもありましたが(笑)
過去、S&P500投資家はただ黙っていた時に比べて、変に動き回ることで自らリターンを悪化させてきたというデータも複数あります。
過去記事→『【S&P500投資家達の悲劇】ただ黙って市場にいれば資産が22倍になったのに・・・』
市場の動きや予測に合わせて売買するのは上手くいくこともあれば、いかないこともある戦略です。そしてコストは確実にかかります。
追加のコストやリスクを正当化しつつ、市場から出るタイミングと戻ってくるタイミングの二つを成功させるのは容易ではありません。
アクティブ投資家の方にも関係ある話をすれば、S&P500の株価収益率は2018年以来初めて18を下回り17.8となりました。1988年以降の中央値は18.4です。
大分割高感が薄れてきましたね。本来は優良な企業も市場(経済)全体の懸念に引きずられて、一緒に割安になっているのではないでしょうか?
【感想】
もしかしたら、FEDウォッチャーのニック・ティミラオス氏の意見は、パウエル議長等が市場の反応を見ようとするジャブだったかもしれません。
市場の動きをみて0.75%の利上げを止めるかもしれませんし、そもそも本当に0.75%の利上げが議論されているかもわかりません。
インフレや経済は水物なので今後どうなるかはわかりません。6月のFOMCだけで全てが解決するわけではありませんし、急な利上げは景気後退の可能性を高めます。
もし、景気後退となれば、更に忍耐強く、我慢が必要な期間が数カ月から数年続くことになるでしょう。
しかし、裏を返せば資産形成期のインデックス投資家にとってはこれほどおいしい期間もありません。
私は弱気相場入りだろうが、0.75%の利上げがあろうが、景気後退が来ようが、いつもどおり航路を守り、規律ある投資を続けていきたいと思います。
また、今後に備え、入金力を増やすなど、自身にできることを全力で楽しみながらやっていきたいと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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