米国株は大幅上昇!も全く油断できない理由。S&P500はどうすれば?【ウォール街の意見は割れる】

投資まとめ

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【5月22日 米国株式市場】

ダウ    31,880 +1.98%
S&P500    3,973 +1.86%
ナスダック 11,535 +1.59%

米主要株価3指数は反発。

バイデン大統領が対中関税の引き下げを検討していると発言したことや、

前週までの下落による値ごろ感から株が買い戻されました。

ラッセル2000は+1.10%と小型株も上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+1.14%と上昇しました。

米10年債利回りは2.866%。+0.079と上昇。

VIX指数は28.46。‐0.97と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  127.84 -0.01%
NY原油   110.54 +0.24%
NY金     1,856 +0.80%

ドル円は127円台。原油は小幅に上昇。

ドルが軟調だったこともあり、金は3営業日連続で上昇しています。

ビットコインは29,176ドル。‐3.58%と低下しました。

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【S&P500マップ】

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アップル+4%を始め、マイクロソフト+3%、アルファベット+2%など、

影響力の大きいIT、ハイテク株が上昇。

S&P500やナスダックなどの指数を牽引しました。

【セクター】

金融    +3.23%
エネルギー +2.68%
情報技術  +2.37%
生活必需品 +2.09%
素材    +1.85%
通信    +1.81%
資本財   +1.63%
公益    +1.21%
不動産   +1.21%
ヘルスケア +0.80%
一般消費財 +0.64%

全11セクターが上昇。

特に金融、エネルギー、情報技術、生活必需品は2%以上反発しました。

【スタイルボックス】

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全てのサイズ、スタイルが上昇。

特に大型株やバリュー株が大きく反発しました。

【個別株】

〇JPモルガン (JPM)+6.19%

JPモルガンは投資家説明会を開催。ガイダンスも公表し、市場部門を除く純利息収益の予想を530億ドル超から560億ドル超に引き上げ、前年比26%増加する見通しを示しました。

これを受けて株価が上昇。その他、バンクオブアメリカ+5.9%。ウェルズファーゴ+5.2%など他の銀行株も大きく上昇しました。

JPモルガンのダイモンCEOは、「米経済には大きな暗雲がある。暗雲と呼ぶのは、それが晴れる可能性があるからだ」と名言を残しました。

〇VMウェア(VMW)+24.78%

半導体のブロードコムが買収に向けて協議していると伝わり、VMウェアが大幅高となりました。

〇ズームビデオ(ZM)

決算を発表。売上は予想に一致、EPSとガイダンスが予想を上回り、

株価は時間外で15%上昇も、やや株価を戻しています。

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マネックス証券では、主要ネット証券で唯一アフターマーケットなど、米国株式の時間外取引が可能です。

詳しくは公式HPへ「マネックス証券

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【9月の利上げ一時停止は理にかなう】

アトランタ連銀のボスティック総裁は、FRBの利上げついて、

6月と7月に0.50%ポイントの利上げを行った後は、インフレと経済への影響を精査するためにいったん利上げを停止することは「理にかなう」との見解を述べました。

“金融市場が素早く反応したことを踏まえると、経済の他の部分も同様に素早く適応する可能性があると指摘。経済が素早く適応すれば、需要とインフレが抑制される可能性があるとし、FRBは経済の反応次第で利上げのペースを速めたり遅くしたりしなければならないとの認識を示した”ロイター

【バイデン氏 輸入関税率引き下げを検討】

バイデン大統領は、インフレの抑制に向け、トランプ前大統領時に導入した中国製品への関税など、輸入関税率引き下げを検討を進めていると明らかにしています。ブルームバーグ


【国際通貨基金(IMF)の見解】

IMFのゲオルギエワ専務理事は、世界の主要国が景気後退に陥るとは予測していないとしつつも、その「可能性を排除することはできない」と発言。

ギータ・ゴピナート筆頭副専務理事は、 世界経済は逆風に直面しているが、現在の成長予測に基づくと潜在的な世界不況に対するバッファーを有しているとの認識を示しました。

IMFは2022年の世界経済の成長率予測を1月時点の予測から0.8%ポイント下方修正し、3.6%としています。

ゴピナート氏は「3.6%であればバッファーがあると言えるだろう。ただ、世界にリスクは遍在している」「戦争の影響によって大きな打撃を受けている欧州の国は、テクニカルリセッション(2・四半期連続での前期比マイナス成長に陥るかもしれない」とています。

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【有識者のコメント】

キングスビュー・インベストメント・マネジメントのポール・ノルテ氏
「相場が反発してもおかしくない状態がしばらく続いていた」「年初からの下落局面終了を意味する可能性は低いが、過去2カ月続いてきた売りは一服したと言えるだろう」

ウォール街では、「売りが一服したのでは」との意見もちらほら見られます。

逆に、WSJは「一段安でも底見えず」と報じています。

LPLファイナンシャル、クインシー・クロスビー氏
「最近の激しい売りを受けて、トレーダーは大型ハイテク株や、市場が急落する前に高値をつけていた他の企業の株を買い集めるようになった」
「今日見られるのは、トレーダーや投資家が低い水準の価格に乗じてやってきているということだ」

「これは、市場のバリュエーションが魅力的だと言う人と、成長の鈍化を考慮すればそうでもないと言う人の間の綱引きである」

個人的には太字の部分の意見にとても共感がもてます。

【油断は禁物】

先週までの7週連続の下落を受けて、2020年3月に始まった強気相場がほぼ終了したとの見方が強まる中、米国株式市場は反発しました。

ただ、序盤S&P500は1月の最高値4819から3810へと一時‐20.9%下げる場面も見られました。

実際、市場の一部では底打ちかという議論も出ているものの、もう一方では更に一段の下げや景気後退の可能性も指摘されており、ウォール街のプロ達見解も割れています。

今日は株価が反発しましたが、これが弱気相場の中の反発なのか、それとも上昇に転じるきっかけなのかは、後になってから振り返ってみないとわかりません。

株価の下落時同様に、上昇時も一喜一憂しないようにしましょう。

【難しすぎる美人投票】

少なくとも、インフレ、FRBの利上げや引き締め、景気後退、ウクライナ情勢、中国といった懸念や不確実性が今日消えたわけではありません。

また、先週の米小売企業の決算は、企業の利益がインフレ上昇に圧迫されていることや、消費者が様々な商品への支出を控えるのではとの懸念を抱かせました。

それを市場(他人)がどう織り込んで、株価にどこまで反映しているか、それを導き出すのは、難しすぎる美人投票だと思います。

【やるべきことをやろう】

いろいろな投資戦略があると思いますが、

私のように長期的にインデックス投資をされている方は、市場の先行きを予測してそれに賭けたり、タイミングを計るよりも、自身にコントロールできることに注力することが大切です。

長期的な視点と冷静さ、そして少しの合理性を忘れないようにしましょう。

まずは、資産配分や毎月の拠出計画を維持するなど、当たり前にやるべきことをやること。そして、日々の市場の動きや株価に振り回されないことが大切です。

どうなるかはわかりませんが、もし、仮に明日株価が下がれば、今日の楽観的な見方や意見はすぐに吹き飛んで、手のひら返しの意見が聞こえてくる事でしょう(笑)。

たった、1日反発したことでいちいち喜んだり、胸をなでおろしている暇はありません。

私は、今朝の株価や市場がどうであれ、人生を楽しみながら、その時々で自身にできることを全力でやっていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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