【メタ暴落‐26.4%】S&P500は5日ぶりに反落。も特に心配なし。分散投資の大切さがわかる1日【Amazonは時間外で上昇】

投資まとめ

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【2月3日 米国株式市場】

ダウ     35,111 -1.45%   
S&P500     4,477  -2.44% 
ナスダック 13,878  -3.74% 

米国株式市場は5日ぶりに反落。影響力の大きいメタ(旧フェイスブック)が26%下落し、S&P500やNasdaqを押し下げました。

また、ここ数日反発していた、他のSNSやIT・ハイテク株にも売が広がりました。

ラッセル2000は₋1.90%と小型株も下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐1.34%と下げました。

米10年債利回りは1.840%。₊0.074と急上昇。

VIX指数は24.35と10%以上上昇しました。

イングランド銀行が政策金利を0.25%から0.50%引き上げると決定したことを受け、米国債利回りが上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  114.93 +0.52%  
NY原油  90.16 +2.15%  
NY金   1,804 ‐0.24%  

原油が上昇。2014年以来の90ドルを付けました。

世界的に需要が回復する一方で、ウクライナ情勢により供給不安が加速。世界的なインフレに拍車をかけるのではと懸念もあります。

ビットコインは36,975ドル。一時下げるも+0.12%とほぼ横ばいで終えました。

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【S&P500マップ】

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決算の良かった企業など一部の銘柄が上昇しましたが、ほとんどの銘柄が下げました。

特にメタ(FB)は26.4%下落。時価総額で2300億ドル(約26兆4200億円)が一瞬にして吹き飛び、この規模の企業としては歴史的な下げとなりました。

【セクター】

公益    +1.46%
生活必需品 +1.18%
ヘルスケア ‐0.45%
エネルギー ‐1.04%
不動産   ‐1.09%
金融    ‐1.15%
資本財   ‐1.68%
素材    ‐1.77%
情報技術  ‐3.07%
一般消費財 ‐3.57%
通信    ‐6.84%

11セクター中9セクターが下落。

特にFBやAmazonなど影響力の大きい株が下落したことにより、情報技術、一般消費財、通信セクターなどが下げました。

【スタイルボックス】
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全体的に下げましたが、バリュー株は1%前後の下げにとどまる一方で、グロース株は3%近く下落。

特に大型グロース株は4.9%と大きく下げました。

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【アマゾン・ドットコム】
アマゾン・ドットコム(AMZN)は4Qの決算を発表。

売上高 1374億ドル。予想の1377億ドルを0.2%下回る。対前年同期9.4%増
純利益 143億ドル。予想の21.6億ドルを上回る。対前年同期98.3%増
EPS  27.75ドル。予想24.12ドルを上回る。前年同期13.66ドル増。

決算発表後、株価は時間外で上昇しています。


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主要ネット証券では「マネックス証券」が唯一米国株の時間外取引が可能です。

【個別株】

〇TモバイルUS(TMUS)+10.22%

決算発表後株価が上昇。良い見通しが好感されました。

〇SNS企業が売られる。

メタの下落により、ツイッター(‐5.59%)スナップ(‐23.53%)ピンタレスト(‐10.32%)など他のソーシャルメディア企業にも売りが広がりました。なお、これらの銘柄は時間外で上昇しています。

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【1月 ISM非製造業景況感指数】

結果 59.9 予想 59.5 前月 62.3

オミクロン株の影響もありサービス業が減速。2021年2月以来11カ月ぶりの低水準となりました。

指数は50が景気拡大・縮小の節目となる。サービス業は米経済の3分の2超を占めています。

【ブラッド・マクミラン氏の見解】

コモンウェルス・フィナンシャル・ネットワークのブラッド・マクミラン氏は、

「パンデミックと2021年の回復の大部分を通じて、大手テクノロジーと通信企業が幅広い市場の利益を牽引する大きな役割を果たしたが、市場はシフトしたようだ」

「これまで市場を上昇させてきたものが、次のレベルには行かないという一般的な感覚がある。問題は、次の成長エンジンがどこから来るかだ」と述べていました。

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【まとめ・感想】

今年に入り、FRBの利上の懸念から株式市場は年初から成長株中心に売りを強めていました。しかし、マイクロソフト、アップル、アルファベットなどの好決算が雰囲気を変えグロース株に買いが戻りつつありました。

しかし、昨日のメタの決算によって再び、IT・ハイテク株に再び売りが強まる展開となりました。メタを組み入れているファンドも多く、全体的なポジション調整を余儀なくされているのかもしれません。

不確実性とボラティリティが高くニュース一つで市場の雰囲気がガラッと変わる相場が続いています。

明日は米雇用統計が発表されます。オミクロン株の影響により予想以上に弱い内容も警戒されています。

ただ、弱い内容だったとしても一時的な現象と考えられていますので、FRBの姿勢が大きく後退するとは思えません。

一つのニュースや数日の株価の動きに一喜一憂しないことが大切です。

今日のメタの下落は個別企業への投資のリスク分散投資の大切さを教えてくれます。

S&P500は2%程度のよくある下げで止まる中、メタは一夜にして26%下落し、一人コロナショックのような状態になりました。

分散投資をしても市場全体の下落は避けられませんが、特定の企業やセクター、セグメントからポートフォリオ全体が受けるリスクを減らすことはできます。これを使わない手はありません。

企業の経営者ですら、企業の未来や長期的な将来の成長を正確に予測することは困難です。

投資家も未来の企業の情報をすべて知ることはできない以上、自身の無知へのヘッジという意味でも、

特に一般的な普通の個人投資家は、適切な分散投資を心がけることが大切だと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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