【ダウとS&P500は反発】ハイテク株は売られるもディフェンシブ銘柄が下支え。パウエル議長の発言と債務上限問題がネックか

投資まとめ
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【9月29日 米国株式市場】

米国株式市場は前日の下げから反発。

ダウとS&P500が上昇しました。

パウエル議長の発言や債務上限問題により上値は重く抑えれました。

ダウ    34,390 +0.26%
ナスダック 14,512 ー0.24%
S&P500     4,359 +0.16%

小型株指数のラッセル2000は-0.20%と小幅に下落。

VXUS(米除く全世界株式)も-0.42%と下げました。

米10年債利回りは1.524。

前日比-0.012と小幅に下げ一旦落ち着きを見せています。

VIX指数は22.93。ー0.32とやや下げました。

【為替・コモディティー】

ドル円  111.96 
NY原油     74.83 ー0.6%
NY金      1,722 ー0.8%

ビットコイン 41,204ドル ー2.7%

ドル円は一時112円をつけました。

NY原油は続落。金やビットコインも売られました。

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【S&P500マップ】

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クリックすると拡大できます。

【セクター】

公益    +1.3%
生活必需品 +0.9%
ヘルスケア +0.8%
不動産   +0.7%
資本財   +0.1%
金融    +0.1%
一般消費財 +0.0%
エネルギー +0.0%
情報技術  ー0.1%
通信    ー0.2%
素材    ー0.4%

公益、生活必需品、ヘルスケア、不動産が大きく上昇。

情報技術、通信、素材は売られました。

影響力の大きいテクノロジー株の上昇が後半失速したものの、公益や生活必需品などのディフェンシブ銘柄がS&P500指数を支えました。

こういう所がS&P500の良い所だと思います。

【スタイルボックス】
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スタイル別に見るとグロース株、特に小型グロース株が売られました。

ここ数日同様、バリュー株がグロース株を上回っています。

【個別株】

〇ダラー・ツリー(DLTR)+16.52%

アメリカのダイソーことダラーツリーは、自社株買いの枠を10.5億ドル増額し25億ドルとすることを取締役会が承認。

〇ワービーパーカー(WRBY)+35.85%

メガネなどのアイウェアをeコマースで展開するWRBYがNY証券取引所に直接上昇しました。

〇アプライドUV(AUVI) +8.37%

消毒装置や減菌製品を提供しているAUVIは、KESサイエンスとJJSテクノロジーズの買収が完了したと発表。

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【ECBフォーラムとインフレ懸念】

29日開催された欧州中央銀行の金融シンポジウムで、

米英欧の中銀トップが、インフレが長期間高止まりする恐れがあるという認識を示しました。

パウエル議長は「ボトルネックやサプライチェーンの問題が改善していないのはいら立たしい」とし

「おそらく来年も続く見通しで、インフレが予想以上長期間、高止まりする可能性がある」と発言。

ただ、3中銀トップはいずれもインフレ急上昇が一過性で、来年には物価の伸びが鈍化し、

中銀の目標かそれを下回る水準に戻るという慎重ながらも楽観的な見通しを維持しました。

FRB二大責務の「緊張」解消が最大の課題=パウエル議長
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は29日、欧州中央銀行(ECB)がオンライン形式で主催した金融シンポジウム「ECBフォーラム」で、高インフレと高止まりする失業率との間の「緊張」の解決がFRBが直面する喫緊の課題になっているとし、FRBが担う2つの責務は潜在的に相反しているとの認識を示した。

各中銀はインフレ上昇は一時的との認識を示していますが、供給のボトルネックからのインフレ上昇は想定以上に長引くのではとの見方も強まっており、

投資家の一部は中銀の金融政策の早期引き締めによる株式市場への影響を警戒しています。

また、米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、FRBは年末までに資産買い入れペースの縮小を開始することが可能だが、利上げにはまだ長い道のりがあると述べています。

【8月の米中古住宅販売仮契約指数】

結果 8.1% 予想 1.3% 前回 -2.0% (前月比)

住宅市場の先行指標となる中古住宅販売仮契約指数は1月以来の高水準を付けました。

上昇は3カ月ぶりとなります。

ただ前年同期比では-8.3%と供給不足で価格が高どまりするなか、米住宅市場の勢いは失速しつつあるとの見方もあります。

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【その他 まとめ】

ナスダックやグロース株は後半失速しましたが、全体的には反発。

過去1週間で急上昇し、テクノロジー株を中心に市場の重荷となっていた債券利回りはやや落ち着きました。

米連邦債務の上限が引き上げられない場合には市場に衝撃が及ぶとして、投資家・トレーダーらは警戒を続けています。
債務上限が10月18日までに引き上げられなければ、米国は「金融危機と景気後退に直面する可能性が高い」とイエレン財務長官は述べています。

FRBは、インフレ率の上昇は一時的なものであり、経済の回復に結びつくだろうと述べていますが、

シャーウィン・ウィリアムズ社などインフレによるコストの上昇が長引くのでは。と予想する企業も増えてきています。

【感想】

9月のS&P500は現在まで約3.6%の下落となっています。

これは、あまり気にする数字ではないかと思います。

投資家は、9月の大半をデルタ株や中国、テーパリング、その他様々な経済指標の検討に多くの時間を費やしてきました。

そんななか、昨日チャールズ・シュワブのトレーディング&デリバティブ部門の副社長、ランディ・フレデリック氏は、

「インフレと金利のどちらがより大きな懸念材料であるかという綱引きのようなものだ。今日の動きを見る限り、我々には分からない」とコメントしています。

プロ中のプロでも判断に迷う状況にある市場で、自分の中の勝手な判断で安易に物事を決めつけるのは少し危ういと思います。

何がわかって、何がわからないの、「予想と事実」とを明確に区別し、「わからないことはわからない」と一旦認めた上で、どうするのかを考える事が大切だと思います。

いろいろな投資戦略や考え方があると思いますが、

S&P500等に長期投資する方にとっては、市場分析や予想に時間を割いたり、議論を交わすよりももっと大切な事があります。

それは航路を守る事。そして自分のコントロールできる事に注力することです。

市場や株価はやや荒れ気味ですが、規律を守り、自分にできるとこを淡々と継続していきましょう。

お読みいただきありがとうございました。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【ダウとS&P500は反発】ハイテク株は売られるもディフェンシブ銘柄が下支え。パウエル議長の発言と債務上限問題がネックか

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