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【5月3日 米国株式市場】
ダウ 38,675 +1.18%
S&P500 5,127 +1.26%
ナスダック 16,156 +1.99%
米国株式市場は上昇。S&P500は2月以来の大幅高となりました。
取引開始前の米雇用統計を受けて買いが強まった他、決算を公表したアップルが大きく買われたことも追い風となりました。
ラッセル2000も+0.97%と小型株も上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も+0.89%と上昇しました。
米10年債利回りは4.504%。‐0.067と低下。
VIX指数は13.49。‐8.11%と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 152.89 ‐0.48%
NY原油 77.99 ‐1.22%
NY金 2,303 ‐0.00%
4月の米雇用統計が市場予想を下回ったことから、早期の利下げ観測が広がりドルは下落。一時151円台を付ける場面もありました。
原油先は5日続落。週中東の地政学的リスクが若干低下した兆しを受け、間ベースで2月以来の大幅安となりました。金は小簿横ばい。
ビットコインは62,465ドル。+5.75%と上昇しました。
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【S&P500マップ】
全11セクターが上昇。特にアップルが5%上昇しテクノロジーセクターを牽引しました。
【スタイルボックス】
全てのカテゴリーが上昇。特にグロース株や小型株が上昇しました。
【個別株】
決算を受け大幅高。決算以上に、肥満治療の治験薬「マリタイド」の初期試験結果に非常に勇気づけられたとのブラットレイCEOのコメントが好感されました。
ブラットレイと聞くと錬金術師を思い出すのは私だけでしょうか。
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「雇用統計」
「雇用」は「インフレ」と共にFRBの重要な使命の一つです(なぜか日銀は雇用の数字を載せませんが)。
労働市場の軟化は「インフレの抑制」や「利下げ」に繋がるので、株式市場はポジティブな反応を示しました。短期金融市場では昨日よりも金利の予想曲線が左型にシフトしました。
今回の結果は、堅調なペースで拡大していた米経済がいくらか勢いを失い始めていることを示唆する内容となりました。
FRBが高い水準の金利を維持していることの影響が米経済にも出始めている可能性があります。「悪い雇用指標や経済指標」は利下げの圧力になります。今のところ利下げを望む株式市場にとっては「悪い経済指標」は良い材料として捉えられているようです。
悪い経済指標で株価が下がれば、景気後退の懸念再燃とメディアは騒ぐでしょう。結局、株価を見て後付けで理由をこじつけてるだけかもしれませんが(笑)
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【まとめ】
米国株式市場は上昇。
インフレの再燃や景気の過熱への懸念が和らぎ、利下げへの期待がやや復活しました。雇用市場の鈍化は、FRBが年後半に利下げに踏み切る可能性を支援します。
パウエル議長は今週のFOMCで「失業率が上昇した場合、行動を起こす用意がある」「労働市場が予想外に弱まった場合にも対応する用意がある」と語っていましたが、今回の雇用統計は正にそれに刺さる内容となりました。
またシカゴ連銀のグールズビー総裁は、「このような雇用統計が増えれば、景気が過熱していないという安心感が得られる」との考えを表明。
ボウマンFRB理事も、「インフレ率はしばらくの間高止まりする可能性が高いが、金利を現在の水準で維持してもいずれは減速する」と述べ、利上げやタカ派姿勢の警戒感をやわらげました。
元米国務長官の方の(コリン)パウエル氏の「なにごとも思っているより悪くない」ではありませんが、一般的に、メディアや解説者が騒ぐほど「何事も良くもなく悪くもない」というのが金融市場に対する情報と向き合うための基本だと私は思っています。
彼らは事実と予想と彼ら自身の希望(ポディショントーク)を混ぜたうえに増幅して発信する装置なわけです。質の悪いことに、本当に肝心なやばい時やブームの渦中で、後追いで報道して更に混乱を加速させます(笑)。
米国株式市場の割高感、(今外国に投資をするうえでの)為替の不利感などを指摘する声もあります。し、それらは確かに一部事実ではあります。しかし、過度に騒ぐほどかというとそうでもないように私は思います。
メディアや周囲が騒ごうとも、私は基本に忠実に、いつも通り投資を続けていきたいと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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