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https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2009/11/news032.htmlより引用
Apple、Amazon、Microsoft、Google、Facebook(「ビッグファイブ」)は、過去10年間で素晴らしいリターンを生み出しました。
しかし、この5社を除いたMSCI・US指数を見ると、そのファンダメンタルズ的リターン(投機的リターンを除くリターン、配当や利益成長など)は、過去10年間で年率4.2%にすぎませんでした。
とはいえ、この4.2%という数字は、過去の米国株式市場の水準でみると普通の水準です。
決して悪いとは言えません。
https://livedoor.blogcms.jp/blog/sp500ne/article/edit?id=30323930
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【日本株式市場=SP495であれば、S&P500投資家は・・・】
日本企業(MSCI・JAPAN)のファンダメンタルズリターンはここ10年で改善されてきており、ここ数年は(SP5を含む)MSCI・USと同レベルの成長を見せていました。
しかし、株価はイマイチでした。
こうやって「企業のファンダメンタルズ」を見ると、TOPIXとS&P495のリターンが同じくらいだったのは納得感があるどころか、
SP5を含むMSCI・USクラスのリターンでもおかしくはなかったとも思うくらいです。
実際米国株式市場のリターンのほとんどはバリュエーションの拡大によってもたらされました。
日本株にはこれがあまりありませんでした。
つまり、私のようなS&P500投資家は、
日本株式と「同等のファンダメンタルズ」と「過去のリターン」と「同等の価値を持つかもしれない」SP495に対して、3割も高い価格を支払っていたともいえるわけです。
元バフェット・グレアム式バリュー投資家の私としては頭がくらくらするくらい皮肉な話です(笑)。
【陽キャを過大評価したくなるバイアスに気をつけろ】
一般的に、米国最強とか日本は衰退するみたいな物語が広く信じられているため、行動経済学的な意味で、投資家の行動をそれぞれの方向に必要以上に株価を引っ張っているのかもしれません(個人の感想です)。
会社に例えると、能力がない平凡だと思われている社員がちょっとがんばっても、周囲に気にもとめられず、正しく評価されないうえ、昔の印象で古いミスを未だに言われる。
みんなに人気の陽キャ社員が結果を出したら、実際の結果以上に目立ち、話題になり、上司に評価される。といった感じでしょうか(笑)
そして、たいていの人間や投資家は見た目と評判のよい陽キャに弱い(笑)
短期的には物語の力は市場を支配しますし、資産クラスのミスプライシングが是正されるのは通常かなりの時間を要しますが、
長期的には価格は企業のファンダメンタルズに基づくものへと収束していきます。
同じ能力なら、割高で買うよりは割安で買う方が長期的には成功する可能性が高くなります。
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【結論】
企業の本質的価値(ファンダメンタルズ)やバリュエーションを見ると、
①米国株式市場は割高。②日本株式市場は割安。③もしくはその両方、だったとしても私は何も驚きません。
今後10年、日本株がアウトパフォーマンスしても、逆に永遠のバリュー株だったとしても私は驚きません。
投資理論でいうと、どちらが良いかわからないときは両方に分散投資をするのがよいとされています。
が、どういう判断するかは皆様の自由だと思います。
日本株や米国株の未来がどうなるかもわかりませんが、少なくともよく耳にする物語やストーリーではなく、数字に基づいて判断することが大切だと思います。
株式市場や経済は複雑系なので、数字で全てを表すことは難しいのですが、それでも、自分勝手な印象で判断するよりははるかにマシだと思います。
世界は変化します。もし、未来を予想して投資をするのであれば、柔軟性を忘れずに頭を柔らかくして投資をすることが大切だと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【S&P500】S&P495はTOPIXと同レベル。ならなぜ3割も割安な日本株を買えとならないのか?(笑)