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【8月1日 米国株式市場】
ダウ 40,347 ‐1.21%
S&P500 5,446 -1.37%
ナスダック 17,194 ‐2.30%
ダウ、S&P500、ナスダック、ラッセル2000など米主要株価指数は揃って下落。逃避先として米国債が買われ、10年債は4%を割り込む展開となりました。
この日発表の一連の経済指標で、米国の景気が減速している可能性が示されたことが重しとなり、資産クラスやセクター間のローテーションが進みました。
ISM製造業景気指数が予想を下回り8カ月ぶりの低水準となった他、米新規失業保険申請件数が予想を上回り、ほぼ1年ぶりの水準に悪化。労働市場の減速を示唆したことも圧力となりました。
ラッセル2000は‐3.03%と小型株も大きく下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐2.26%と下落しました。
米10年債利回りは3.978%。‐0.127と米国債利回りは低下(債券は上昇)
VIX指数は18.59。+13.63%と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 149.36
NY原油 76.93 ‐1.26%
NY金 2,443 ‐0.18%
ドル円は149円台前半。原油と金も下落しました。
ビットコインは65,025。+0.64%と小幅に上昇しました。
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公益、不動産、生活必需品など5セクターが上昇。テクロノジーが大きく下落した他、エネルギーや通信なども2%以上下落しました。
【スタイルボックス】
全てのカテゴリーが下落。特にグロース株や小型株が売られました。
【個別株】
半導体設計の英アーム‐15.72%と決算を受け大幅安。第2四半期の1株利益の見通しが予想を下回ったことや、上振れが期待されていた通期の売上高見通しを据え置いたことが嫌気されている
携帯用半導体のクアルコムがも‐9.37%と決算を受け下落。予想を上回る好調な決算ではあったが、スマホ市場の回復ペースが期待よりも鈍いとの評価も。
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【経済指標】
7月米国 ISM製造業景況指数 結果46.8(予想 48.8・前回 48.5)
・支払価格 52.9(予想 51.8・前回 52.1)
7月のISM製造業景況感指数は節目の50を下回り製造業の縮小を示唆。予想、前回を下回り8カ月ぶりの低水準となりました。
7月米国 製造業PMI 49.6(予想 49.6・前回 49.5)
新規失業保険申請件数 (7/27までの週)24.9万件(予想 23.6万件・前回 23.5万件)
新規失業保険申請件数、継続受給者数ともに増加。前回、予想よりも増加し、労働市場の軟化を示唆しました。
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【まとめ】
米経済指標は景気や労働市場の緩みを示唆。株式市場ではグロース株や半導体から、ディフェンシブなセクターや米国株へのローテーションが見られました。
景気の悪化や労働市場の緩みは利下げを正当化する材料となることもあり、短期金融市場では年内3回の利下げを織り込む動きが出ていますが、今日の所は調整や景気後退の懸念が利下げ期待に押し勝ちました。
S&P500は過去一カ月で‐0.45%、QQQは過去一カ月で‐4.62%と下落していますが、例えばVTV(バンガードバリュー株ETF)は過去一カ月で+4.04%と上昇しており、セクター/スタイル間のローテーションがこの一カ月で進んだことがわかります。
今後、株式市場が更に下落してグロース株や半導体株の割高感が解消されたり、円高が進めば、新しく資金を投じるうえで旨味がでてくるといいますか、円安や割高圏で嫌々投資をするよりも私は好きです。
所謂夏枯れ相場ではありませんが、良い相場に慣れ切った方や早くお金持ちになりたい方にはやきもきする状態が続くかもしれません。
長期投資、インデックス投資をされている方は長期的な視点を維持し、自身のできることに注力しながら航路を守りいつも通りの投資を続けていきましょう。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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