【決算シーズンスタート】S&P500は8割の銘柄が上昇。PPI・ミシガン大指数を消化。金融市場は利下げを織り込む【セクターローテーション続く】

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【7月12日 米国株式市場】

ダウ    40,000 +0.62%
S&P500     5,615 +0.55%
ナスダック 18,398 +0.63%

ダウは3日続伸し4万ドルを回復。S&P500は約8割の銘柄が上昇。Nasdaqも上昇しました。

米生産者物価指数(PPI)が若干予想を上回る伸びとなったものの、前日に引き続き利下げへの期待が株式市場を支えました。

米大手銀行を皮切りに決算シーズンがスタート。まちまちな内容となりましたが、ウェルズファーゴなど、大手銀行株は下落しました。

ラッセル2000は+1.09%と小型株は上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+0.87%と上昇しました。

米10年債利回りは4.191%。‐0.002とほぼ横ばい。

VIX指数は12.46。‐3.56%と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  157.87 ‐0.59%
NY原油  82.18 ‐0.53%
NY金   2,411 ‐0.13%

ドル円は157円台後半。ブルームバーグは「日本の通貨当局は11日の外国為替市場で約3.5兆円の円買い介入を実施したと推定される」と政府・日銀の為替介入の可能性を報じています。

米原油先物は需要先行きを巡る懸念がくすぶり3日ぶりに反落。金も4営業日ぶりに小反落しました。

ビットコインは57,567ドル。+0.40%と上昇しました。

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【S&P500マップ】
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【セクター】
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前日はIT・ハイテク株に利益確定売りが強まっていた一方、これまで出遅れ感が出ていた金利に敏感な産業や住宅、不動産、公益などが上昇し、セクターローテーションの動きが見られましたが、本日もその流れが続きました。

まちまちの決算を発表した大手銀行株は振るわず。米金融大手JPモルガン・チェースは1.2%、ウェルズ・ファーゴは6%、シティグループは1.8%、下落しました。

【スタイルボックス】
スクリーンショット 2024-07-13 063928

すべてのカテゴリーが小幅に上昇しました。

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【経済指標】

〇PPI 前月比
結果:+0.2% 予想:+0.1% 前回 ‐0.2%

〇PPI 前年比
結果:+2.6% 予想:+2.3% 前回 2.2%

〇コアPPI 前月比

結果:+0.4% 予想:+0.2% 前回 0.0%

〇コアPPI 前年比
結果:+3.0% 予想:+2.5% 前回 +2.3%

米労働省が12日発表した6月の卸売物価指数(PPI)は前月比+0.2上昇と市場予想+0.1%を若干上回りました。主にサービス価格が上昇しました。

ただ金融市場の反応は限定的で、米連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げを開始するとの見方はほぼ変わりませんでした。

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市場は9月の利下げを完全に織り込んでおり、場合によっては年内2~3回の利下げの可能性も織り込みつつある状況

〇ミシガン大学消費者態度指数
結果:66.0 予想:68.5 前回:68.2
期待インフレ率 1年
結果:+2.9% 予想:+2.9% 前回:+3.0%
期待インフレ率 5-10年
結果:+2.9% 予想:+3.0% 前回:+3.0%

米ミシガン大学が発表した7月の消費者信頼感指数(速報値)は66.0と、前月の68.2(確報値)から低下しました。1年先と5年先のインフレ期待は、いずれも2.9%と、前月の3.0%から低下しました。

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【まとめ】

S&P500とダウは取引時間中の史上最高値を更新。小型株も続伸しました。

前日のCPIを受けてFRBが9月に利下げに踏み切るとの見方が強まりました。

今日はPPIが予想を上回る伸びとなり、ミシガン大学景況感指数は予想よりやや弱い内容となりましたが、金融市場の反応は限定的で前日からの動きが続きました。

今日から大手銀行を皮切りに決算シーズンがスタートしましたが、内容はまちまちで銀行株はいったん下落しました。今回の決算シーズンは期待が高めとなっていますから、その高いハードルをクリアできるか注目が集まっています。

為替に関しては日銀の介入の可能性も指摘されていますが、教科書通り、利下げの期待と共に円が上昇し157円台となりました。

ここ1年くらい、新NISAが…国力が…ハイパーインフレが…1ドル200円に…などといろいろなことを言う人たちがいましたが、現状、経済学や金融の基本通りの展開へと向かっています。

あまりそういう謎理論、極端理論、とんでも理論、独自理論的なことをいうインフルエンサーのいうことを真に受けないようにしましょう。

今後金利が下がれば、米企業の株価が上昇する可能性はありますが、為替によって、下落のダメージが軽減された一昨年とは逆に、上昇の恩恵が為替で相殺される展開となるかもしれません。

また、実際に利下げとなれば一時的に利確売りが出る可能性もありますし、企業業績や景気が悪化していき割高な株価を正当化できず、利下げしてるのに思ったより株価が伸びないといった展開もありえます。

油断したり、楽観主義に陥らないよう気を付けましょう。

とはいえ、一時期より海外に投資しやすくなると思われますし、20年、30年という長期株式投資のリターンにおいて為替の影響はそう大きくありませんから、私は特に気にすることなくいつもどおり投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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